ティムール再生

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ティムール再生(Temur Reclamation)は、荒野の再生/Wilderness Reclamationをキーカードとする緑青赤のコントロールデッキ。ラヴニカの献身参入後のスタンダード環境及びパイオニア環境に存在した。

[編集] 概要

ベースはドロー・打ち消し・火力を中心とする青赤コントロール。緑を足す最大の理由は荒野の再生/Wilderness Reclamationで、これがもたらす大量のマナをもとに各種インスタント呪文を運用する。最後は終了ステップ中に特大の発破/Explosionを唱え、2枚目3枚目の発展+発破/Expansion+Explosionを引き込んで勝負を決める。

[編集] ラヴニカのギルド～基本セット2021期

ローテーションによりアズカンタの探索/Search for Azcantaなどを失ったものの、エルドレインの王権からヴァントレス城/Castle Vantressなどを獲得したこともあり、引き続き環境に存在している。

テーロス還魂記参入後は自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath、タッサの介入/Thassa's Intervention、嵐の怒り/Storm's Wrathなどを獲得したことにより、大幅に強化された。

イコリア：巨獣の棲処からは、新たにケトリアのトライオーム/Ketria Triomeやサメ台風/Shark Typhoonを獲得した。同系をメタって、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerやドビンの拒否権/Dovin's Vetoのために白をタッチした4色再生も登場した。

プレイヤーズツアーファイナル (2020年)でもトップメタを占め、4色再生が優勝を飾った直後、2020年8月3日付けで荒野の再生/Wilderness Reclamationと成長のらせん/Growth Spiralがスタンダードの禁止カードに指定され、環境から消滅した。ローテーションまで残り2ヶ月ではあったが、2019新型コロナウイルス流行によりデジタルゲームの割合が増した結果スタンダードのプレイ数はむしろ増加しており、メタゲームに介入するには充分な理由であると判断された^[1]。

[編集] サンプルリスト

[編集] エルドレインの王権後

• 備考
  • グランプリリッチモンド19 ベスト8（参考）
  • 使用者：Julien Berteaux
• フォーマット
  • スタンダード（ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身＋灯争大戦＋基本セット2020＋エルドレインの王権）

• エルドレインの王権参入後（ローテーション後）のリスト。
• 環境に多い緑系デッキ対策として、霊気の疾風/Aether Gustがメインデッキから採用されている。

[編集] テーロス還魂記後

• 備考
  • グランプリリヨン20 準優勝（参考）
  • 使用者：Quentin Leroy
• フォーマット
  • スタンダード（ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身＋灯争大戦＋基本セット2020＋エルドレインの王権＋テーロス還魂記）

• テーロス還魂記参入後のリスト。

[編集] イコリア：巨獣の棲処後

• 備考
  • MagicFest Online Season 2 - Weekly Championship - Week 1 準優勝（参考）
  • 使用者：egdirb#11280（Seth Manfield）
• フォーマット
  • スタンダード（ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身＋灯争大戦＋基本セット2020＋エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処）

• イコリア：巨獣の棲処参入後のリスト。

[編集] 4色再生

• 備考
  • プレイヤーズツアーファイナル 優勝（参考/参考）
  • 使用者：Kristof Prinz
• フォーマット
  • スタンダード（ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身＋灯争大戦＋基本セット2020＋エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処＋基本セット2021）

• タッチ白の4色再生と呼ばれるタイプ。

[編集] イクサラン・ブロック～基本セット2020期

追加の勝ち手段としてパルン、ニヴ＝ミゼット/Niv-Mizzet, Parunなどが採用される。

灯争大戦参入後は時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerの流行が大きな逆風となった。

[編集] サンプルリスト

• 備考
  • ミシックチャンピオンシップクリーブランド19 第46位、スタンダード部門8勝2敗（参考/参考）
  • 使用者：Pascal Maynard
• フォーマット
  • スタンダード（イクサラン・ブロック＋ドミナリア＋基本セット2019＋ラヴニカのギルド＋ラヴニカの献身）

• ラヴニカの献身参入後の初期型。

[編集] パイオニア

スタンダード版とほぼ変わらない構成で存在していたが、自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathの禁止によって消滅した。

[編集] サンプルリスト

• 備考
  • Pioneer Challenge #12261178 on 02/14/2021 優勝（参考）
  • 使用者：Gul_Dukat
• フォーマット
  • パイオニア（～カルドハイム）

• 自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止直前の構成。ドローソースとしてカルドハイムで獲得した多元宇宙の警告/Behold the Multiverseを採用している。

[編集] 参考

1. ↑ August 3, 2020 Banned and Restricted Announcement/2020年8月3日　禁止制限告知(Daily MTG 2020年8月3日)

• デッキ集