擬似除去
提供:MTG Wiki
擬似除去(Pseudo-removal / Quasi-removal)とは、戦場から恒久的に墓地や追放領域へ移す以外の方法によってパーマネントを無力化する呪文や能力、その効果や処理のこと。
Dungeon Geists / 地下牢の霊 (2)(青)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
飛行
地下牢の霊が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、あなたが地下牢の霊をコントロールし続けているかぎり、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
主に以下のものが擬似除去として挙げられる。
- 一時的に戦場にいない状態にする。(バウンス、忘却の輪/Oblivion Ringなど)
- 対戦相手がコントロールしていない状態にする。(コントロール奪取など)
- 攻撃やブロック、能力を無力化する。(タップ、攻撃抑制、ブロック抑制、パワー減少、魂の絆/Spirit Linkなど)
限られた方法でしか再利用できなくする破壊や追放とは違い、効果の期間切れ、擬似除去の原因の対処、バウンスからの再展開などによって再利用できるようになるため、擬似除去はそうでない除去より不確実なものとされる。戦場に残すタイプの場合、格闘や搭乗、生け贄に捧げるためのコストなど、各種リソースとして利用する余地を残してしまうという危険も残る。これらのことから、除去としての性能は破壊や追放といった直接的な手段に劣りがち。
しかし一方で、タイム・デストラクションや、ライブラリーの一番下に戻すことによる墓地利用の阻止、リアニメイトデッキに対するバウンス、破壊不能に対する平和な心/Pacifismなど、場合によっては破壊などより効果的に働くことも少なくないため、一概に劣化版とは言い切れない。また、同じ効果の除去よりも不確実な分、コストが軽い場合が多いので、テンポを重視する場合や速攻デッキ対策として有効。それらの利点を買われてトーナメントシーンで使われる場面もままある(例:送還/Unsummon、平和な心/Pacifismなど)。