青赤昇天
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まずは[[思案/Ponder]]などの[[軽い|軽量]][[引く|ドロー]]や[[稲妻/Lightning Bolt]]などの[[火力]][[呪文]]を連発して[[紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension]]に2個の[[探索カウンター]]を置くことを目指す。条件を達成してからは莫大な[[アドバンテージ]]を裏付けに[[ゲーム]]を決める。 | まずは[[思案/Ponder]]などの[[軽い|軽量]][[引く|ドロー]]や[[稲妻/Lightning Bolt]]などの[[火力]][[呪文]]を連発して[[紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension]]に2個の[[探索カウンター]]を置くことを目指す。条件を達成してからは莫大な[[アドバンテージ]]を裏付けに[[ゲーム]]を決める。 | ||
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特に思案や[[定業/Preordain]]などの複数枚の[[カード]]にアクセスできるドロー呪文の存在は、探索カウンターを貯めやすくするために非常に重要な役割を果たす。また[[時間のねじれ/Time Warp]]も、[[コピー]]を作れるようになった際の[[ターン・アドバンテージ]]が非常に大きいために強力。 | 特に思案や[[定業/Preordain]]などの複数枚の[[カード]]にアクセスできるドロー呪文の存在は、探索カウンターを貯めやすくするために非常に重要な役割を果たす。また[[時間のねじれ/Time Warp]]も、[[コピー]]を作れるようになった際の[[ターン・アドバンテージ]]が非常に大きいために強力。 | ||
− | [[ゼンディカー]]登場直後から存在していたが、特に[[基本セット2010]]と[[基本セット2011]]を同時に使えた3か月程の期間の活躍は目覚ましい。序盤から使える[[打ち消す|カウンター]]である[[マナ漏出/Mana Leak]] | + | ==スタンダード== |
+ | [[ゼンディカー]]登場直後から存在していたが、特に[[基本セット2010]]と[[基本セット2011]]を同時に使えた3か月程の期間の活躍は目覚ましい。序盤から使える[[打ち消す|カウンター]]である[[マナ漏出/Mana Leak]]の存在、[[定業/Preordain]]と[[思案/Ponder]]による「8ポンダー」の構成による安定性の高さ、さらに[[時間のねじれ/Time Warp]]と[[思い起こし/Call to Mind]]による[[無限ターン]]など、非常に強力な構成であり、[[トップメタ]]級のデッキであった(→[[#初期型|*1]])。 | ||
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基本セット2010が[[ローテーション]][[落ちる|落ち]]して以降は、時間のねじれなどのパーツを失うとともに、[[白単アーマー]]の流行によって[[エンチャント]][[除去]]が[[サイドボード]]に[[積む|積ま]]れることが増えたためにしばらく姿を消していた。 | 基本セット2010が[[ローテーション]][[落ちる|落ち]]して以降は、時間のねじれなどのパーツを失うとともに、[[白単アーマー]]の流行によって[[エンチャント]][[除去]]が[[サイドボード]]に[[積む|積ま]]れることが増えたためにしばらく姿を消していた。 | ||
− | その後、[[新たなるファイレクシア]]で非常に相性のよい[[テゼレットの計略/Tezzeret's Gambit]]と[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]を獲得したことでまた数を増やし始めた。さらに[[基本セット2012]] | + | その後、[[新たなるファイレクシア]]で非常に相性のよい[[テゼレットの計略/Tezzeret's Gambit]]と[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]を獲得したことでまた数を増やし始めた。さらに[[基本セット2012]]の登場によって再び「8ポンダー」の構成を取れるようになったことで、再び勢力を増した。→[[#後期型|*2]] |
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*[[青赤ルーン炎]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]したタイプや、[[エルドラージ変身]]とハイブリッドし追加の勝ち手段を加えているタイプなど、様々な亜種がある。 | *[[青赤ルーン炎]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]したタイプや、[[エルドラージ変身]]とハイブリッドし追加の勝ち手段を加えているタイプなど、様々な亜種がある。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
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− | **[[フランス選手権10]] | + | **[[フランス選手権10]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/frnat10/welcome 参考]) |
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*[[アラーラの断片ブロック]]期のもの。 | *[[アラーラの断片ブロック]]期のもの。 | ||
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+ | しかし[[エンチャント]][[破壊]]や[[墓地対策]]等で[[メタる|メタら]]れると厳しく、大きな結果は残せていない。そのため[[サイドボード|サイドボーディング]]後は[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]や、[[田舎の破壊者/Countryside Crusher]]などの[[アタッカー]]を用意し[[クロック・パーミッション]]風に立ち回る、一種の[[アグレッシブ・サイドボーディング]]の手法が用いられている場合もある。→[[#エクステンデッド版|*3]] | ||
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*備考 | *備考 | ||
**[[プロツアーアムステルダム10]] 第28位 ([http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/ 参考]) | **[[プロツアーアムステルダム10]] 第28位 ([http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/ 参考]) | ||
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*製作者の[[齋藤友晴]]本人による解説([http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008325/ Dech Tech: 齋藤 友晴・赤青緑《紅蓮術士の昇天》])も参照のこと。 | *製作者の[[齋藤友晴]]本人による解説([http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008325/ Dech Tech: 齋藤 友晴・赤青緑《紅蓮術士の昇天》])も参照のこと。 | ||
