奈落の王/Lord of the Pit
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
3行: | 3行: | ||
かつての[[黒]]を代表する[[ペナルティ能力]]付きの[[大型クリーチャー]]。[[リミテッド・エディション]]から存在する[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初の[[デーモン]]の一つである(もう一つは[[Demonic Hordes]])。 | かつての[[黒]]を代表する[[ペナルティ能力]]付きの[[大型クリーチャー]]。[[リミテッド・エディション]]から存在する[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初の[[デーモン]]の一つである(もう一つは[[Demonic Hordes]])。 | ||
− | 7/7という[[P/T]]に[[飛行]]と[[トランプル]]がついており、[[戦闘]] | + | 7/7という[[P/T]]に[[飛行]]と[[トランプル]]がついており、[[戦闘]]ではまず止めることはできない。しかし、そのペナルティも大きく、毎[[ターン]]、[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる]]必要がある。それができなければ[[コントローラー]]に7点もの[[ダメージ]]を[[与える]]。 |
− | デメリットはきつく思えるが、実際には2、3回[[攻撃]] | + | デメリットはきつく思えるが、実際には2、3回[[攻撃]]すれば[[勝利|勝てる]]ので、それほどの負担にはならないだろう。生け贄が用意できなくともダメージを受けるだけなので、[[ライフ]]を[[支払う]][[アップキープ・コスト]]だと割り切って[[スーサイド]]気味に使うことも可能。 |
− | *[[生け贄]]は強制であり、他のクリーチャーを生け贄に捧げられない場合にだけコントローラーにダメージを与える。よって、他のクリーチャーを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している限り、わざとダメージを受けることを選択することはできない。 | + | *[[生け贄に捧げる|生け贄]]は強制であり、他のクリーチャーを生け贄に捧げられない場合にだけコントローラーにダメージを与える。よって、他のクリーチャーを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している限り、わざとダメージを受けることを選択することはできない。 |
*ダメージなので[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]で[[軽減]]したり、[[魂の絆/Spirit Link]]で帳消しにしたりもできる。ただし上記の通り生け贄は強制なので注意。 | *ダメージなので[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]で[[軽減]]したり、[[魂の絆/Spirit Link]]で帳消しにしたりもできる。ただし上記の通り生け贄は強制なので注意。 | ||
*[[平和な心/Pacifism]]をはじめとした「[[戦場]]に残す[[除去]]([[擬似除去]])」には非常に弱い。奈落の王を処分する方法がない限り、クリーチャーを失い続け、さらにはライフをも失い続けるハメになる。 | *[[平和な心/Pacifism]]をはじめとした「[[戦場]]に残す[[除去]]([[擬似除去]])」には非常に弱い。奈落の王を処分する方法がない限り、クリーチャーを失い続け、さらにはライフをも失い続けるハメになる。 | ||
15行: | 15行: | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
===主な亜種=== | ===主な亜種=== | ||
− | + | [[アップキープ・コスト]]に[[パーマネント]]の生け贄を課すデーモン。「要求する生け贄⇒不履行時のコントローラーへのペナルティ」の形で表記。 | |
− | *[[ヨーグモスの悪魔/Yawgmoth Demon]] - [[アーティファクト]] | + | *[[ヨーグモスの悪魔/Yawgmoth Demon]] - [[アーティファクト]]⇒自身を[[タップ]]し2点ダメージ。([[アンティキティー]]) |
− | *[[Infernal Denizen]] - [[沼]] | + | *[[Infernal Denizen]] - [[沼]]2つ⇒自身をタップし[[対戦相手]]にクリーチャー1体の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を差し出す。([[アイスエイジ]]) |
− | *[[Minion of Leshrac]] - | + | *[[Minion of Leshrac]] - 他のクリーチャー⇒自身をタップし5点ダメージ。(アイスエイジ) |
