苦花/Bitterblossom

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(14人の利用者による、間の23版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Bitterblossom}}
 
{{#card:Bitterblossom}}
  
[[モーニングタイド]]で登場した[[トークン]]生成[[エンチャント]]。毎[[ターン]]1点の[[ライフ]]と引き換えに1/1[[飛行]]の[[フェアリー]]・[[クリーチャー]]・トークンを1体生成する。
+
[[モーニングタイド]]で登場した[[トークン]][[生成]][[エンチャント]]。毎[[ターン]]1点の[[ライフ]]と引き換えに1/1[[飛行]]の[[フェアリー]]・[[ならず者]]・[[クリーチャー]]・トークンを1体生成する。
  
[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[全体除去]]を多用する[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対しては[[戦場]]を一掃されてもトークンで[[攻撃]]を継続できる上、トークン生成時の[[ライフロス]]もあまり気にならないため、中速の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]系[[デッキ]]にはよく適した[[カード]]
+
==概要==
 +
トークンの[[サイズ]][[小型クリーチャー|小粒]]とはいえ、毎ターン1体ずつ増えていくため[[クロック]]量としてはなかなか大きい。しかも[[黒]]の[[フライヤー]]であるため、[[アタッカー]]にしてもよいし、[[チャンプブロック|チャンプブロッカー]]にしても[[飛行]][[畏怖]]のふたつに対処できるため見た目以上に優秀である。[[展開]]速度が若干遅いため高速[[アグロ]]でこそ敬遠されるが、中速の[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]系[[デッキ]]からじっくり構える低速[[コントロールデッキ|コントロール]]まで幅広く採用される。
  
また、毎ターン自動的に[[チャンプブロック]]要員を手に入れられるため、守りにも使える。トークンは[[]]い飛行クリーチャーであるため、[[畏怖]]と飛行という主要2つの[[回避能力]]に対応できる点が優れている。ライフロスがあるにもかかわらずコントロールデッキにも頻繁に用いられるのはそのため。出した後の敵行動を対処できれば受身でも勝ちが転がり込むため、[[パーミッション]]との相性も良い。
+
[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[全体除去]]で一掃されても立て直しが容易であり、[[対戦相手]]の全体除去対策にもなるし、逆に自分から全体除去を使っていくデッキでも相性がよい。[[青黒コントロール]]においては、苦花を[[唱える|唱えて]]、あとは対戦相手の妨害に徹して勝ちが転がり込むのを待つという戦略が取られることもある。
  
[[フェアリー (デッキ)|フェアリーデッキ]][[メタゲーム|メタ]]の一角に押し上げた張本人であり、その他にも[[黒緑ビートダウン#ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]][[黒赤トークン]]など、採用される[[デッキタイプ]]は幅広い。
+
特に[[フェアリー (デッキ)|フェアリーデッキ]]では[[タイプ的]][[シナジー]]を得て、より強力になる。これ自身およびトークンが[[呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite]]の性能を引き上げたり、[[エンチャント]][[破壊]][[呪文]]で対処されそうなときは[[ウーナの末裔/Scion of Oona]]で守りつつクロックを大幅に引き上げたり、ライフが厳しいときは[[霧縛りの徒党/Mistbind Clique]][[追放]]したりと、様々な[[シナジー]]が取りこまれた。
  
純粋なパワーカードであるが、[[メタゲーム]]に左右される部分も大きく、[[青黒]]のフェアリーデッキを例に取ると、[[スタンダード]]では4枚投入が当然とされるが、[[エクステンデッド]]では[[メインデッキ]]には採用されない方が主流。しかし[[エターナル]][[クラシック]]では、やはり多めに積まれることが多い。これは、エクステンデッドでは[[Zoo#エクステンデッド|Zoo]]や[[バーン]]などの速攻デッキが流行しているため。
+
[[スタンダード]]では「飛行や畏怖よりも[[トランプル]][[プロテクション]](黒)の方が突破力が高い」と言われ、[[ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique]]を始めとする[[タフネス]]1クリーチャーの採用が躊躇われるなど、[[環境]]に大きな影響を与えていた。2ターン目にこれを置かれるとどうしようもないデッキもあり、その影響力の大きさから「この環境は2ターンキルがある」などと揶揄されることもあった。相手の苦花に対抗するために苦花を採用するという構築も見られた。
  
