ターンを終了する
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(→ルール: {{CR|608.2j}}→{{CR|608.2k}}に変更された) |
|||
16行: | 16行: | ||
#* スタックから追放された[[呪文]]や[[能力]]は解決されない。 | #* スタックから追放された[[呪文]]や[[能力]]は解決されない。 | ||
#** [[打ち消されない]]呪文や能力も解決されなくなる。呪文や能力をスタックから追放することは「[[打ち消す]]」ことではないので、「打ち消されない」は無意味である。 | #** [[打ち消されない]]呪文や能力も解決されなくなる。呪文や能力をスタックから追放することは「[[打ち消す]]」ことではないので、「打ち消されない」は無意味である。 | ||
− | #** ターンを終了させる途中で、その呪文や能力自身も追放されるが、その場合でも解決は最後まで行われる({{CR|608. | + | #** ターンを終了させる途中で、その呪文や能力自身も追放されるが、その場合でも解決は最後まで行われる({{CR|608.2k}})。 |
# 「[[状況起因処理]]をチェックする。いずれのプレイヤーも優先権を得ることはなく、誘発型能力もスタックに積まれない。」 | # 「[[状況起因処理]]をチェックする。いずれのプレイヤーも優先権を得ることはなく、誘発型能力もスタックに積まれない。」 | ||
#* ここで一度状況起因処理がチェックされる。すなわち、クリンナップ・ステップの[[ターン起因処理]]を行う前にも状況起因処理をチェックするのである。 | #* ここで一度状況起因処理がチェックされる。すなわち、クリンナップ・ステップの[[ターン起因処理]]を行う前にも状況起因処理をチェックするのである。 |
2021年1月20日 (水) 14:40時点における版
ターンを終了する/End the turnとは、何らかの効果によってそのターンを終わらせることである。
Time Stop / 時間停止 (4)(青)(青)
インスタント
インスタント
ターンを終了する。(スタックから、このカードを含むすべての呪文と能力を追放する。ターンを進めているプレイヤーは自分の手札のカードを、自分の手札の枚数の最大値になるまで捨てる。ダメージは取り除かれ、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終了する。)
Sundial of the Infinite / 無限の日時計 (2)
アーティファクト
アーティファクト
(1),(T):ターンを終了する。あなたのターンの間にのみ起動できる。(スタックからすべての呪文と能力を追放する。あなたの手札の枚数の最大値になるまで手札を捨てる。ダメージは取り除かれ、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終了する。)
呪文や能力の中には、現在のターンを終わらせるものが存在する。その場合には専用のルールに従い通常の呪文や能力の解決の手順とは異なる方法で処理をする。
- 同様にフェイズを終了する効果も存在し、ルールもほぼ共通である。
ルール
- 「この手順が始まる前に誘発していた誘発型能力のうち、まだスタックに積まれていないものは消滅する。それらはスタックに積まれない。」
- 一つの呪文や能力の中で、ターンを終了する処理を始める前に別の処理を行っていて、それにより誘発する能力があった場合に問題になる(例:一日のやり直し/Day's Undoing)。
- 一つの呪文や能力の中で、ターンを終了する処理を終えた後に別の処理を行っていて、それにより誘発する能力があった場合はこのルールは適用されない。この場合は、次にプレイヤーが優先権を得るとき(これはクリンナップ・ステップになる)にスタックに積まれる。
- ターンを終了する処理をしている途中に誘発した能力は、CR:717.1fで補足されている通り、解決されることはない(そもそもスタックに積まれない)。
- 「解決中のオブジェクトも含む、スタック上のすべてのオブジェクトを追放する。クリーチャーやプレインズウォーカーを戦闘から取り除く。」
- 「状況起因処理をチェックする。いずれのプレイヤーも優先権を得ることはなく、誘発型能力もスタックに積まれない。」
- 「現在のフェイズ/ステップが終了する。ゲームは即座にクリンナップ・ステップに移行し、現在のステップとクリンナップ・ステップの間のすべてのステップをとばす。クリンナップ・ステップ中に効果によってターンが終わる場合、新しいクリンナップ・ステップを始める。」
- CR:717.1eで補足されている通り、「終了ステップ開始時に」(旧オラクルでは「ターン終了時に」)の誘発型能力は、終了させたターンには誘発しない。そういう能力が誘発するのは終了ステップの開始時であるが、効果によって終了ステップの実施も飛ばされ、クリンナップ・ステップまで一気に進んでしまうため。これらの誘発型能力は、次に「終了ステップの開始時」が来たとき=次のターンの終了ステップの開始時に誘発する。
- 最後の賭け/Final Fortuneなど、どのターンの終了ステップの開始時に誘発するかが指示されている誘発型能力については、当該ターンが終了された場合、誘発条件を満たすことがなくなるので誘発しなくなる。
- CR:717.1eで補足されている通り、「終了ステップ開始時に」(旧オラクルでは「ターン終了時に」)の誘発型能力は、終了させたターンには誘発しない。そういう能力が誘発するのは終了ステップの開始時であるが、効果によって終了ステップの実施も飛ばされ、クリンナップ・ステップまで一気に進んでしまうため。これらの誘発型能力は、次に「終了ステップの開始時」が来たとき=次のターンの終了ステップの開始時に誘発する。
該当カード
登場順に示す。
- 時間停止/Time Stop(神河物語)
- 無限の日時計/Sundial of the Infinite(基本セット2012)
- 一日のやり直し/Day's Undoing(マジック・オリジン)
- 栄光の幕切れ/Glorious End(アモンケット)
- 不連続性/Discontinuity(基本セット2021)
- 粗暴な年代学者、オベカ/Obeka, Brute Chronologist(統率者レジェンズ)
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール