記憶殺し/Memoricide
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Memoricide / 記憶殺し (3)(黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。土地でないカード名を1つ選ぶ。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、その名前のカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。
1種のカードを戦場以外から追放する呪文。頭蓋の摘出/Cranial Extractionのマイナーチェンジ。
特定のキーカードが存在するコンボデッキ(例えば青赤昇天)に対して強い。反面ビートダウンのような、デッキ全体が勝ち手段となっているデッキにはあまり役に立たない。
メタゲームにコンボデッキがあるならば、有力なサイドボードとして採用できる。モダンなど頭蓋の摘出と共存できる環境では、翻弄する魔道士/Meddling Mageなどのカード名を参照するカードへの対策として散らすのも手。
対戦相手のデッキ内のカードが分かりづらく、また構築ほど強力なコンボデッキを組みにくいリミテッドではあまり使われない。
ルール
- カード名を指定するのは記憶殺しの解決時である。
- 唱える時に行われる選択ではないため、コピーした場合はオリジナルと別のカード名を指定できる。
- この効果でカードを探すのは記憶殺しのコントローラーである。対象となったプレイヤーではない。
- 頭蓋の摘出と違い、探す枚数が「すべて」ではなく「望む枚数」になっている。頭蓋の摘出の場合、「非公開領域から条件付きで探す場合、すべて見つける必要はない」というルールにより手札やライブラリーから“見つけない”ということは可能であったが、公開領域である墓地からは必ず該当するカードを追放しなくてはならなかった。一方、記憶殺しの方は墓地の該当するカードも望むなら追放せずにおくことが可能である。
- カード名の宣言は正確であることが望ましい。しかし完全なカード名が示されてなくとも、カード1種のみを特定できるだけの情報が示されたのならばそのカード名が示されたとみなされ、省略や間違いも容認される[1]。マジックはカード名の記憶ゲームではないためである。このときジャッジや対戦相手は、示された情報だけでは1種に特定できないと判断したならば特定できるだけの追加の情報を求めなくてはならない。詳細については名前#名前の指定の項も参照。
関連カード
「土地でないカード名を1つ指定し、それを対象のプレイヤー1人の手札、墓地、ライブラリーから望む枚数探し追放する」系統のソーサリー・カード。思考の大出血までは記憶殺しより前のカード。太字は対戦相手のみ。
- 頭蓋の摘出/Cranial Extraction - 3B。秘儀。墓地からはすべてのカードを追放する必要がある。(神河物語)
- 思考の大出血/Thought Hemorrhage - 2BR。黒赤の多色カード。手札にある指定カード1枚につき3点ダメージを与える。墓地からはすべてのカードを追放する必要がある。(アラーラ再誕)
- 殺戮遊戯/Slaughter Games - 2BR。黒赤の多色カード。呪文や能力によって打ち消されない。対戦相手しか対象にとれない。(ラヴニカへの回帰)
- 精神染み/Stain the Mind - 4B。召集を持つ。(基本セット2015)
- 無限の抹消/Infinite Obliteration - 1BB。指定できるのはクリーチャー・カードのみ。(マジック・オリジン)
- 没収/Dispossess - 2B。指定できるのはアーティファクトのみ。(アモンケット)
- 失われた遺産/Lost Legacy - 1BB。指定できるのはアーティファクトでも土地でもないカードのみ。手札から追放した場合、その枚数分対象となったプレイヤーにドローさせる。(カラデシュ)
- 漂流自我/Unmoored Ego - 1UB。4枚までしか追放できないが、土地を含めあらゆる種類のカード名を指定できる失われた遺産。(ラヴニカのギルド)
- 屍呆症/Necromentia - 1BB。ドローの代わりに2/2のゾンビを与える失われた遺産。選べるのは基本土地でないカード。(基本セット2021)
- 石の脳/The Stone Brain - 2。伝説のアーティファクト。(2),(T)と自身の追放で漂流自我。(兄弟戦争)
手札にあるカード名しか指定できないものはロボトミー/Lobotomyの項を、ライブラリーからのみカードを探して追放するカードは摘出/Extractの項を参照。
参考
- ↑ マジック・イベント規定 - 3.6 カードの特定と解釈
- 手札破壊カード
- 墓地対策カード
- ライブラリー破壊カード
- カード個別評価:ミラディンの傷跡 / ミラディン陣営 - レア