当時のスタンダードでは2ターン目にこれを置かれるとどうしようもないデッキもあり、「この環境は2ターンキルがある」などと揶揄されていた。
+
[[おとぎ話]]として収録された[[エルドレインの森]]の[[リミテッド]]では、以前に輪をかけて凶悪。次々と湧き出てくる飛行戦力はただでさえ止めることが困難であることに加えて、[[生け贄に捧げる]]ことを[[コスト]]とする[[協約]][[メカニズム]]が実質的に使い放題となる。出現率こそ低いが、「2[[ターン]]目に出されたこれを除去できる[[カード]]が引けなかったので[[投了]]する」といったこともしばしば見られる。
  
*[[奈落のしもべ/Liege of the Pit]]や[[汚染/Contamination]]など、毎ターンクリーチャーを要求するカードと相性が良い。
+
*多くのトークン生成カードと同様に、[[生け贄に捧げる]][[コスト]]を持つカードと相性が良い。また[[全体強化]]との相性も良好。
*[[不吉の月/Bad Moon]]や[[弱者の力線/Leyline of the Meek]]で全体強化するのも良いだろう。
+
*フェアリーである点ばかり注目されるが、トークンは[[ならず者]]でもあるため、[[徘徊]]とも相性がよい。
 +
 
 +
==利用==
 +
===ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築===
 +
[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]では、[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築|青黒フェアリー]]を同[[環境]]における2強の一角に押し上げるのに貢献した。
 +
 
 +
===スタンダード===
 +
====時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期====
 +
それまで[[緑青]]の構成が多かった[[フェアリー (デッキ)#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|フェアリーデッキ]]を[[青黒]]主流に変えた主な要因であり、[[メタゲーム]]の中心にまで上がる原動力ともなった。
 +
 
 +
[[ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk]]や[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]のためにトークンを活用する[[黒赤トークン]]でも採用された。
 +
 
 +
====ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期====
 +
引き続き[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|青黒フェアリー]]で活躍。
 +
 
 +
トークンを[[黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane]]などの[[全体強化]]でサポートする[[白黒トークン#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|白黒トークン]]も登場。
 +
 
 +
===エクステンデッド===
 +
[[オンスロート]]期は[[フェアリー (デッキ)#エクステンデッド|フェアリーデッキ]]も[[青単色デッキ|青単色]]のものが主流であり、[[Zoo#エクステンデッド|Zoo]]や[[バーン]]などの速攻デッキが流行していたこともあって、[[メインデッキ]]では採用を控えられることが多かった。
 +
 
 +
オンスロート退場後には再びフェアリーデッキが青黒の構成となり、また苦花も採用されるようになった。[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]をトークンに[[つける|つけて]][[チャンプアタック]]するテクニックも流行。しかし[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]登場後は、フェアリーデッキは[[白青]]が主流となって苦花は外された。
 +
 
 +
その他にも、[[エルドラージ変身#エクステンデッド(ローウィン・ブロック期)|エルドラージ変身]]で[[変身/Polymorph]]の「タネ」として使われた。
 +
 
 +
===モダン===
 +
[[モダン]]では[[フォーマット]]制定時は[[禁止カード]]に指定されたが、後に解禁(→[[#禁止・制限履歴]])。
 +
 
 +
他のデッキの2ターン目の濃度の高さなどから目立った結果は残せていないが、[[真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor]]の登場によりライフロスを補えるようになった[[白黒トークン#モダン|白黒トークン]]やかつての[[フェアリー (デッキ)#モダン|青黒フェアリー]]に近いもの、また[[ジャンドコントロール#モダン|ジャンド]]への1枚[[挿す|挿し]]などが時折見られる。
 +
 
 +
===レガシー===
 +
一部ではあるが[[フェアリー (デッキ)#モダン|青黒フェアリー]]が存在している。
 +
 
 +
[[ゾンビ (デッキ)#レガシー|Zombardment]]においてもトークンを[[生け贄に捧げる|生け贄]][[ギミック]]に活用されている。
 +
 
 +
上手く回れば[[墓地対策]]や[[除去]]、[[終末/Terminus]]や[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]などを苦にしないサブの[[ビートダウン]]プランとしても利用できる。
 +
 
 +
==その他==
 
*ライフ1点と引き替えに[[アドバンテージ]]を得るという点では[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]を連想させる。これは戦場にクリーチャー1体を得るのに対し、そちらは[[手札]]にカード1枚を獲得する。
 
