タルモゴイフ/Tarmogoyf
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*この[[カード]]は[[タイムシフト#未来予知のタイムシフト|フューチャーシフト]]として収録された。それは、[[注釈文]]に、[[未来予知]]が発売された時点では存在しなかった[[カード・タイプ]]である[[プレインズウォーカー]](初出は[[ローウィン]])の名が記されていたためである。しかし現在の[[オラクル]]では、カード・タイプに関する注釈文を持つ他のカード同様、注釈文自体が削除されている。 | *この[[カード]]は[[タイムシフト#未来予知のタイムシフト|フューチャーシフト]]として収録された。それは、[[注釈文]]に、[[未来予知]]が発売された時点では存在しなかった[[カード・タイプ]]である[[プレインズウォーカー]](初出は[[ローウィン]])の名が記されていたためである。しかし現在の[[オラクル]]では、カード・タイプに関する注釈文を持つ他のカード同様、注釈文自体が削除されている。 | ||
*「タルモ(Tarmo)」というのは、フィンランド語で「力」という意味。 | *「タルモ(Tarmo)」というのは、フィンランド語で「力」という意味。 | ||
− | *[[サイズ]]を決定する方法が変則的であるため混乱を招きやすいが、[[墓地]]に置かれる頻度の高いものからAグループ「[[クリーチャー]]、[[インスタント]]、[[ソーサリー]]、[[土地]]」、Bグループ「[[アーティファクト]]、[[エンチャント]]」、Cグループ「[[部族]]、[[プレインズウォーカー]]」の3つに分類し、「[[P/T]]=(A+B+C)/(A+B+C)+ | + | *[[サイズ]]を決定する方法が変則的であるため混乱を招きやすいが、[[墓地]]に置かれる頻度の高いものからAグループ「[[クリーチャー]]、[[インスタント]]、[[ソーサリー]]、[[土地]]」、Bグループ「[[アーティファクト]]、[[エンチャント]]」、Cグループ「[[部族]]、[[プレインズウォーカー]]」の3つに分類し、「[[P/T]]=(A+B+C)/(A+B+C)+1」と考えると算出しやすいと考える人達もいるようだ。Aグループが墓地に置かれる頻度が突出して高いため、まずAグループのうち何種類が[[落ちる|落ち]]ているかを数え(上限4/5)、その後B、Cグループの数を加えるのが簡単らしい。この計算方法は俗に「タルモ算」と呼ばれる。 |
*上記の方法以外にも別にメモ用紙等を用意し、[[クリーチャー]]が墓地に落ちたのであれば[[クリーチャー]]と記し、現在墓地に何種類のカードが存在しているのかを分かるようにするのも有効な方法である。 | *上記の方法以外にも別にメモ用紙等を用意し、[[クリーチャー]]が墓地に落ちたのであれば[[クリーチャー]]と記し、現在墓地に何種類のカードが存在しているのかを分かるようにするのも有効な方法である。 | ||
2008年7月2日 (水) 16:27時点における版
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*未来予知で登場した緑のルアゴイフ。他のルアゴイフ同様、墓地にあるカードを参照するが、これはそのカード・タイプの数によってサイズが決定される。そのため、事実上無制限に強化できる他のルアゴイフとは異なり、サイズに限界(現在は8/9)が存在する。
登場した当初はあまり注目されていなかったが、トーナメントの結果などからそのコスト・パフォーマンスと汎用性の高さが広く認知されるようになり、現在(~モーニングタイド)ではフォーマットを問わず多くのデッキに投入されている。
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特徴
他のルアゴイフのように、特定のカード・タイプであるカードが何枚墓地にあるかを参照するわけではないため、相手のデッキを問わず、また特に自分のデッキ構成を工夫しなくても、ある程度サイズを上げることができる。当然、(墓地に落としやすいインスタントやソーサリーに加えて)パーマネントを効率よく墓地に置けるようにデッキ構成を工夫すれば、さらに強化の速度を上げることができる。
マナ・コストが低く、ゲームの極めて早い段階からプレイすることができる上、その能力によってターンが進行するにつれてサイズが上がるため、終盤になってもフィニッシャーとして使うことができ、腐ることが少ない。また色拘束が弱いためタッチでも使いやすく、実際、これを投入するためだけに「タッチ・タルモ」と称して緑にタッチするデッキも少なくない。
