5色デッキ
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2010年1月6日 (水) 15:02時点における版
5色デッキ(5-Colored Decks)とは、5色全てのカードを使って構築されたデッキのこと。
目次 |
概要
全ての色を使うので、各色のパワーカードを使うことができる。さらに、各色の色の役割を扱えるため、あらゆることに対応が可能である。
当然ながら色配分が最も難しく、ちょっとしたことで色事故に陥ってしまう。そのため、砕土/Harrowなどの土地を揃える呪文や強力な多色地形が存在するような環境でなければ構築は難しい。
5色デッキが活躍した時期としては、知られざる楽園/Undiscovered Paradise、宝石鉱山/Gemstone Mineなどの優れた5色地形が多数存在したミラージュ・ブロック期や、強力な所有地カードとマルチカラーカードが多数存在したインベイジョン・ブロック期が有名である。
近年ではフェッチランドとショックランド・デュアルランドの組み合わせにより、エクステンデッドやエターナルでも見られるようになってきた。
アラーラの断片ブロック構築
残酷な根本原理/Cruel Ultimatumをエンドカードに据えた5色残酷コントロールが存在。 特に続唱のアドバンテージエンジンを搭載した5色続唱コントロールがアラーラの断片ブロック構築のメタの一角をなした。
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
また、ビートダウンに寄せた形の5色デッキも存在する。
クリーチャー — スペクター(Specter)
飛行
セドラクシスの死霊がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
蘇生(1)(黒)((1)(黒):このカードを戦場に戻す。そのクリーチャーは速攻を得る。次のターン終了ステップの開始時か、それが戦場を離れる場合に、それを追放する。蘇生はソーサリーとしてのみ行う。)
同環境のジャンドアグロをベースにナヤ/Nayaやグリクシス/Grixisのパワーカードを詰め込んだグッドスタッフデッキで、血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfの続唱から長毛のソクター/Woolly Thoctarやセドラクシスの死霊/Sedraxis Specterなどにつないでゆく。
5色のマナ基盤はタップイントライランドにより補うことができる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーホノルル09 ベスト4(参考)
- 使用者:Conley Woods
- フォーマット
5-Color-Aggro [1] | |||||||||||||||||||||
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- WotCの特集記事「Video Deck Tech: Five-Color Aggro with Conley Woods」も参照のこと。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
反射池/Reflecting Poolとヴィヴィッドランドなどの多色地形を多用したコントロールデッキであるクイックントーストが登場。
土地
鮮烈な小川は、その上に蓄積(charge)カウンターが2個置かれた状態で、タップ状態で戦場に出る。
(T):(青)を加える。
(T),鮮烈な小川から蓄積カウンターを1個取り除く:好きな色1色のマナ1点を加える。
多色地形によって構成されたマナ基盤からパワーカードを繰り出す。
アラーラの断片ブロック参入後は残酷な根本原理/Cruel Ultimatumを活かした5色残酷コントロールと呼ばれるものが主流になった。
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、カードを3枚捨て、その後5点のライフを失う。あなたはあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に戻し、カードを3枚引き、その後5点のライフを得る。
インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロックの所有地カードをメインとしたドメインが登場。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから、基本土地カードを最大2枚まで探し、それらを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
ソーサリー
版図 ― あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプ1種につき、飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークンを1体生成する。
不屈の自然/Rampant Growthや砕土/Harrowで各種基本土地を集めて所有地カードを使用する。
詳細はドメインのページを参照のこと。
テンペスト・ブロック期
初期のものは自然の秩序/Natural Orderと生ける屍/Living Deathを核としたナチュラルデスと呼ばれるタイプだった。
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、緑のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
エクソダスで超強力エンチャント・適者生存/Survival of the Fittestと繰り返す悪夢/Recurring Nightmareが登場すると、この2枚を組み合わせたナイトメア・サバイバルが登場、世界選手権98を制した。
エンチャント
(緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
エンチャント
クリーチャーを1体生け贄に捧げる,繰り返す悪夢をオーナーの手札に戻す:あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。
繰り返す悪夢が禁止された後は、生ける屍/Living Deathで代用したサバイバル・デスとして生き延びた。
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。
ミラージュ・ブロック期
ビジョンズで知られざる楽園/Undiscovered Paradise、ウェザーライトで宝石鉱山/Gemstone Mineという強力な5色地形を獲得。
土地
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。あなたの次のアンタップ・ステップに、あなたがあなたのパーマネントをアンタップするに際し、知られざる楽園をオーナーの手札に戻す。
土地
宝石鉱山は、その上に採掘(mining)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
(T),宝石鉱山から採掘カウンターを1個取り除く:好きな色1色のマナ1点を加える。宝石鉱山の上に採掘カウンターが1個も置かれていないなら、宝石鉱山を生け贄に捧げる。
エクステンデッド(ラヴニカ・ブロック参入後)
ラヴニカ・ブロック参入後のエクステンデッドでも、ショックランドとフェッチランドを組み合わせたデッキがいくつも生み出された。
初期には、ドメインにけちな贈り物/Gifts Ungivenをサーチ&アドバンテージ用に採用したけちドメインが登場。
インスタント
対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーから異なる名前のカードを最大4枚まで探し、それらを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードから2枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの墓地に置き、残りをあなたの手札に加える。その後ライブラリーを切り直す。
また、部族の炎/Tribal Flamesやガイアの力/Gaea's Mightを使用した高速ビートダウン・アグロドメインも登場した。
ソーサリー
版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
インスタント
版図 ― クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それはあなたがコントロールしている土地の中の基本土地タイプ1種類につき+1/+1の修整を受ける。
エクステンデッド(デュアルランド期)
古いエクステンデッドではデュアルランドが使用可能だったため、容易に5色デッキを組むことができた。
エンチャント
(緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたの墓地にあるゴブリンの太守スクイーをあなたの手札に戻してもよい。
1/1適者生存/Survival of the Fittestをキーカードとしたサバイバル系デッキが主流。ナイトメア・サバイバルやトレードウィンド・サバイバルなどが活躍した。後に適者生存/Survival of the Fittestは禁止カードに指定され、これらのデッキは消滅した。
ほかにも青を中心としたパーミッションデッキ(5CU)なども存在した。
レガシー
フェッチランドとデュアルランドの組み合わせでレガシーでも活躍している。
旧エクステンデッドと同様ATSやナイトメア・サバイバルなどのサバイバル系デッキが主流。しかし神河救済で真髄の針/Pithing Needleが登場した後は、これらのデッキは若干押され気味になっている。
ヴィンテージ
ヴィンテージには4CCとよばれるコントロールデッキが存在する。
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
詳細は4CCを参照のこと。
代表的なデッキ
- コントロール
- 5CG(ミラージュ~テンペスト期)
- D5C
- nWo
- トレードウィンド・サバイバル
- ドメイン
- 4CC
- クイックントースト
- 5色残酷コントロール