カルニブラック
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*最初期の黒単型。[[カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm]]獲得以前は、[[アーティファクト]]であるため[[命取りの論争/Deadly Dispute]]の種になれる[[囁きの大霊堂/Vault of Whispers]]が採用される。 | *最初期の黒単型。[[カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm]]獲得以前は、[[アーティファクト]]であるため[[命取りの論争/Deadly Dispute]]の種になれる[[囁きの大霊堂/Vault of Whispers]]が採用される。 | ||
*[[ダブルマスターズ2022]]で[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]がコモン落ちして赤系のデッキが強化されたことで、[[ライフロス]]なしでアドバンテージを得るために[[カルニの庭/Khalni Garden]]と[[命取りの論争/Deadly Dispute]]のパッケージが導入された。 | *[[ダブルマスターズ2022]]で[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]がコモン落ちして赤系のデッキが強化されたことで、[[ライフロス]]なしでアドバンテージを得るために[[カルニの庭/Khalni Garden]]と[[命取りの論争/Deadly Dispute]]のパッケージが導入された。 | ||
− | *赤系デッキ対策のため、メインから[[勢団の取り引き/Reckoner's Bargain]]、[[闇の旋動/Spinning Darkness]]、[[予想外の牙/Unexpected Fangs]]といった[[ライフ]]を[[得る]] | + | *赤系デッキ対策のため、メインから[[勢団の取り引き/Reckoner's Bargain]]、[[闇の旋動/Spinning Darkness]]、[[予想外の牙/Unexpected Fangs]]といった[[ライフ]]を[[得る]]カードが大量に採用される。 |
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* 備考 | * 備考 | ||
− | ** | + | ** Pauper Challenge on 05/27/2023 優勝([https://www.mtgo.com/en/mtgo/decklist/pauper-challenge-2023-05-2712552638 参考]) |
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*デッキコンセプトとしては[[プレインズウォーカー・コントロール]]に近い。[[コモン]]に存在しない[[プレインズウォーカー]]の代わりに、[[黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose]]と[[復讐する狩人/Avenging Hunter]]という2種類の継続的なアドバンテージ源を採用している。 | *デッキコンセプトとしては[[プレインズウォーカー・コントロール]]に近い。[[コモン]]に存在しない[[プレインズウォーカー]]の代わりに、[[黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose]]と[[復讐する狩人/Avenging Hunter]]という2種類の継続的なアドバンテージ源を採用している。 | ||
− | *[[カルニの庭/Khalni Garden]]以外の土地は[[沼]]の[[基本土地タイプ]]を持ち、[[カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm]]でサーチできる。 | + | *[[カルニの庭/Khalni Garden]]以外の土地は[[沼]]の[[基本土地タイプ]]を持ち、[[カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm]]でサーチできる。[[汚涜/Defile]]を強化できるのも嬉しい。 |
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*備考 | *備考 | ||
− | **Pauper Challenge 32 5/16/2024 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-challenge-32-2024-05-1712638671 参考]) | + | **Pauper Challenge 32 on 5/16/2024 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-challenge-32-2024-05-1712638671 参考]) |
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− | *こちらは[[紅蓮破/Pyroblast]] | + | *こちらは[[紅蓮破/Pyroblast]]のためだけに赤がタッチされたタイプ。赤マナは[[カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm]]から[[地熱の沼/Geothermal Bog]]を[[サーチ]]できる。 |
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+ | ===モダンホライゾン3後=== | ||
+ | ====タッチ赤==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper Challenge 32 08/30/2024 3位([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-challenge-32-2024-08-3012678557 参考]) | ||
+ | ** 使用者:Pavelval | ||
+ | * [[フォーマット]] | ||
+ | ** [[パウパー]](〜[[ブルームバロウ]]) | ||
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+ | *[[赤]]をタッチしたタイプのうち、[[クリーチャー]]としての性能が優秀な上に、[[命取りの論争/Deadly Dispute]]の種になる[[トークン]]を2体[[生成]]できる[[のたうつ蛹/Writhing Chrysalis]]が採用されたリスト。 | ||
+ | *より赤に寄せたことで[[サイドボード]]の3マナ2点[[全体除去]]が、[[悲哀まみれ/Drown in Sorrow]]から[[インスタント]]である[[ブレス攻撃/Breath Weapon]]に置き換わっている。 | ||
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**[[パウパー]](~[[モダンホライゾン3]]) | **[[パウパー]](~[[モダンホライゾン3]]) | ||
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*[[布告]][[除去]]兼[[サクり台]]になる[[呪われた匪賊/Accursed Marauder]]獲得後のリスト。 | *[[布告]][[除去]]兼[[サクり台]]になる[[呪われた匪賊/Accursed Marauder]]獲得後のリスト。 | ||
*[[陰鬱]]を達成しやすいため、[[悲劇的な過ち/Tragic Slip]]と[[ホネツツキ/Bone Picker]]が採用される。 | *[[陰鬱]]を達成しやすいため、[[悲劇的な過ち/Tragic Slip]]と[[ホネツツキ/Bone Picker]]が採用される。 |
2024年10月16日 (水) 22:39時点における最新版
カルニブラック (Khalni Black) は、パウパー環境に存在している黒単色タッチ緑のコントロールデッキ。
海外ではGolgari Gardenとも呼ばれる。どちらも由来はカルニの庭/Khalni Gardenから。
目次 |
[編集] 概要
インスタント
あなたが沼(Swamp)をコントロールしているなら、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、4点のライフを支払うことを選んでもよい。
黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクトやクリーチャーのうち1つを生け贄に捧げる。
カード2枚を引き、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
土地
カルニの庭はタップ状態で戦場に出る。
カルニの庭が戦場に出たとき、緑の0/1の植物(Plant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(T):(緑)を加える。
クリーチャー除去が中心の黒単コントロールだが、ドロー呪文に命取りの論争/Deadly Disputeとその亜種を採用し、追加コストのためにETBで植物・トークンを生成できるカルニの庭/Khalni Gardenを採用しているのが特徴。従来の血の署名/Sign in Blood型と比べ、ライフを減らさずアドバンテージを得られるようになっており、殺し/Snuff Outをピッチコストで唱えやすくなっている。
カルニの庭と命取りの論争、バウンスランドであるゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farmなどにより緑をタッチすることが容易なため、黒単色タッチ緑の構成をとることが多い。サイドボードの嵐の乗り切り/Weather the Stormのほか、物騒なバトルレイジャー/Vicious Battleragerなどの4マナのイニシアチブをETBで得るクリーチャーが禁止カードに指定された後は、数少ないイニシアチブを得るクリーチャーである復讐する狩人/Avenging Hunterが採用され、フィニッシャーを務める。
アーティファクト
税血の刃が戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
クリーチャーで作製(4)(黒)((4)(黒),このアーティファクトを追放する,あなたがコントロールしているクリーチャーやあなたの墓地にあるクリーチャー・カードである1つを追放する:このカードをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戻す。作製はソーサリーとしてのみ行う。)
〔黒〕 アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
イクサラン:失われし洞窟では税血の刃/Tithing Bladeや熱狂的な献上/Fanatical Offeringというデッキに合致した強力なカードを獲得し、トップメタの一角まで上り詰めた。
クリーチャー — トロール(Troll)
カザド=ドゥームのトロールは、3体以上のクリーチャーにしかブロックされない。
沼サイクリング(1)((1),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから沼(Swamp)カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。)
指輪物語:中つ国の伝承で獲得したカザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûmで沼の基本土地タイプを持つタップインデュアルランドをサーチできるようになったため、黒と緑以外の色をタッチしやすくなったのも追い風である。特に、黒と緑に加えて赤をタッチしたタイプはJund Gardenとも呼ばれる。
また少数だが、村の儀式/Village Ritesや堕落した確信/Corrupted Convictionを採用するサクリファイス型もある。命取りの論争/Deadly Disputeよりも軽く構えやすい分生け贄の種としてクリーチャーが必要になるため、クリーチャーが多く採用される。
[編集] サンプルリスト
[編集] 指輪物語:中つ国の伝承前
[編集] 黒単型
Khalni Black [1] | |||||||||||||||||||||||
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- 最初期の黒単型。カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm獲得以前は、アーティファクトであるため命取りの論争/Deadly Disputeの種になれる囁きの大霊堂/Vault of Whispersが採用される。
- ダブルマスターズ2022で僧院の速槍/Monastery Swiftspearがコモン落ちして赤系のデッキが強化されたことで、ライフロスなしでアドバンテージを得るためにカルニの庭/Khalni Gardenと命取りの論争/Deadly Disputeのパッケージが導入された。
- 赤系デッキ対策のため、メインから勢団の取り引き/Reckoner's Bargain、闇の旋動/Spinning Darkness、予想外の牙/Unexpected Fangsといったライフを得るカードが大量に採用される。
[編集] 黒緑型
Khalni Black [2] | |
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- 復讐する狩人/Avenging Hunterを採用した黒緑型。サイドボードにも自然への回帰/Return to Natureや嵐の乗り切り/Weather the Stormといった強力な緑のカードが採用される。
[編集] タッチ白
- 防御円サイクルのためだけに白がタッチされたタイプ。白マナ供給源は宝物かオルゾフの聖堂/Orzhov Basilicaのみ。
[編集] タッチ赤
Khalni Black [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- こちらはゴリラのシャーマン/Gorilla Shamanのためだけに赤がタッチされたタイプ。赤マナ供給源は宝物か水晶の岩屋/Crystal Grottoのみ。
[編集] 指輪物語:中つ国の伝承、イクサラン:失われし洞窟後
[編集] 黒緑型
Khalni Black [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- デッキコンセプトとしてはプレインズウォーカー・コントロールに近い。コモンに存在しないプレインズウォーカーの代わりに、黒薔薇の棘/Thorn of the Black Roseと復讐する狩人/Avenging Hunterという2種類の継続的なアドバンテージ源を採用している。
- カルニの庭/Khalni Garden以外の土地は沼の基本土地タイプを持ち、カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûmでサーチできる。汚涜/Defileを強化できるのも嬉しい。
[編集] タッチ赤
Khalni Black [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- こちらは紅蓮破/Pyroblastのためだけに赤がタッチされたタイプ。赤マナはカザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûmから地熱の沼/Geothermal Bogをサーチできる。
[編集] サクリファイス型
Khalni Black [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サクリファイス・シナジーに寄せたことで、ギックスの潜入者/Gixian Infiltratorを追加のフィニッシャーとして運用可能になった。
[編集] モダンホライゾン3後
[編集] タッチ赤
Khalni Black [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤をタッチしたタイプのうち、クリーチャーとしての性能が優秀な上に、命取りの論争/Deadly Disputeの種になるトークンを2体生成できるのたうつ蛹/Writhing Chrysalisが採用されたリスト。
- より赤に寄せたことでサイドボードの3マナ2点全体除去が、悲哀まみれ/Drown in Sorrowからインスタントであるブレス攻撃/Breath Weaponに置き換わっている。
[編集] サクリファイス型
Khalni Black [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 布告除去兼サクり台になる呪われた匪賊/Accursed Marauder獲得後のリスト。
- 陰鬱を達成しやすいため、悲劇的な過ち/Tragic Slipとホネツツキ/Bone Pickerが採用される。