アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemate

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これらの事情はカードの変更を早期に行う決定的要因となり、前述のとおり2019年1月のオラクル変更で「してもよい/may」が取り除かれ、カウンターを必ず置くように変更された。また、同時期に発表された[[チャレンジャーデッキ]]2019にも、アジャニの群れ仲間を新しいオラクルで収録することが発表となった。通常、チャレンジャーデッキのような小型特殊セットではオラクルの変更は行わず、また発売前にカードの変更を行うこともないが、この例外的な決定により[[紙]]でも新たなオラクルを広められ、デジタルプレイヤーにもより良いプレイ環境を提供できる機会となった。
 
これらの事情はカードの変更を早期に行う決定的要因となり、前述のとおり2019年1月のオラクル変更で「してもよい/may」が取り除かれ、カウンターを必ず置くように変更された。また、同時期に発表された[[チャレンジャーデッキ]]2019にも、アジャニの群れ仲間を新しいオラクルで収録することが発表となった。通常、チャレンジャーデッキのような小型特殊セットではオラクルの変更は行わず、また発売前にカードの変更を行うこともないが、この例外的な決定により[[紙]]でも新たなオラクルを広められ、デジタルプレイヤーにもより良いプレイ環境を提供できる機会となった。
  
しかし後日、この変更は実際には[[灯争大戦]]での再録に先駆けた決定であったことが明かされた<ref>実際にチャレンジャーデッキ2019が販売された際にも[[灯争大戦]]版のカードが先行で収録されただけであり、そのためチャレンジャーデッキ2019の中で唯一、灯争大戦の[[エキスパンション・シンボル]]を持つカードとなった。
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後日、この変更は実際には[[灯争大戦]]での再録に先駆けた決定であったことが明かされた<ref>実際にチャレンジャーデッキ2019が販売された際にも[[灯争大戦]]版のカードが先行で収録されただけであり、そのためチャレンジャーデッキ2019の中で唯一、灯争大戦の[[エキスパンション・シンボル]]を持つカードとなった。
 
</ref>。当時はまだ[[スポイラーリスト|収録カード]]公開前だったため、この変更の本当の理由は伏せられていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/war-games-2019-04-22 War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032410/ 大戦のゲーム]([[Making Magic]] [[2019年]]4月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。古いトーナメントポリシーの下で印刷された他のカードが[[再録]]される際にも機能的変更を行うかは熟慮され、今回のような早期更新は特例処理であるとコラムでは述べられている。
 
</ref>。当時はまだ[[スポイラーリスト|収録カード]]公開前だったため、この変更の本当の理由は伏せられていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/war-games-2019-04-22 War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032410/ 大戦のゲーム]([[Making Magic]] [[2019年]]4月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。古いトーナメントポリシーの下で印刷された他のカードが[[再録]]される際にも機能的変更を行うかは熟慮され、今回のような早期更新は特例処理であるとコラムでは述べられている。
  

2021年7月26日 (月) 12:09時点における版


Ajani's Pridemate / アジャニの群れ仲間 (1)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) 兵士(Soldier)

あなたがライフを得るたび、あなたはアジャニの群れ仲間の上に+1/+1カウンターを1個置く。

2/2

ライフ回復するたびに+1/+1カウンターが置かれる兵士

最低限サイズを持つ上に、回復手段があれば中盤以降も活躍を期待できる。絆魂を持つクリーチャーと組み合わせると強力。

基本セット2011登場時のスタンダードおよびモダンでは、セラの高位僧/Serra Ascendantとともにソウルシスターズの主力クリーチャーとして活躍した。またラヴニカのギルド期のスタンダードでは、軍団の上陸/Legion's Landingレオニンの先兵/Leonin Vanguard癒し手の鷹/Healer's Hawkの12体の1マナライフゲインクリーチャーによってアジャニの群れ仲間を主力とするタイプの白ウィニーが登場し、プロツアー「ラヴニカのギルド」では準優勝した。

