スタックス
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2017年3月23日 (木) 23:29時点における版
スタックス(Stax)は、ヴィンテージにおける茶単コントロールデッキ。
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概要
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 工匠(Artificer)
(T):プレイヤー1人がコントロールするアーティファクト1つと、そのプレイヤーの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。両方の対象がこの能力の解決時に適正である場合、そのプレイヤーはそのアーティファクトを生け贄に捧げると同時にそのアーティファクト・カードを戦場に戻す。
1/1アーティファクト
消散4(このアーティファクトは、その上に消散(fade)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはからみつく鉄線の上に置かれている消散カウンター1個につき、そのプレイヤーがコントロールするアンタップ状態のアーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つをタップする。
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは煙突の上にスス(soot)・カウンターを1個置いてもよい。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは煙突の上に置かれたスス・カウンター1個につき、パーマネントを1つ生け贄に捧げる。
Mishra's Workshopという強烈なマナ加速土地を利用し、からみつく鉄線/Tangle Wireや煙突/Smokestackなどで対戦相手のマナを拘束するロックデッキである。
初期は、上記のアーティファクトに加え、抵抗の宝球/Sphere of Resistanceを中心としたコントロールデッキだった。ミラディン以降、重いながらも強力なアーティファクトが続出したため、様々なバージョンが誕生していく。三なる宝球/Trinisphereが組み込まれたものは特にトリニスタックスなどと呼ばれる。これは開始1ターン目で完全なロック状態になってしまう場合もあり得、そんなげんなり感もあってか三なる宝球は制限カードに指定された。
プレイングの難しさでは数あるコントロールデッキでも随一。デッキの中枢となるアーティファクトの多くが自分にもデメリットを課すタイプのものであり、相手の行動の阻害と自分への被害の軽減の両方を考えながら行動しなければならない。プレイヤーのセンスが問われるデッキである。
- ちなみに「Stax」とは、もともと「$t4Ks」と書かれていたもの。これは、「The $4,000 Solution(4000ドルに値する解決策)」の頭文字をもじったものだそうだ。もっとも、パワー9の他、Mishra's Workshopも4枚必要とするこのデッキを4000ドルで作るのは今となっては難しいが。
補色
茶単といっても多少は色をタッチする場合が多い。その色は、ゴブリンの溶接工/Goblin Welder用の赤、もしくは各色のパワーカードを使うための5色の2つが主流である。
赤単の例としては、2005年のCG Power Nine Tournament Seriesで優勝したUba Staxが挙げられる。これは姥の仮面/Uba Maskを採用し、当時トップメタだったワールドゴージャーを強烈にメタるデッキだった。また色を赤に統一した分、姥の仮面および世界のるつぼと抜群の相性を持つBazaar of Baghdadを入れる余裕が出来ている。
ただし、ワールドウェイクで極めて強力なアーティファクト・クリーチャーである磁石のゴーレム/Lodestone Golemが登場。このカードは自分自身にも影響を及ぼすので、それ以降は完全に茶単のスタックスも増加した。
サンプルレシピ1
- 備考
- ヴィンテージ選手権05 優勝 (参考)
- 使用者:Roland Chang
- フォーマット
- 真鍮の都/City of Brassなどから5色を加えた形。
サンプルレシピ2
- 備考
- ヴィンテージ選手権10 ベスト4 (参考)
- 使用者:Vincent Forino
- フォーマット
- 純茶単のデッキ。
サンプルレシピ3
- 備考
- ヴィンテージ選手権14 ベスト8 (参考)
- 使用者:Roland Chang
- フォーマット
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- こちらも純茶単のデッキ。ミラディンの傷跡ブロックで登場した各種アーティファクト・クリーチャーが採用されている。