稲妻のらせん/Lightning Helix

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(関連カードの項目があるので亜種の過剰な解説は不要。戦導者のらせんのパワー調整に関しては戦導者のらせんのページに。)
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[[赤]]の得意な[[火力]]と、[[白]]の得意な[[ライフ]][[回復]]を合わせた、非常にシンプルな[[呪文]]。同一効果の5[[マナ]][[ソーサリー]]である[[本質の吸収/Essence Drain]]とは比べ物にならない。
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[[赤]]の得意な[[火力]]と、[[白]]の得意な[[ライフ]][[回復]]を合わせた、非常にシンプルな[[呪文]]。結果として[[]]に多い[[ドレイン]]呪文のような[[カード]]になった。
  
[[効果]]としては[[稲妻/Lightning Bolt]]+[[治癒の軟膏/Healing Salve]]の回復[[モード]]といった感じで、[[]]に多い[[ドレイン]]呪文のような[[カード]]になった。2[[マナ]]3点の[[インスタント]]というだけでも火力としては十分に有用であり、オマケがつくのだから[[多色カード]]ゆえの[[色拘束]]を加味しても優秀である。
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[[効果]]としては[[稲妻/Lightning Bolt]]+[[治癒の軟膏/Healing Salve]]の回復[[モード]]の抱き合わせであり、[[マナ・コスト]]もそれらの合計と等しい。2[[マナ]]3点の[[インスタント]]というだけでも火力としては十分に有用であり、オマケがつくのだから[[多色カード]]ゆえの[[色拘束]]を加味しても優秀。同一効果の5[[マナ]][[ソーサリー]]である[[本質の吸収/Essence Drain]]と比較するとその[[コスト・パフォーマンス]]が驚異的であることが見て取れる。
  
 
特に[[対戦相手]]のクリーチャーを[[焼く|焼き]]つつライフを回復できる(=より長く時間を稼げる)ため、守りの場面で強力であることから、[[カウンターバーン]]や[[トリコロール]]などと相性がいい。もちろん[[ブロッカー]]や対戦相手[[本体]]を狙う攻めの火力としても有用。要は状況問わず便利な万能カードであって、実際に[[Boros Deck Wins]]・[[Zoo]]などの[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]から[[トリコロール]]・[[セプターチャント]]などの[[コントロール (デッキ)|コントロール]]まで、また[[スタンダード]]から[[エクステンデッド]]・[[モダン]]・[[エターナル]]まで、[[アーキタイプ]]も[[環境]]も問わずにあらゆる[[赤白|ボロスカラー]]を含むデッキで満遍なく活躍を見せている。
 
特に[[対戦相手]]のクリーチャーを[[焼く|焼き]]つつライフを回復できる(=より長く時間を稼げる)ため、守りの場面で強力であることから、[[カウンターバーン]]や[[トリコロール]]などと相性がいい。もちろん[[ブロッカー]]や対戦相手[[本体]]を狙う攻めの火力としても有用。要は状況問わず便利な万能カードであって、実際に[[Boros Deck Wins]]・[[Zoo]]などの[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]から[[トリコロール]]・[[セプターチャント]]などの[[コントロール (デッキ)|コントロール]]まで、また[[スタンダード]]から[[エクステンデッド]]・[[モダン]]・[[エターナル]]まで、[[アーキタイプ]]も[[環境]]も問わずにあらゆる[[赤白|ボロスカラー]]を含むデッキで満遍なく活躍を見せている。
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*[[アジャニvsニコル・ボーラス]]に{{Gatherer|id=249386|新規イラスト}}で収録された。イラストに描かれている人物は[[アジャニ/Ajani]]([[復讐のアジャニ/Ajani Vengeant]])。[[Modern Masters]]で[[再録]]された際にもこちらの[[絵|イラスト]]が使用されている。
 
*[[アジャニvsニコル・ボーラス]]に{{Gatherer|id=249386|新規イラスト}}で収録された。イラストに描かれている人物は[[アジャニ/Ajani]]([[復讐のアジャニ/Ajani Vengeant]])。[[Modern Masters]]で[[再録]]された際にもこちらの[[絵|イラスト]]が使用されている。
 
*[[ラヴニカ/Ravnica]]を再訪するたびに調整された亜種が作られており、[[ボロス軍/Boros Legion]]の呪文の定番になっている。また通常の[[エキスパンション]]でそのまま再録されることがないあたり、稲妻のらせんがいかに高効率であったかを物語っている。
 
*[[ラヴニカ/Ravnica]]を再訪するたびに調整された亜種が作られており、[[ボロス軍/Boros Legion]]の呪文の定番になっている。また通常の[[エキスパンション]]でそのまま再録されることがないあたり、稲妻のらせんがいかに高効率であったかを物語っている。
**[[ドラゴンの迷路]]では、[[上位種]]の[[戦導者のらせん/Warleader's Helix]]が登場した。そちらは4マナ4点分。
 