  • 能力はライフを得るというイベント1回につき1回誘発する。ライフを何点得たのかは関係ない。ライフ#イベントも参照。
    • 2体の絆魂を持つクリーチャーがそれぞれ戦闘ダメージを与えたならば、ライフを得るイベントは2回発生している。
    • 1体の絆魂を持つクリーチャーがクリーチャー2体に戦闘ダメージを割り振った場合、ライフを得るイベントは1回しか発生していない。トランプルでも同様。
    • 土地縛りの儀式/Landbind Ritualのような「何か1つに付き○点のライフを得る」効果は、ライフを得るイベントは1回しか発生しない。

オラクルの変遷

基本セット2011での初出時以来、カウンターを「置いてもよい/may put」という選択式だったが、2019年1月のオラクル変更で必ず置くように変更された[1]

経緯

登場時のトーナメントポリシーでは、誘発型能力がコントローラーにとって有利かどうかに関わらず、誘発忘れを必ず警告と扱っており、複数の警告を出されるとマッチロスとなってしまう。この問題を回避するために、明確に有利な効果の誘発型能力は「忘れた」のではなく「行わないことを選択した」と取れるよう「してもよい/may」という書式で印刷され、アジャニの群れ仲間も同様に「置いてもよい/may put」と書かれていた。

2012年から2013年頃において、誘発忘れ周りの度重なるトーナメントポリシーの変更があり、基本的に忘れた誘発型能力は単に処理されないだけとなっため、有利な効果の誘発型能力は「してもよい/may」が書かれない強制的な書式が基本となる。一方で、アジャニの群れ仲間が基本セット2015および基本セット2019に再録された際は「置いてもよい/may put」の書式のままで印刷された。これは機能的変更は最小限にするオラクルの変更ポリシーによるものである。

しかしデジタルゲームにおいては、その仕様上「してもよい/may」の能力を解決する際に「拒否」か「実行」かを選択しなければならず、アジャニの群れ仲間の能力も同様に解決するたびにクリックしなければならない。特に基本セット2019の発売と同時期に公開ベータテストが始まったMagic: The Gathering Arenaでは、配布デッキの永遠の口渇/Eternal Thirstに含まれていることもあり、解決時の処理の煩わしさが話題に上がっていた。

これらの事情はカードの変更を早期に行う決定的要因となり、前述のとおり2019年1月のオラクル変更で「してもよい/may」が取り除かれ、カウンターを必ず置くように変更された。また、同時期に発表されたチャレンジャーデッキ2019にも、アジャニの群れ仲間を新しいオラクルで収録することが発表となった。通常、チャレンジャーデッキのような小型特殊セットではオラクルの変更は行わず、また発売前にカードの変更を行うこともないが、この例外的な決定によりでも新たなオラクルを広められ、デジタルプレイヤーにもより良いプレイ環境を提供できる機会となった。

後日、この変更は実際には灯争大戦での再録に先駆けた決定であったことが明かされた[2]。当時はまだ収録カード公開前だったため、この変更の本当の理由は伏せられていた[3]。古いトーナメントポリシーの下で印刷された他のカードが再録される際にも機能的変更を行うかは熟慮され、今回のような早期更新は特例処理であるとコラムでは述べられている。

関連カード

サイクル

基本セット2011アンコモンプレインズウォーカー/Planeswalkerの名を冠する呪文サイクル。その名を持つプレインズウォーカー忠誠度能力、およびコモンのプレインズウォーカー呪文サイクルとシナジーを持つ。

類似カード

ライフ得ることを誘発条件として+1/+1カウンターを得るカード。特記しない限り、自身の上に置くクリーチャー。その他、誘発で+1/+1カウンターを得る類のカードはクウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadの項を参照。

脚注

  1. Ravnica Allegiance Oracle Changes(Daily MTG News 2019年1月22日)
  2. 実際にチャレンジャーデッキ2019が販売された際にも灯争大戦版のカードが先行で収録されただけであり、そのためチャレンジャーデッキ2019の中で唯一、灯争大戦のエキスパンション・シンボルを持つカードとなった。
  3. War Games/大戦のゲームMaking Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)
  4. The Tokens of Core Set 2020/『基本セット2020』のトークン(Card Preview 2019年6月20日 Chris Gleeson著)

参考

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