*ライフ1点と引き替えに[[アドバンテージ]]を得るという点では[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]を連想させる。これは戦場にクリーチャー1体を得るのに対し、そちらは[[手札]]にカード1枚を獲得する。
 
*公開された当初から評価が高かったカードだが、一部では「出して2ターン後にしか殴れない」という点で活躍が疑問視されていた。これは、[[カーノファージ/Carnophage]]などの高速ビート系の[[スーサイド]]クリーチャーと比較しての意見であったのだが、使ってみれば全くの別物である。
 
*公開された当初から評価が高かったカードだが、一部では「出して2ターン後にしか殴れない」という点で活躍が疑問視されていた。これは、[[カーノファージ/Carnophage]]などの高速ビート系の[[スーサイド]]クリーチャーと比較しての意見であったのだが、使ってみれば全くの別物である。
*これ以降、何らかのトークンを毎ターン戦場に出すカードのことを一部で○○花と呼ぶようになった。(例:[[ゴブリンの突撃/Goblin Assault|ゴブ花]])
+
*これ以降、何らかのトークンを毎ターン戦場に出すカードのことを一部で「○○花」と呼ぶようになった(例:[[ゴブリンの突撃/Goblin Assault|ゴブ花]])。
*2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2008年を代表するカードとして展示された。([https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater 参考]
+
*[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[2008年]]を代表するカードとして展示された<ref>[https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース](マジック日本公式Facebook)</ref>。
 +
*モダンでの禁止が解除された翌年、[[モダンマスターズ2015]]に[[再録]]。その際に[[稀少度]]が[[神話レア]]に変更された。[[トークン・カード]]も新しい[[絵|イラスト]]が用意された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/tokens-modern-masters-2015-edition-2015-05-07 Tokens of Modern Masters 2015 Edition]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0014906/ 『モダンマスターズ 2015年版』のトークン]([[Daily MTG]] - Arcana [[2015年]]5月7日 [[Blake Rasmussen]]著)</ref>。
  
[[フェアリー (デッキ)|フェアリーデッキ]]の暴走を避けるため、[[モダン]]では公式フォーマット化と同時に[[禁止カード]]に指定される。
+
==禁止・制限履歴==
 +
スタンダード時代のような[[フェアリー (デッキ)|フェアリーデッキ]]の暴走を避けるため、[[モダン]]では公式フォーマット化と同時に[[禁止カード]]に指定された。その後[[2014年]]2月7日(2月3日告知)より、モダン環境が進化したことで[[カードパワー]]が妥当なレベルになったという判断から、禁止が解除された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/february-3-2014-dci-banned-restricted-list-announcement-2014-02-03 February 3, 2014, DCI Banned & Restricted List Announcement ]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0006845/ 2014年2月3日 DCI禁止制限カードリスト告知]([[Daily MTG]] 2014年2月3日 [[Erik Lauer]]著)</ref>。
  
 +
==脚注==
 +
<references />
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036128/ ダブルで入手 その1]([[Making Magic]] [[2022年]]6月23日) - デザイン過程
 
*[[カード個別評価:モーニングタイド]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:モーニングタイド]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:おとぎ話]] - [[神話レア]]
 +
*[[Secret Lair Drop Series/2019年#Bitterblossom Dreams|Secret Lair Drop Series: Bitterblossom Dreams]]

2024年6月15日 (土) 18:30時点における最新版


Bitterblossom / 苦花 (1)(黒)
同族 エンチャント — フェアリー(Faerie)

あなたのアップキープの開始時に、あなたは1点のライフを失い、飛行を持つ黒の1/1のフェアリー(Faerie)・ならず者(Rogue)クリーチャー・トークンを1体生成する。


モーニングタイドで登場したトークン生成エンチャント。毎ターン1点のライフと引き換えに1/1飛行フェアリーならず者クリーチャー・トークンを1体生成する。

目次

[編集] 概要

トークンのサイズ小粒とはいえ、毎ターン1体ずつ増えていくためクロック量としてはなかなか大きい。しかもフライヤーであるため、アタッカーにしてもよいし、チャンプブロッカーにしても飛行畏怖のふたつに対処できるため見た目以上に優秀である。展開速度が若干遅いため高速アグロでこそ敬遠されるが、中速のビートダウンデッキからじっくり構える低速コントロールまで幅広く採用される。

