不和のトロスターニ/Trostani Discordant

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[[ラヴニカへの回帰ブロック]]に続き[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]を率いる[[伝説の]][[ドライアド]]。[[全体強化]]の[[常在型能力]]、[[トークン]][[生成]]の[[ETB]][[能力]]、[[家路/Homeward Path]]に似た能力を持つ。
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セレズニアらしく[[クリーチャー]]やトークンを並べることに秀でたデッキとの相性がよく、[[敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon]]と共に[[デッキ]]全体のサイズを底上げしてくれる存在。登場時点の[[スタンダード]]では[[緑白トークン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|セレズニア・トークン]]によく採用された。[[灯争大戦]]以降は[[戦慄衆の指揮/Command the Dreadhorde]]や[[集団強制/Mass Manipulation]]といったコントロール奪取手段が[[メタゲーム]]上に現れるようになったことに伴い家路能力の価値も大きく上がり、[[緑白青コントロール#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|バント・ランプ]]など、クリーチャー主体で色が合うデッキの[[サイドボード]]としてよく見る選択肢となった。
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*3番目の能力によってコントロールを得た[[クリーチャー]]が「各[[終了ステップ]]の開始時に」[[誘発]]する能力を持っていた場合、その能力は以前の[[コントローラー]]の下で誘発する。「[[あなた]]の終了ステップの開始時に」誘発する能力を持っていた場合、その[[ターン]]にその能力が誘発することはない。
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*当然と言えば当然だが、不和のトロスターニ自身のコントロールも[[オーナー]]に戻る。
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**[[正気泥棒/Thief of Sanity]]でこれを[[ライブラリー]]から奪った場合、それを[[唱える|唱えて]]しまうと終了ステップにトークンを残して帰って行ってしまう。
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==開発秘話==
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新たなトロスターニは[[召集]]を推奨する[[カード]]として作られ、[[呪文]]を召集するたびに[[+1/+1カウンター]]を置く能力を持っていたが、このデザインは多くの問題点を抱えていた。召集のタネ・トロスターニ・召集持ちの3種を正しい順番で[[引く|引か]]なければ機能せず、得られるものは[[サイズ]]の大きなクリーチャーに過ぎないため対処されやすく、さらに召集の推奨としては直接的すぎて[[プレイヤー]]自身が[[シナジー]]を見つける楽しみを奪っていた。
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[[プレイ・デザイン・チーム]]はトロスターニに全体強化能力を与え、横並べを推奨することで間接的に召集を推奨する手法を取った。またトークン生成能力を与え、これ自身を召集のタネにできるようにした。[[タフネス]]は[[稲妻の一撃/Lightning Strike]]や[[轟音のクラリオン/Deafening Clarion]]に耐えられるよう4となり、また[[人質取り/Hostage Taker]]などの対策として家路能力が与えられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/trostani-discordant-2018-09-14 Trostani Discordant]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0031099/ 不和のトロスターニ](Card Preview [[2018年]]9月14日 [[Melissa DeTora]]著)</ref>。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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===サイクル===
 
===サイクル===
{{サイクル/ラヴニカのギルドのギルド指導者}}
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==ストーリー==
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'''トロスターニ'''/''Trostani''は、[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]の中心である三位一体のドライアド。ギルド間の緊張が高まる中、協調するはずの3つの人格が不和を起こし、機能不全に陥ってしまっている。
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詳細は[[トロスターニ/Trostani]]を参照。
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==脚注==
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<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ラヴニカのギルド]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ラヴニカのギルド]] - [[神話レア]]
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2020年4月1日 (水) 19:46時点における最新版


Trostani Discordant / 不和のトロスターニ (3)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — ドライアド(Dryad)

あなたがコントロールしている他のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
不和のトロスターニが戦場に出たとき、絆魂を持つ白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを2体生成する。
あなたの終了ステップの開始時に、各プレイヤーは自分がオーナーであるすべてのクリーチャーのコントロールを得る。

1/4

ラヴニカへの回帰ブロックに続きセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveを率いる伝説のドライアド全体強化常在型能力トークン生成ETB能力家路/Homeward Pathに似た能力を持つ。

を含む多色5マナというマナ・コストのわりに素のP/Tが低いものの、1/1のトークンを2体引き連れてくるので合計3/6、さらに自身の能力でトークンそれぞれが強化されるので合計5/8相当という高いマナレシオになる。刎頸の友/Sworn Companions栄光の頌歌/Glorious Anthemの抱き合わせに1/4のクリーチャーが付いてくると考えればかなりの高効率といえるだろう。また民兵のラッパ手/Militia Bugler手札に加えられるため、素のパワーが低いことも逆に評価点になっている。絆魂の常としてアグロ相手のダメージレースに強く、さらに一度に3体展開できるため単体除去を撃たれてもクロックを残すことができ、疫病造り師/Plaguecrafterのような布告除去にも強い。

終了ステップ誘発する家路能力は、コントロール奪取への高い耐性を与えてくれる。コントロール奪取は一般的に遭遇しにくい効果なので、どちらかと言えばおまけ的な能力だが、機能した際のアドバンテージ挽回力は大きいため決して軽視できない。

セレズニアらしくクリーチャーやトークンを並べることに秀でたデッキとの相性がよく、敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodonと共にデッキ全体のサイズを底上げしてくれる存在。登場時点のスタンダードではセレズニア・トークンによく採用された。灯争大戦以降は戦慄衆の指揮/Command the Dreadhorde集団強制/Mass Manipulationといったコントロール奪取手段がメタゲーム上に現れるようになったことに伴い家路能力の価値も大きく上がり、バント・ランプなど、クリーチャー主体で色が合うデッキのサイドボードとしてよく見る選択肢となった。

[編集] 開発秘話

新たなトロスターニは召集を推奨するカードとして作られ、呪文を召集するたびに+1/+1カウンターを置く能力を持っていたが、このデザインは多くの問題点を抱えていた。召集のタネ・トロスターニ・召集持ちの3種を正しい順番で引かなければ機能せず、得られるものはサイズの大きなクリーチャーに過ぎないため対処されやすく、さらに召集の推奨としては直接的すぎてプレイヤー自身がシナジーを見つける楽しみを奪っていた。

プレイ・デザイン・チームはトロスターニに全体強化能力を与え、横並べを推奨することで間接的に召集を推奨する手法を取った。またトークン生成能力を与え、これ自身を召集のタネにできるようにした。タフネス稲妻の一撃/Lightning Strike轟音のクラリオン/Deafening Clarionに耐えられるよう4となり、また人質取り/Hostage Takerなどの対策として家路能力が与えられた[1]

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ラヴニカのギルドおよびラヴニカの献身ギルド/Guild指導者サイクル。すべて神話レアであり、マナ・コストに所属するギルドの色マナを1つずつ含む。

ラヴニカのギルド
ラヴニカの献身

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasに協力、あるいは利用されているギルド指導者はプレインズウォーカー太字)、ボーラスに抵抗するギルド指導者は伝説のクリーチャーである(Guild to Order, Part 2/支配するギルド その2)。

[編集] ストーリー

トロスターニ/Trostaniは、セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの中心である三位一体のドライアド。ギルド間の緊張が高まる中、協調するはずの3つの人格が不和を起こし、機能不全に陥ってしまっている。 詳細はトロスターニ/Trostaniを参照。

[編集] 脚注

  1. Trostani Discordant/不和のトロスターニ(Card Preview 2018年9月14日 Melissa DeTora著)

[編集] 参考

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