マッドネス

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**2番目の能力が[[スタック]]にある状態で、[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]などで呪文を唱えることを禁止されると、そのカードを唱えられなくなる。その場合、誘発型能力を[[解決]]する際にマッドネス呪文のコントローラーはそのカードを墓地に置くことしか選べない。
 
**2番目の能力が[[スタック]]にある状態で、[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]などで呪文を唱えることを禁止されると、そのカードを唱えられなくなる。その場合、誘発型能力を[[解決]]する際にマッドネス呪文のコントローラーはそのカードを墓地に置くことしか選べない。
 
**2番目の能力が解決される際に、そのカードが既に追放[[領域]]にない場合は唱えることはできない。
 
**2番目の能力が解決される際に、そのカードが既に追放[[領域]]にない場合は唱えることはできない。
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*2番目の能力がスタックに積まれるのは、カードを捨てた後で初めて、プレイヤーが優先権を得るときである。[[誘発型能力]]の記事も参照。
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**例:手札を捨てることを[[起動コスト]]とする[[起動型能力]]を、マッドネスを持つカードを捨てて起動した場合、その起動型能力よりも先にマッドネスの誘発型能力が解決される。
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**例:ただし、その起動型能力が[[マナ能力]]である場合([[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]、[[スカージの使い魔/Skirge Familiar]]など)はスタックに乗らずに解決されるため、[[マナ]]が[[マナ・プール]]に加えられた状態でマッドネスの誘発型能力が解決される。よってマッドネスでカードを唱えるのにそのマナを使うことも可能である。
 
*マッドネスはあくまで唱えることを許可する能力なので、この能力で唱えて呪文になってしまえば普通に[[対抗呪文/Counterspell]]などで打ち消すことができる。
 
*マッドネスはあくまで唱えることを許可する能力なので、この能力で唱えて呪文になってしまえば普通に[[対抗呪文/Counterspell]]などで打ち消すことができる。
 
*[[黒枠]]ではありえないことだが、オーナー以外の手札からマッドネス・カードが捨てられた場合(→[[Gifts Given]])は、オーナーが唱えるかどうか選ぶ。
 
*[[黒枠]]ではありえないことだが、オーナー以外の手札からマッドネス・カードが捨てられた場合(→[[Gifts Given]])は、オーナーが唱えるかどうか選ぶ。

2020年6月10日 (水) 18:35時点における版

マッドネス/Madness
種別 常在型能力誘発型能力
登場セット トーメント
時のらせんブロック
イニストラードを覆う影ブロック
統率者2019
CR CR:702.35

マッドネス/Madnessは、トーメントで初登場したキーワード能力。これを持つカード手札にある時に機能する常在型能力置換効果)と、その置換効果が適用されたときに誘発する誘発型能力からなる。


Alms of the Vein / 血管の施し (2)(黒)
ソーサリー

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは3点のライフを失い、あなたは3点のライフを得る。
マッドネス(黒)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)


定義

マッドネス [コスト]/Madness [コスト]は以下の2つの能力からなる。

  • いずれかのプレイヤーが自分の手札からこのカードを捨てようとする場合、そのカードは捨てられるが、そのカードを墓地に置く代わりに追放する。(常在型能力
  • このカードがこの方法で追放されたとき、そのオーナーは、マナ・コストではなく[コスト]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしない場合、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く。(誘発型能力

解説

そのカードを捨てるときにマッドネス・コストを支払えば唱える事ができる、というメカニズム。トーメントでは全色均等のメカニズムだったが、時のらせんブロックでは主にに与えられ、イニストラードを覆う影ブロックでは、、黒、に割り振られている。統率者2019でも黒と赤のテーマとされている。

初出時のルールが非常にややこしかったこと、および「呪文能力解決中に呪文を唱える効果が一般的になってきていたことを踏まえ、時のらせんでの再登場時にルールが大きく変更された。

ルール

  • 1番目の能力は、カードを捨てることにより置く先の場所を、墓地から追放領域に変更する置換効果である。
  • 2番目の能力は、マッドネスによって呪文を唱えることを許可する誘発型能力である。
    • 能力が解決中に呪文を唱えるよう指示している(CR:608.2f)ため、優先権カード・タイプによる制約(自分メイン・フェイズスタックが空といった)とは関係なく唱えることができる。
    • 誘発型能力なので、もみ消し/Stifle打ち消すことで唱えるのを阻止することができる。この場合、そのカードは追放領域から戻ってこない(墓地に置くのも能力の一部なので、墓地に行くこともない)。
    • 2番目の能力がスタックにある状態で、オアリムの詠唱/Orim's Chantなどで呪文を唱えることを禁止されると、そのカードを唱えられなくなる。その場合、誘発型能力を解決する際にマッドネス呪文のコントローラーはそのカードを墓地に置くことしか選べない。
    • 2番目の能力が解決される際に、そのカードが既に追放領域にない場合は唱えることはできない。
  • 2番目の能力がスタックに積まれるのは、カードを捨てた後で初めて、プレイヤーが優先権を得るときである。誘発型能力の記事も参照。
  • マッドネスはあくまで唱えることを許可する能力なので、この能力で唱えて呪文になってしまえば普通に対抗呪文/Counterspellなどで打ち消すことができる。
  • 黒枠ではありえないことだが、オーナー以外の手札からマッドネス・カードが捨てられた場合(→Gifts Given)は、オーナーが唱えるかどうか選ぶ。

旧ルール

初出時の誘発型能力の方のルールは「次に優先権パスするまでこれを唱えてもよい」というものであった。そのため、基本的には「カードを捨てた直後に唱えられる」という位置づけではあったものの、以下のような唱え方も可能であった。現在ではこれらのようなテクニックは使用できなくなっているので注意。

イニストラードを覆う影での再録時も若干のルール変更が行われ、常在型能力での追放が「してもよい」ではなく強制に変更された。変更前のルールではヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy変身させたい時に、マッドネスを適用せずに墓地に置くことを選択可能であった。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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