***元々、ドラゴンの迷路では稲妻のらせんを[[再録]]することが検討されていたが、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]との組み合わせが強力すぎたため、代わりに戦導者のらせんが作られることになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/balancing-fun-2013-05-03 Balancing for Fun]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/latest-developments/%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%95%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%BF%E6%95%B4-2013-05-13 楽しさのためのバランス調整](Latest Developments 2013年5月3日)</ref>。
 
**[[ラヴニカのギルド]]ではこれと全く同じ[[ルール文章]]を持つ[[分割カード]]の[[完全+間隙/Integrity+Intervention|間隙/Intervention]]が登場した。4マナと重くなった代わりに、[[単体強化]]としても使えるようになった。
 
  
*黒くなったパロディカードとして[[強打のらせん/Smiting Helix]]がある。
 
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
 
このカードの開発に際して時間がかかった部分は、デザインそのものではなく、これを印刷すべきかどうかについての議論であった。それぞれの効果は[[赤白]]らしいものであったが、それらを合わせた結果ドレイン呪文のようになったことで、「赤と白を組み合わせて、黒[[単色]]で通常していることをするのは許されるのだろうか」という疑問が生まれたのである。
 
このカードの開発に際して時間がかかった部分は、デザインそのものではなく、これを印刷すべきかどうかについての議論であった。それぞれの効果は[[赤白]]らしいものであったが、それらを合わせた結果ドレイン呪文のようになったことで、「赤と白を組み合わせて、黒[[単色]]で通常していることをするのは許されるのだろうか」という疑問が生まれたのである。

2021年5月19日 (水) 06:48時点における版


Lightning Helix / 稲妻のらせん (赤)(白)
インスタント

1つを対象とする。稲妻のらせんはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。


の得意な火力と、の得意なライフ回復を合わせた、非常にシンプルな呪文。結果としてに多いドレイン呪文のようなカードになった。

効果としては稲妻/Lightning Bolt治癒の軟膏/Healing Salveの回復モードの抱き合わせであり、マナ・コストもそれらの合計と等しい。2マナ3点のインスタントというだけでも火力としては十分に有用であり、オマケがつくのだから多色カードゆえの色拘束を加味しても優秀。同一効果の5マナソーサリーである本質の吸収/Essence Drainと比較するとそのコスト・パフォーマンスが驚異的であることが見て取れる。

特に対戦相手のクリーチャーを焼きつつライフを回復できる(=より長く時間を稼げる)ため、守りの場面で強力であることから、カウンターバーントリコロールなどと相性がいい。もちろんブロッカーや対戦相手本体を狙う攻めの火力としても有用。要は状況問わず便利な万能カードであって、実際にBoros Deck WinsZooなどのビートダウンからトリコロールセプターチャントなどのコントロールまで、またスタンダードからエクステンデッドモダンエターナルまで、アーキタイプ環境も問わずにあらゆるボロスカラーを含むデッキで満遍なく活躍を見せている。

開発秘話

このカードの開発に際して時間がかかった部分は、デザインそのものではなく、これを印刷すべきかどうかについての議論であった。それぞれの効果は赤白らしいものであったが、それらを合わせた結果ドレイン呪文のようになったことで、「赤と白を組み合わせて、黒単色で通常していることをするのは許されるのだろうか」という疑問が生まれたのである。

「ラヴニカ」のデザイン・チームは許されると考えたが、これは奈落全体での議論になり、熱のこもった議論が全体会議で1時間にも渡って繰り広げられた。最終的にこのデザインについて説得力のある反論を誰もできず、一番の反論も、おかしい「気がする」というものだった。Mark Rosewaterは、それぞれの要素が色の役割にふさわしいものであり、ユーザーも受け入れるだろうとこの反論を却下し、このカードは世に出ることになった。そして実際、このカードは広く受け入れられたのである[2]

関連カード

ダメージを与えると同時に同じ点数のライフを得る赤白の亜種。特筆なければ対象の制限なし。黒のカードについてはドレインを参照。

タマノーア/Tamanoa迎え火のしもべ/Balefire Liege魂火の大導師/Soulfire Grand Masterファイアソングとサンスピーカー/Firesong and Sunspeaker光輝の巻物使い/Radiant Scrollwielderなどは、インスタント・ソーサリー呪文を稲妻のらせん化するカードと言えるだろう。

参考

  1. Topdeck of the Century(Youtube マジック・ザ・ギャザリング公式チャンネル)
  2. As Good as Gold/金のようにMaking Magic -マジック開発秘話- 2018年9月4日)
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