注目のストーリー
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(ラヴニカのギルドを暫定的にコレクター番号順で追加。) |
|||
24行: | 24行: | ||
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]では長年、[[ペーパーバック小説]]や[[電子書籍]]などを購入しなければ詳細な背景ストーリーを知ることができず、ユーザーにとってストーリーが敷居の高いものになっていた。これを解消するため、[[R&D|開発部]]は[[2014年]]に大きな方針転換を行った。一つは有料の小説を廃止し、公式サイトで無料公開される掌編記事「Magic Story(当時の名前はUncharted Realms)」でメインストーリーを展開すること。そしてもう一つは、カードそのものにストーリーを描くことである。 | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]では長年、[[ペーパーバック小説]]や[[電子書籍]]などを購入しなければ詳細な背景ストーリーを知ることができず、ユーザーにとってストーリーが敷居の高いものになっていた。これを解消するため、[[R&D|開発部]]は[[2014年]]に大きな方針転換を行った。一つは有料の小説を廃止し、公式サイトで無料公開される掌編記事「Magic Story(当時の名前はUncharted Realms)」でメインストーリーを展開すること。そしてもう一つは、カードそのものにストーリーを描くことである。 | ||
− | [[ニクスへの旅]]から「ストーリー上の重要な場面をカード化する」試みが始まり、[[神討ち/Deicide]]などが作られた<ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/83095396870/so-i-feel-like-deicide-and-revel-of-the-fallen A Voice for Vorthos]([[Doug Beyer]]ブログ)</ref>。この試みはその後も続き、[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]からは「'''重要なシーン'''/''Pivotal Moment''」として、1セットにつき約5枚、ストーリー上の重要な場面を描いたカードが作られることになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldritch-perfect-part-1-2016-07-11 Eldritch Perfect, Part 1]/[ | + | [[ニクスへの旅]]から「ストーリー上の重要な場面をカード化する」試みが始まり、[[神討ち/Deicide]]などが作られた<ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/83095396870/so-i-feel-like-deicide-and-revel-of-the-fallen A Voice for Vorthos]([[Doug Beyer]]ブログ)</ref>。この試みはその後も続き、[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]からは「'''重要なシーン'''/''Pivotal Moment''」として、1セットにつき約5枚、ストーリー上の重要な場面を描いたカードが作られることになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldritch-perfect-part-1-2016-07-11 Eldritch Perfect, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0017131/ 異界の完成 その1](Making Magic [[2016年]]7月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。そして[[カラデシュ・ブロック]]から、「重要なシーン」は「注目のストーリー」としてカードに直接記されるようになり<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/150018561253/i-think-i-know-the-answer-but-just-to-make-sure Blogatog](Mark Rosewaterブログ)</ref>、それがストーリー上重要なカードであることをユーザーに明示的に示すとともに、ストーリーに興味を持ったユーザーをWebサイトに誘導するための仕組みが作られた。 |
==一覧== | ==一覧== | ||
+ | ===[[ラヴニカのギルド]]=== | ||
+ | *[[ギルド会談/Guild Summit]] | ||
+ | *[[暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy]] | ||
+ | *[[火想者の研究/Firemind's Research]] | ||
+ | *[[千年嵐/Thousand-Year Storm]] | ||
===[[ドミナリア]]=== | ===[[ドミナリア]]=== | ||
75行: | 80行: | ||
==脚注== | ==脚注== | ||
− | <references/> | + | <references /> |
==参考== | ==参考== | ||
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/kaladesh-release-notes-2016-09-16 Kaladesh Release Notes]/[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/kaladesh-release-notes-2016-09-16 Kaladesh Release Notes]/[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0017681/ 『カラデシュ』リリースノート](公式サイト) |
