神の怒り/Wrath of God

提供:MTG Wiki

2012年12月16日 (日) 09:13時点における221.191.48.1 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。


ハルマゲドン/Armageddonと双璧をなしたリセットボタン

全体除去の元祖にして基本と言えるカード。対象を取らず、などの条件も問わず、さらには再生も許さないため、大部分の除去耐性を無視することができる究極的なクリーチャー除去呪文でもある。状況によっては単体に対して使うこともあるが、基本的には複数のクリーチャーを破壊してカード・アドバンテージに繋げていく。

欠点は、自分のクリーチャーも巻き添えにしてしまう点。そのため、クリーチャーをあまり使用しないタイプのコントロール・デッキでの活躍のほうが目立つ。特に低速コントロールでは、序盤から中盤を生き延びるための必須カードと言える。往年の青白系コントロールビートダウンに対して強いと言われていたのは、このカードの存在のおかげと言っていいだろう。

時には白ウィニーに採用されているときもある。これは戦場の状況が不利になってしまったとき、一度自分のクリーチャーごとリセットし、再び展開力勝負に持ち込むため。いつでも有効な作戦ではないが、例えばリベリオンなどの極めて展開力が高いデッキではよく使われる手である。

また、カードプールに応じて、アカデミーの学長/Academy Rectorなどの「巻き添えになっても損しない(あるいはむしろ積極的に巻き添えにしたい)カード」、冥界のスピリット/Nether Spiritなどの「巻き添えになっても困らないカード」、またミシュラランドのようなクリーチャー化パーマネントなどの「巻き添えにならないカード」と言った面々と組み合わせて使われることも多い。

  • "Wrath of God"は「神罰」の意味で定型句的に使われる言葉。「怒り」で「Wrath」というのは日本人には余り馴染みの無い単語であるが、「憤怒」と訳せるほど激烈な怒りであると考えた方がよいだろう。ダンテの「神曲」に登場する「7つの大罪」の内の1つも「Wrath(憤怒)」である。
  • プレインズウォーカー (Magic Onlineフォーマット)では制限カードに指定されている。

関連カード

参考

QR Code.gif