知識鱗のコアトル/Lorescale Coatl

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2023年11月5日 (日) 23:25時点における版

カードを引くごとに+1/+1カウンターが置かれる緑青の蛇。

そのままでも自分のドロー・ステップごとに+1/+1ずつ強化できるが、構築ではやや悠長なので何らかのギミックを組みたいところ。幸いにも青と緑はドローに長けている色なので、ドロー呪文などで補助して能動的に大きくすることが可能。呪文を使うごとに強化される様はかつてのクウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadを彷彿とさせる。

リミテッドでは基本性能だけで充分。次のターンに3/3が約束されている上、どんどん大きくなっていくこれは、対戦相手にとっては早めに対処したいクリーチャーと言える。

• アラーラの断片ブロック期のスタンダード内では精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorとの相性が抜群。毎ターン+4/+4できる。また、色の組み合わせは異なるが、同じアラーラの断片ブロックの徹底した天啓/Drastic Revelationを使えば一気に+7/+7できる。
• エターナルフォーマットでは渦まく知識/Brainstormと相性が良い。渦まく知識が制限されていないレガシーでは、すばやくサイズアップを狙うことができる。クウィリーオンのドライアドよりも強化効率が良いため、実際に取って代わる場合もある。
• 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top2枚をライブラリーの一番上に「出し入れ」することで、マナの分だけ強化できる。1枚だけでも、毎ターン1マナでさらに+1/+1できる。
• 無限ドローと組み合わせればライブラリーの枚数分大きくなれる。
• +1/+1カウンターを参照するカードとの組み合わせも良い。たとえば寓話の賢人/Sage of Fablesと組み合わせれば、サイズはそのままにマナの分だけカードを引ける。

オラクルの変遷

• 初出時のルール文章は+1/+1カウンターを「置いてもよい/may put」という選択式だったが、基本セット2021に再録された際にオラクルが変更され、必ず置くようになった。アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateと同様の変更である。

関連カード

サイクル

基本セット2021のアンコモンの2色クリーチャーサイクル。実験的過負荷/Experimental Overloadのみクリーチャー・トークンを生成するソーサリー。

• 天球の見張り/Watcher of the Spheres（白青）
• 耽溺する貴族階級/Indulging Patrician（白黒）
• 偏執的な縫い師/Obsessive Stitcher（青黒）
• 実験的過負荷/Experimental Overload（青赤）
• 凶兆艦隊の戦争屋/Dire Fleet Warmonger（黒赤）
• 双刃の暗殺者/Twinblade Assassins（黒緑）
• 枝葉族の報復者/Leafkin Avenger（赤緑）
• 高山の犬師/Alpine Houndmaster（赤白）
• 議事会の導師/Conclave Mentor（緑白）
• 知識鱗のコアトル/Lorescale Coatl（緑青）

類似カード

• 地割れ潜み/Chasm Skulker - (2)(青)1/1。死亡時に+1/+1カウンターと同数の1/1島渡りトークンを生成。（基本セット2015）
• 空想の友人、トゥーシー/Toothy, Imaginary Friend - (3)(青)1/1。戦場を離れたとき、+1/+1カウンターと同枚数ドロー。（バトルボンド）
• 夢吸いイカ/Oneirophage - (3)(青)1/2飛行。（モダンホライゾン）
• ジェイスの投影/Jace's Projection - (2)(青)(青)2/2。起動コスト(3)(青)でジェイスに忠誠カウンターを1つ置く。（灯争大戦）
• 秘儀の策士、ジェイス/Jace, Arcane Strategist - (4)(青)(青)プレインズウォーカーの常在型能力。対象のクリーチャーに置く。そのターン中の2枚目のドローでしか誘発しない。（灯争大戦）
  • フェアリーの荒らし屋/Faerie Vandal - (1)(青)1/2飛行瞬速。そのターン中の2枚目のドローでしか誘発しない。（エルドレインの王権）
  • ラト＝ナムの達人/Lat-Nam Adept - (3)(青)3/3。そのターン中の2枚目のドローでしか誘発しない。（兄弟戦争）
  • 飛行機械の整備士/Thopter Mechanic - (1)(青)2/1。そのターン中の2枚目のドローでしか誘発しない。死亡時に1/1飛行トークンを生成。（兄弟戦争）
  • 喉鳴らしの選定者/Gurgling Anointer - (2)(黒)1/3飛行。そのターン中の2枚目のドローでしか誘発しない。死亡時に自身のパワーよりマナ総量が小さいクリーチャーを戦場に戻す。（兄弟戦争）
  • ドル・アムロスの騎士/Knights of Dol Amroth - ラト＝ナムの達人の同型再版。（指輪物語：中つ国の伝承）
  • オスギリアスの壮士/Stalwarts of Osgiliath - (4)(白)4/3。そのターン中の2枚目のドローでしか誘発しない。ETB時に指輪があなたを誘惑する。（指輪物語：中つ国の伝承）
• 水底のクラーケン/Nadir Kraken - (1)(青)(青)2/3。ただし、そのたびに(1)支払う必要がある。1/1トークンも生成。（テーロス還魂記）
• 空鮫、シャーブラズ/Shabraz, the Skyshark - (3)(白)(青)3/3飛行。1点のライフも得る。起動コスト(青/白)で対象の人間に飛行を付与。（統率者2020）
• ウィザード・クラス/Wizard Class - (青)クラス・エンチャントのレベル3時の能力。対象のクリーチャーに置く。（フォーゴトン・レルム探訪）
• 時間の旅人、テフェリー/Teferi, Temporal Pilgrim - (3)(青)(青)プレインズウォーカーの-2忠誠度能力で生成される2/2警戒トークン。自身もドローのたび忠誠カウンターを得る。（兄弟戦争）
• ヴォーデイリアの波の騎士/Vodalian Wave-Knight - (2)(白)(青)3/3。これ自身でなく他の各マーフォークか騎士に乗る。（機械兵団の進軍統率者デッキ）

修整がそのターン中までしか続かないものには預言者の杖/Diviner's Wand、夢さらい/Dream Trawler、節くれ拳の樫/Burlfist Oakが、逆に+1/+1カウンターが乗るたびにドローするカードに水深の魔道士/Fathom Mage、水底の生術師/Benthic Biomancer、薄暮軍団の決闘者/Dusk Legion Duelist、ダニー・ピンク/Danny Pinkがある。

ストーリー

知識鱗のコアトル/Lorescale Coatlはナヤ/Nayaの大蛇であるコアトルの一種。ヴィダルケンの異端者/Vedalken Hereticと一緒にいる姿を見かけられる。（→Choices in the New Alara、A Vedalken in Alara、Gold Records参照）

参考

• コアトル（カード名百科事典）
• カード個別評価：アラーラ再誕 - アンコモン
• カード個別評価：基本セット2021 - アンコモン
• カード個別評価：マスターズ25th - アンコモン
• カード個別評価：モダンマスターズ2015 - アンコモン