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/battle-zendikar-story-events-2015-10-07 Battle for Zendikar Story Events](Arcana [[2015年]]10月7日 Magic Creative Team著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/battle-zendikar-story-events-2015-10-07 Battle for Zendikar Story Events](Arcana [[2015年]]10月7日 Magic Creative Team著) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/oath-gatewatch-story-events-2016-01-27 Oath of the Gatewatch Story Events](Feature 2016年1月27日 The Magic Creative Team著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/oath-gatewatch-story-events-2016-01-27 Oath of the Gatewatch Story Events](Feature 2016年1月27日 The Magic Creative Team著) | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2018年10月20日 (土) 23:03時点における版
注目のストーリー/Story Spotlightは、ストーリー上の重要な場面を描いたカードに付けられるマーカー。カラデシュから導入された。
目次 |
解説
カラデシュ以降のカード・セットには、それぞれに数枚、背景ストーリーにおける重要な場面を意識してデザインされたカードが収録されている。これらのカードには以下の情報が記載される。
場所 | 情報 |
---|---|
文章欄 | プレインズウォーカー・シンボルの透かし |
コレクター番号の右 | 「注目のストーリー」の表記 セット内での通し番号(記載されていないセットもある) |
権利表記の上 | ストーリーページのURL(mtgstory.com) |
これらのマーカーは、ゲーム上は特別な意味を持たない。
- 背景ストーリーを描いたカードすべてが注目のストーリー・カードになるわけではない。
- プレミアム・カード版であってもプレインズウォーカー・シンボル部分は箔押し加工はなされていない。
- 日本語版ドミナリアの権利表記の年が注目のストーリー・カードのみ2017のままになっている。(他のカードは2018)
導入の経緯
マジックでは長年、ペーパーバック小説や電子書籍などを購入しなければ詳細な背景ストーリーを知ることができず、ユーザーにとってストーリーが敷居の高いものになっていた。これを解消するため、開発部は2014年に大きな方針転換を行った。一つは有料の小説を廃止し、公式サイトで無料公開される掌編記事「Magic Story(当時の名前はUncharted Realms)」でメインストーリーを展開すること。そしてもう一つは、カードそのものにストーリーを描くことである。
ニクスへの旅から「ストーリー上の重要な場面をカード化する」試みが始まり、神討ち/Deicideなどが作られた[1]。この試みはその後も続き、戦乱のゼンディカー・ブロックからは「重要なシーン/Pivotal Moment」として、1セットにつき約5枚、ストーリー上の重要な場面を描いたカードが作られることになった[2]。そしてカラデシュ・ブロックから、「重要なシーン」は「注目のストーリー」としてカードに直接記されるようになり[3]、それがストーリー上重要なカードであることをユーザーに明示的に示すとともに、ストーリーに興味を持ったユーザーをWebサイトに誘導するための仕組みが作られた。
一覧
ラヴニカのギルド
ドミナリア
イクサランの相克
イクサラン
- イクサランの束縛/Ixalan's Binding
- ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt
- 川の叱責/River's Rebuke
- 魔学コンパス/Thaumatic Compass
- 危険な航海/Perilous Voyage
破滅の刻
- 啓示の刻/Hour of Revelation
- 栄光の刻/Hour of Glory
- 約束の刻/Hour of Promise
- 永遠の刻/Hour of Eternity
- 破滅の刻/Hour of Devastation
アモンケット
- 新たな信仰/Renewed Faith
- 残酷な現実/Cruel Reality
- 選定された行進/Anointed Procession
- 力ずく/By Force
- ギデオンの介入/Gideon's Intervention
霊気紛争
- 領事府の弾圧/Consulate Crackdown
- ピアの革命/Pia's Revolution
- 不許可/Disallow
- 橋上の戦い/Battle at the Bridge
- 闇の暗示/Dark Intimations
カラデシュ
- 発明博覧会/Inventors' Fair
- 領事府による拘禁/Captured by the Consulate
- 行き詰まりの罠/Deadlock Trap
- 宿命の決着/Fateful Showdown
- 慮外な押収/Confiscation Coup
脚注
- ↑ A Voice for Vorthos(Doug Beyerブログ)
- ↑ Eldritch Perfect, Part 1/異界の完成 その1(Making Magic 2016年7月11日 Mark Rosewater著)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterブログ)
参考
- Kaladesh Release Notes/『カラデシュ』リリースノート(公式サイト)
- Battle for Zendikar Story Events(Arcana 2015年10月7日 Magic Creative Team著)
- Oath of the Gatewatch Story Events(Feature 2016年1月27日 The Magic Creative Team著)
- 用語集