イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon
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− | [[ライブラリー操作]]手段や[[マナ切り離し/Mana Severance]]などを用いて、[[ライブラリーの一番上]]をインスタントかソーサリーに固定し続けるのが理想。またデッキの[[カード]]を[[火力]]と[[引く|ドロー]]、[[マナ加速]] | + | [[ライブラリー操作]]手段や[[マナ切り離し/Mana Severance]]などを用いて、[[ライブラリーの一番上]]をインスタントかソーサリーに固定し続けるのが理想。またデッキの[[カード]]を[[火力]]と[[引く|ドロー]]、[[マナ加速]]、[[追加のターン|追加ターン]]などで揃えておけば、[[青赤昇天]]のように次々と[[呪文]]を[[唱える|唱え]]続けることができる。[[スタンダード]]では[[予想外の結果/Unexpected Results]]との相性がよい。 |
− | * | + | *[[ドラゴンの迷路]]収録版の日本語版カードには[[誤植]]があり、[[ルール文章]]における3番目の能力の「[[あなた]]の」が欠落している({{Gatherer|id=369589|カード画像}})。 |
− | + | *ドラゴンの迷路の[[ゲームデー]]のトップ8賞品としてテキストボックスレスの[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://web.archive.org/web/20221004224401/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/promos-tokens-2013-04-11 Promos & Tokens](Arcana 2013年4月11日)</ref>。 | |
*[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]は天敵。スタンダードでは[[墓地対策]]のついでに[[メタる|メタら]]れてしまう可能性もあるので注意したい。 | *[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]は天敵。スタンダードでは[[墓地対策]]のついでに[[メタる|メタら]]れてしまう可能性もあるので注意したい。 | ||
+ | *[[Daily MTG]]内「Reconstructed」の執筆者でお馴染みの[[Gavin Verhey]]は、ドラゴンの迷路のお気に入りカードとしてこれを挙げている。『''私がこいつを使ってヘンテコなデッキを量産し、「そのせいで」こいつのコストが5マナから6マナになってしまった''』とのこと<ref>[https://web.archive.org/web/20211018095749/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/reconstructed/where-things-get-weird-2013-04-30 This is Where Things Get Weird(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/rc/0004299/ すべてが奇魔になる](Reconstructed 2013年4月30日)</ref>。 | ||
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+ | *[[当事者カード]]など、インスタントやソーサリーとしても唱えられるカードは、唱えた結果の呪文の[[特性]]がそれらになる選択肢のみ唱えられる({{CR|601.3e}}、[[唱える#代替の特性があるカードの扱い]]も参照)。 | ||
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− | '''メーレク'''/''Melek'' | + | '''メーレク'''/''Melek''は[[イゼット団/The Izzet League]]による人工生物[[奇魔#ストーリー|奇魔]]にして研究者の一員。[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]が[[暗黙の迷路/The Implicit Maze]]の走者として生み出し直々に任命されるも、レース本番直前に[[ラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)|ラル・ザレック/Ral Zarek]]に抹殺され代表の座を奪われてしまう。研究や迷路競争に対して熱心でまさに「模範」研究員だったが、却ってラルの逆鱗に触れたようだ。 |
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+ | ===登場カード=== | ||
+ | :[[ゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilot]]の[[フレイバーテキスト]] | ||
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+ | :[[Dragon's Maze: The Secretist, Part Three]] | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ftl/242 A Little Weird]([ | + | <references /> |
− | *[[コピーカード]] | + | *[https://web.archive.org/web/20130913021236/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ftl/242 A Little Weird(Internet Archive)]([[Daily MTG]]、From the Lab、文:[[Mike Cannon]]、2013年4月4日) |
+ | *[[コピーカード]]([[機能別カードリスト]]) | ||
*[[イゼット団/The Izzet]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[イゼット団/The Izzet]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[アンコモン]] | ||
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2024年7月6日 (土) 09:48時点における最新版
Melek, Izzet Paragon / イゼットの模範、メーレク (4)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — 奇魔(Weird) ウィザード(Wizard)