− | *[[痛めつける鬼/Painwracker Oni]] - [[オーガ]] | + | *[[痛めつける鬼/Painwracker Oni]] - [[オーガ]]をコントロールしていない場合、クリーチャーを生け贄⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。([[神河物語]]) |
*[[奈落のしもべ/Liege of the Pit]] - 奈落の王の直接的な[[リメイク]]。[[変異]]持ち。([[時のらせん]]) | *[[奈落のしもべ/Liege of the Pit]] - 奈落の王の直接的な[[リメイク]]。[[変異]]持ち。([[時のらせん]]) | ||
− | *[[悲哀をもたらす悪魔/Woebringer Demon]] - | + | *[[悲哀をもたらす悪魔/Woebringer Demon]] - 他のクリーチャー⇒自身を生け贄。各プレイヤーの[[アップキープ]]ごとに誘発。([[ラヴニカ:ギルドの都]]) |
− | *[[アンクスの大悪魔/Archdemon of Unx]] - [[ゾンビ]] | + | *[[アンクスの大悪魔/Archdemon of Unx]] - [[ゾンビ]]でないクリーチャー⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。([[アラーラの断片]]) |
− | *[[魂の汚染者/Defiler of Souls]] - [[単色]] | + | *[[魂の汚染者/Defiler of Souls]] - [[単色]]のクリーチャー⇒直接的ペナルティはなし。各プレイヤーのアップキープごとにそれぞれのプレイヤーが生け贄に捧げる、半ばメリット能力。([[アラーラ再誕]]) |
− | *[[ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon]] - | + | *[[ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon]] - 他のクリーチャー⇒自身をタップし7点[[ライフロス]]。生け贄に捧げた場合、各対戦相手が生け贄の[[パワー]]分ライフロス。([[基本セット2010]]) |
− | *[[貪欲なる悪魔/Ravenous Demon|強欲の大悪魔/Archdemon of Greed]] - [[両面カード]]の[[第2面]]。[[人間]] | + | *[[貪欲なる悪魔/Ravenous Demon|強欲の大悪魔/Archdemon of Greed]] - [[両面カード]]の[[第2面]]。[[人間]]⇒自身をタップし9点ダメージ。([[闇の隆盛]]) |
− | *[[悪魔の監督官/Demonic Taskmaster]] - | + | *[[悪魔の監督官/Demonic Taskmaster]] - 他のクリーチャー⇒直接的ペナルティはなし。([[アヴァシンの帰還]]) |
− | *[[影生まれの悪魔/Shadowborn Demon]] - [[墓地]]の[[クリーチャー]] | + | *[[影生まれの悪魔/Shadowborn Demon]] - [[墓地]]の[[クリーチャー]]・カードが6枚未満の場合クリーチャーを生け贄⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。([[基本セット2014]]) |
− | *[[忌まわしき首領/Abhorrent Overlord]] - | + | *[[忌まわしき首領/Abhorrent Overlord]] - クリーチャー⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。([[テーロス]]) |
− | *[[黙示録の悪魔/Apocalypse Demon]] - | + | *[[黙示録の悪魔/Apocalypse Demon]] - 他のクリーチャー⇒自身をタップ。([[破滅の刻]]) |
− | *[[ベルゼンロック典礼/Rite of Belzenlok]] - [[英雄譚]][[エンチャント]]の第Ⅲ章で[[生成]] | + | *[[ベルゼンロック典礼/Rite of Belzenlok]] - [[英雄譚]][[エンチャント]]の第Ⅲ章で[[生成]]されるデーモン・クリーチャー・[[トークン]]。他のクリーチャー⇒6点ダメージ。([[ドミナリア]]) |
==参考== | ==参考== |
2018年11月27日 (火) 11:40時点における版
Lord of the Pit / 奈落の王 (4)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行、トランプル
あなたのアップキープの開始時に、奈落の王以外のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。できない場合、奈落の王はあなたに7点のダメージを与える。
かつての黒を代表するペナルティ能力付きの大型クリーチャー。リミテッド・エディションから存在するマジック初のデーモンの一つである(もう一つはDemonic Hordes)。