神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去で一掃されても立て直しが容易であり、対戦相手の全体除去対策にもなるし、逆に自分から全体除去を使っていくデッキでも相性がよい。青黒コントロールにおいては、苦花を唱えて、あとは対戦相手の妨害に徹して勝ちが転がり込むのを待つという戦略が取られることもある。

特にフェアリーデッキではタイプ的シナジーを得て、より強力になる。これ自身およびトークンが呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteの性能を引き上げたり、エンチャント破壊呪文で対処されそうなときはウーナの末裔/Scion of Oonaで守りつつクロックを大幅に引き上げたり、ライフが厳しいときは霧縛りの徒党/Mistbind Clique追放したりと、様々なシナジーが取りこまれた。

スタンダードでは「飛行や畏怖よりもトランプルプロテクション(黒)の方が突破力が高い」と言われ、ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cliqueを始めとするタフネス1クリーチャーの採用が躊躇われるなど、環境に大きな影響を与えていた。2ターン目にこれを置かれるとどうしようもないデッキもあり、その影響力の大きさから「この環境は2ターンキルがある」などと揶揄されることもあった。相手の苦花に対抗するために苦花を採用するという構築も見られた。

おとぎ話として収録されたエルドレインの森リミテッドでは、以前に輪をかけて凶悪。次々と湧き出てくる飛行戦力はただでさえ止めることが困難であることに加えて、生け贄に捧げることをコストとする協約メカニズムが実質的に使い放題となる。出現率こそ低いが、「2ターン目に出されたこれを除去できるカードが引けなかったので投了する」といったこともしばしば見られる。

[編集] 利用

[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築

ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築では、青黒フェアリーを同環境における2強の一角に押し上げるのに貢献した。

[編集] スタンダード

[編集] 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

それまで緑青の構成が多かったフェアリーデッキ青黒主流に変えた主な要因であり、メタゲームの中心にまで上がる原動力ともなった。

ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk大いなるガルガドン/Greater Gargadonのためにトークンを活用する黒赤トークンでも採用された。

[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期

引き続き青黒フェアリーで活躍。

トークンを黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneなどの全体強化でサポートする白黒トークンも登場。

[編集] エクステンデッド

オンスロート期はフェアリーデッキ青単色のものが主流であり、Zooバーンなどの速攻デッキが流行していたこともあって、メインデッキでは採用を控えられることが多かった。

オンスロート退場後には再びフェアリーデッキが青黒の構成となり、また苦花も採用されるようになった。梅澤の十手/Umezawa's Jitteをトークンにつけてチャンプアタックするテクニックも流行。しかし石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic登場後は、フェアリーデッキは白青が主流となって苦花は外された。

その他にも、エルドラージ変身変身/Polymorphの「タネ」として使われた。

[編集] モダン

モダンではフォーマット制定時は禁止カードに指定されたが、後に解禁(→#禁止・制限履歴)。

他のデッキの2ターン目の濃度の高さなどから目立った結果は残せていないが、真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitorの登場によりライフロスを補えるようになった白黒トークンやかつての青黒フェアリーに近いもの、またジャンドへの1枚挿しなどが時折見られる。

[編集] レガシー

一部ではあるが青黒フェアリーが存在している。

Zombardmentにおいてもトークンを生け贄ギミックに活用されている。

上手く回れば墓地対策除去終末/Terminus精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorなどを苦にしないサブのビートダウンプランとしても利用できる。

[編集] その他

[編集] 禁止・制限履歴

スタンダード時代のようなフェアリーデッキの暴走を避けるため、モダンでは公式フォーマット化と同時に禁止カードに指定された。その後2014年2月7日(2月3日告知)より、モダン環境が進化したことでカードパワーが妥当なレベルになったという判断から、禁止が解除された[3]

[編集] 脚注

  1. ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック日本公式Facebook)
  2. Tokens of Modern Masters 2015 Edition/『モダンマスターズ 2015年版』のトークンDaily MTG - Arcana 2015年5月7日 Blake Rasmussen著)
  3. February 3, 2014, DCI Banned & Restricted List Announcement /2014年2月3日 DCI禁止制限カードリスト告知(Daily MTG 2014年2月3日 Erik Lauer著)

[編集] 参考

QR Code.gif