しかし、フェッチランドを使用出来ないスタンダードやブロック構築では、相手のデッキにも依存するとはいえ、ただデッキに入れるだけでは中途半端な大きさにしかならない事も多い。特にビートダウン同士の対決ではそれが顕著に見られる。
他のルアゴイフに比べて墓地対策に強いのも特徴である。すべての墓地を参照するためトーモッドの墓所/Tormod's Cryptなどの効果が低く、もし墓地にカードが無くなったとしてもタフネスが1残る。また、一時的に弱体化させられたとしても、その後、継続的に墓地のカードを消されない限りは、いずれ元のサイズに戻すことができる。
利用
スタンダード
コールドスナップ+時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期
ローウィンでプレインズウォーカーが登場したためサイズの限界が8/9に上がり、未来予知で登場した部族カードも大きく増加したことにより、さらにサイズを上げやすくなった。 当初は、クリーチャーデッキにおいて序盤サイズが上がりづらい事から2,3枚に抑えられる事も多かったが、近年では気にせず4枚投入される事が多い。
ラヴニカ・ブロック+コールドスナップ+時のらせんブロック期
小悪疫/Smallpoxとのシナジーを利用したタルモポックスで活躍。またグルール・ビートにこれを投入した物も登場するなど、幅広い活躍を見せた。
時のらせんブロック構築
緑白ゴイフがグランプリモントリオール07を制するなど、大きな存在感を見せた。
エクステンデッド、エターナル
フェッチランドが多用されるため、スタンダード以上に序盤からの強化を見込むことができ、非常に強力である。スタンダード同様、緑を含む多くのデッキに投入されている。
対抗策
上述の通り、他のルアゴイフに比べて墓地対策による対策はあまり効果的とはいえない。
コスト・パフォーマンスが高いとはいえ被覆などの特殊な能力を持っているわけではないので、恐怖/Terrorのような通常のクリーチャー対策が有効である。実際にレガシー等では、燻し/Smotherや不忠の糸/Threads of Disloyalty、さらには精神支配/Mind Harnessなども対策として使われた。
ただし、状況起因効果のチェックは呪文の解決後(呪文が墓地に置かれたあと)に行われるため、呪文や起動コストに生け贄を含む能力による火力を試みる場合には注意が必要である。例えば、墓地にインスタントが存在しないときに1/2のタルモゴイフを対象としてショック/Shockをプレイしても、状況起因効果がチェックされる段階でタルモゴイフのタフネスは3になっているため、破壊することができない。
また、消極的な対抗策としては、「自分のデッキにもタルモゴイフを投入する」というものが挙げられる。これは、能力の性質上、すべてのタルモゴイフのサイズが一致し、またパワーよりもタフネスの方が高いため、強化されたり自分のタルモゴイフが除去されたりしないかぎり、相手のタルモゴイフをブロックし続けることができるためである。
その他
- ルアゴイフの中で、本家ルアゴイフ/Lhurgoyf同様タフネスが「パワー+1」なのはこれだけ。
- 時のらせんブロック~ローウィン・ブロック期のスタンダードにおける強力な緑のカード群として、カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(モーニングタイド以前は獣群の呼び声/Call of the Herdであった)、野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerと合わせてTCGと呼ばれている。
- このカードはフューチャーシフトとして収録された。それは、注釈文に、未来予知が発売された時点では存在しなかったカード・タイプであるプレインズウォーカー(初出はローウィン)の名が記されていたためである。しかし現在のオラクルでは、カード・タイプに関する注釈文を持つ他のカード同様、注釈文自体が削除されている。
- 「タルモ(Tarmo)」というのは、フィンランド語で「力」という意味。
- サイズを決定する方法が変則的であるため混乱を招きやすいが、墓地に置かれる頻度の高いものからAグループ「クリーチャー、インスタント、ソーサリー、土地」、Bグループ「アーティファクト、エンチャント」、Cグループ「部族、プレインズウォーカー」の3つに分類し、「P/T=(A+B+C)/(A+B+C)+1」と考えると算出しやすいと考える人達もいるようだ。Aグループが墓地に置かれる頻度が突出して高いため、まずAグループのうち何種類が落ちているかを数え(上限4/5)、その後B、Cグループの数を加えるのが簡単らしい。この計算方法は俗に「タルモ算」と呼ばれる。
- 上記の方法以外にも別にメモ用紙等を用意し、クリーチャーが墓地に落ちたのであればクリーチャーと記し、現在墓地に何種類のカードが存在しているのかを分かるようにするのも有効な方法である。