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+ | 大きく分けて、[[有毒の蘇生/Noxious Revival]]によって[[稲妻/Lightning Bolt]]を使いまわすことで連打して勝つタイプと、[[ぶどう弾/Grapeshot]]などの[[ストーム]][[呪文]]に繋げるタイプに分かれる。 | ||
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+ | **[[プロツアーフィラデルフィア11]] ベスト8 ([http://coverage.mtg-jp.com/ptphi11/ 参考]) | ||
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+ | *[[ストーム]][[呪文]]として[[ぶどう弾/Grapeshot]]が採用されているタイプ。[[交錯の混乱/Muddle the Mixture]]の[[変成]]で[[サーチ]]することもできる。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[青赤コントロール]] | *[[青赤コントロール]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] |
2011年9月6日 (火) 00:10時点における版
青赤昇天(UR Ascension)は、紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascensionをキーカードとしたコンボ系コントロールデッキ。ゼンディカー登場時のスタンダードで成立した。
目次 |
概要
エンチャント
あなたがあなたの墓地にあるカードと同じ名前を持つインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたは紅蓮術士の昇天の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
紅蓮術士の昇天の上に探索カウンターが2個以上置かれている状態であなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、あなたはその呪文をコピーしてもよい。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。
ソーサリー
占術2を行い、その後カードを1枚引く。(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番で一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
まずは思案/Ponderなどの軽量ドローや稲妻/Lightning Boltなどの火力呪文を連発して紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascensionに2個の探索カウンターを置くことを目指す。条件を達成してからは莫大なアドバンテージを裏付けにゲームを決める。
特に思案や定業/Preordainなどの複数枚のカードにアクセスできるドロー呪文の存在は、探索カウンターを貯めやすくするために非常に重要な役割を果たす。また時間のねじれ/Time Warpも、コピーを作れるようになった際のターン・アドバンテージが非常に大きいために強力。
スタンダード
ゼンディカー登場直後から存在していたが、特に基本セット2010と基本セット2011を同時に使えた3か月程の期間の活躍は目覚ましい。序盤から使えるカウンターであるマナ漏出/Mana Leakの存在、定業/Preordainと思案/Ponderによる「8ポンダー」の構成による安定性の高さ、さらに時間のねじれ/Time Warpと思い起こし/Call to Mindによる無限ターンなど、非常に強力な構成であり、トップメタ級のデッキであった(→*1)。
基本セット2010がローテーション落ちして以降は、時間のねじれなどのパーツを失うとともに、白単アーマーの流行によってエンチャント除去がサイドボードに積まれることが増えたためにしばらく姿を消していた。
その後、新たなるファイレクシアで非常に相性のよいテゼレットの計略/Tezzeret's Gambitとギタクシア派の調査/Gitaxian Probeを獲得したことでまた数を増やし始めた。さらに基本セット2012の登場によって再び「8ポンダー」の構成を取れるようになったことで、再び勢力を増した。→*2
ソーサリー
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。
カードを1枚引く。
後期型
- 備考
- アメリカ選手権11 ベスト8 (参考)
- 使用者:James McLeod
- フォーマット
青赤昇天 [1] | |||||||||||||||||
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- 基本セット2012参入後の後期型。
初期型
- 備考
- フランス選手権10 準優勝 (参考)
- 使用者:Guillaume Matignon
- フォーマット
青赤昇天 [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- アラーラの断片ブロック期のもの。
エクステンデッド
エクステンデッドにも存在する。
基本セット2010と基本セット2011のパーツを同時に使える他、相性の良い魔力変/Manamorphoseや、エクステンデッドのトレンドである罰する火/Punishing Fire+燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsのコンボなどを搭載する。
しかしエンチャント破壊や墓地対策等でメタられると厳しく、大きな結果は残せていない。そのためサイドボーディング後はタルモゴイフ/Tarmogoyfや、田舎の破壊者/Countryside Crusherなどのアタッカーを用意しクロック・パーミッション風に立ち回る、一種のアグレッシブ・サイドボーディングの手法が用いられている場合もある。→*3
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーアムステルダム10 第28位 (参考)
- 使用者:渡辺雄也
- デザイン:齋藤友晴
- フォーマット
青赤緑昇天 [3] | |||||||||||||||||||||
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- 時のらせん期のエクステンデッドのデッキ。
- 製作者の齋藤友晴本人による解説(Dech Tech: 齋藤 友晴・赤青緑《紅蓮術士の昇天》)も参照のこと。
モダン
ソーサリー
(赤)(赤)を加え、その後、すべての墓地にある《炎の儀式/Rite of Flame》という名前のカードの総数に等しい点数の(赤)を加える。
マナ加速の炎の儀式/Rite of Flameとマナ調整兼ドローの魔力変/Manamorphose、そして軽量ドローも思案/Ponder、定業/Preordain、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeに加えてさらに手練/Sleight of Handまで存在し、爆発力が非常に高い。
大きく分けて、有毒の蘇生/Noxious Revivalによって稲妻/Lightning Boltを使いまわすことで連打して勝つタイプと、ぶどう弾/Grapeshotなどのストーム呪文に繋げるタイプに分かれる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア11 ベスト8 (参考)
- 使用者:Max Sjöblom
- フォーマット
モダン昇天 [4] | |||||||||||||||
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- ストーム呪文としてぶどう弾/Grapeshotが採用されているタイプ。交錯の混乱/Muddle the Mixtureの変成でサーチすることもできる。