伝説のクリーチャー — 奇魔(Weird) ウィザード(Wizard)
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたは、あなたのライブラリーの一番上からインスタント呪文とソーサリー呪文を唱えてもよい。
あなたがあなたのライブラリーからインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。
イゼット団/The Izzetの迷路走者。
未来予知/Future Sightに似た能力とコピー能力により、インスタント・ソーサリー比率の高いデッキであれば大きなアドバンテージを稼ぐことができる。しかし6マナと重く、除去耐性もないことから普通のコントロールデッキでは使いづらい。使うなら、メーレクを中心とする専用デッキを組んだ方がよいだろう。
ライブラリー操作手段やマナ切り離し/Mana Severanceなどを用いて、ライブラリーの一番上をインスタントかソーサリーに固定し続けるのが理想。またデッキのカードを火力とドロー、マナ加速、追加ターンなどで揃えておけば、青赤昇天のように次々と呪文を唱え続けることができる。スタンダードでは予想外の結果/Unexpected Resultsとの相性がよい。
- ドラゴンの迷路収録版の日本語版カードには誤植があり、ルール文章における3番目の能力の「あなたの」が欠落している(カード画像)。
- ドラゴンの迷路のゲームデーのトップ8賞品としてテキストボックスレスのプロモーション・カードが配布された[1]。
- 墓掘りの檻/Grafdigger's Cageは天敵。スタンダードでは墓地対策のついでにメタられてしまう可能性もあるので注意したい。
- Daily MTG内「Reconstructed」の執筆者でお馴染みのGavin Verheyは、ドラゴンの迷路のお気に入りカードとしてこれを挙げている。『私がこいつを使ってヘンテコなデッキを量産し、「そのせいで」こいつのコストが5マナから6マナになってしまった』とのこと[2]。
[編集] ルール
- 1番目・2番目の能力
- 基本事項は未来予知/Future Sight#ルールを参照。
- 融合は手札から唱える時のみ使用できる能力である。ライブラリーから融合付き分割カードを唱える場合、両方の半分を唱えることはできない。
- 当事者カードなど、インスタントやソーサリーとしても唱えられるカードは、唱えた結果の呪文の特性がそれらになる選択肢のみ唱えられる(CR:601.3e、唱える#代替の特性があるカードの扱いも参照)。
- 3番目の能力
- コピーのルールに関してはコピー、コピー可能な値を参照。
- メーレク自身の2番目の能力に限らず、他のカードの効果でライブラリーのカードを唱えた場合もコピーされる。例えば束の間の開口/Temporal Aperture、太陽打ちの槌/Sunforger、波及など。
- 日本語版では誤植があるが(上記参照)、対戦相手やチームメイトのライブラリーから唱えたカードはコピーされない。
- 吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm、思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought、世紀の実験/Epic Experimentなどのカードは、ライブラリーでなく追放領域からカードを唱えていることに注意。
- 奇跡で唱えた呪文は、ライブラリーの一番上からではなく手札から唱えられていることに注意。
[編集] 関連カード
- イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon
- 再鍛された研究者、メーレク/Melek, Reforged Researcher
[編集] サイクル
ドラゴンの迷路の各ギルド/Guildの迷路走者サイクル。いずれもレアの伝説のクリーチャー。
- 第10管区のラヴィニア/Lavinia of the Tenth (アゾリウス評議会/The Azorius Senate)
- 幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts (オルゾフ組/The Orzhov Syndicate)
- 精神を飲む者、ミルコ・ヴォスク/Mirko Vosk, Mind Drinker (ディミーア家/House Dimir)
- イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon (イゼット団/The Izzet)
- ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch (ラクドス教団/The Cult of Rakdos)
- 縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped (ゴルガリ団/The Golgari)
- 自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed (グルール一族/The Gruul Clans)
- 軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion (ボロス軍/Boros Legion)
- イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris (セレズニア議事会/The Selesnya Conclave)
- 育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade (シミック連合/The Simic Combine)
[編集] ストーリー
メーレク/Melekはイゼット団/The Izzet Leagueによる人工生物奇魔にして研究者の一員。ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetが暗黙の迷路/The Implicit Mazeの走者として生み出し直々に任命されるも、レース本番直前にラル・ザレック/Ral Zarekに抹殺され代表の座を奪われてしまう。研究や迷路競争に対して熱心でまさに「模範」研究員だったが、却ってラルの逆鱗に触れたようだ。
[編集] 登場カード
[編集] 登場作品
[編集] 参考
- ↑ Promos & Tokens(Arcana 2013年4月11日)
- ↑ This is Where Things Get Weird(Internet Archive)/すべてが奇魔になる(Reconstructed 2013年4月30日)
- A Little Weird(Internet Archive)(Daily MTG、From the Lab、文:Mike Cannon、2013年4月4日)
- コピーカード(機能別カードリスト)
- イゼット団/The Izzet(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ドラゴンの迷路 - レア
- カード個別評価:統率者マスターズ - アンコモン