7/7というP/Tに飛行とトランプルがついており、戦闘ではまず止めることはできない。しかし、そのペナルティも大きく、毎ターン、クリーチャーを生け贄に捧げる必要がある。それができなければコントローラーに7点ものダメージを与える。
デメリットはきつく思えるが、実際には2、3回攻撃すれば勝てるので、それほどの負担にはならないだろう。生け贄が用意できなくともダメージを受けるだけなので、ライフを支払うアップキープ・コストだと割り切ってスーサイド気味に使うことも可能。
- 生け贄は強制であり、他のクリーチャーを生け贄に捧げられない場合にだけコントローラーにダメージを与える。よって、他のクリーチャーをコントロールしている限り、わざとダメージを受けることを選択することはできない。
- ダメージなので黒の防御円/Circle of Protection: Blackで軽減したり、魂の絆/Spirit Linkで帳消しにしたりもできる。ただし上記の通り生け贄は強制なので注意。
- 平和な心/Pacifismをはじめとした「戦場に残す除去(擬似除去)」には非常に弱い。奈落の王を処分する方法がない限り、クリーチャーを失い続け、さらにはライフをも失い続けるハメになる。
- ディヴァインvsデモニックにChippyによる新規イラストと新規フレイバー・テキストを得て神話レアとして収録された。アイコニックマスターズでも希少度はレアになったがこの仕様で再録された。
「我が召喚はそなたの債務の始まりと知れ、プレインズウォーカーよ。」
関連カード
主な亜種
アップキープ・コストにパーマネントの生け贄を課すデーモン。「要求する生け贄⇒不履行時のコントローラーへのペナルティ」の形で表記。
- ヨーグモスの悪魔/Yawgmoth Demon - アーティファクト⇒自身をタップし2点ダメージ。(アンティキティー)
- Infernal Denizen - 沼2つ⇒自身をタップし対戦相手にクリーチャー1体のコントロールを差し出す。(アイスエイジ)
- Minion of Leshrac - 他のクリーチャー⇒自身をタップし5点ダメージ。(アイスエイジ)
- 痛めつける鬼/Painwracker Oni - オーガをコントロールしていない場合、クリーチャーを生け贄⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。(神河物語)
- 奈落のしもべ/Liege of the Pit - 奈落の王の直接的なリメイク。変異持ち。(時のらせん)
- 悲哀をもたらす悪魔/Woebringer Demon - 他のクリーチャー⇒自身を生け贄。各プレイヤーのアップキープごとに誘発。(ラヴニカ:ギルドの都)
- アンクスの大悪魔/Archdemon of Unx - ゾンビでないクリーチャー⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。(アラーラの断片)
- 魂の汚染者/Defiler of Souls - 単色のクリーチャー⇒直接的ペナルティはなし。各プレイヤーのアップキープごとにそれぞれのプレイヤーが生け贄に捧げる、半ばメリット能力。(アラーラ再誕)
- ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon - 他のクリーチャー⇒自身をタップし7点ライフロス。生け贄に捧げた場合、各対戦相手が生け贄のパワー分ライフロス。(基本セット2010)
- 強欲の大悪魔/Archdemon of Greed - 両面カードの第2面。人間⇒自身をタップし9点ダメージ。(闇の隆盛)
- 悪魔の監督官/Demonic Taskmaster - 他のクリーチャー⇒直接的ペナルティはなし。(アヴァシンの帰還)
- 影生まれの悪魔/Shadowborn Demon - 墓地のクリーチャー・カードが6枚未満の場合クリーチャーを生け贄⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。(基本セット2014)
- 忌まわしき首領/Abhorrent Overlord - クリーチャー⇒直接的ペナルティはないが最終的には自身も生け贄。(テーロス)
- 黙示録の悪魔/Apocalypse Demon - 他のクリーチャー⇒自身をタップ。(破滅の刻)
- ベルゼンロック典礼/Rite of Belzenlok - 英雄譚エンチャントの第Ⅲ章で生成されるデーモン・クリーチャー・トークン。他のクリーチャー⇒6点ダメージ。(ドミナリア)
参考
- 壁紙・待受
- Tenth Edition Lord of the Pit Art(第10版のイラスト)
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド・エディション - レア
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - レア
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - レア