稲妻のらせん/Lightning Helix

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2020年5月9日 (土) 12:50時点における113.147.11.240 (トーク) - whois による版
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Lightning Helix / 稲妻のらせん (赤)(白)
インスタント

1つを対象とする。稲妻のらせんはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。


の得意な火力と、の得意なライフ回復を合わせた、非常にシンプルな呪文。同一効果の5マナソーサリーである本質の吸収/Essence Drainとは比べ物にならない。

効果としては稲妻/Lightning Bolt治癒の軟膏/Healing Salveの回復モードといった感じで、に多いドレイン呪文のようなカードになった。2マナ3点のインスタントというだけでも火力としては十分に有用であり、オマケがつくのだから多色カードゆえの色拘束を加味しても優秀である。

特に対戦相手のクリーチャーを焼きつつライフを回復できる(=より長く時間を稼げる)ため、守りの場面で強力であることから、カウンターバーントリコロールなどと相性がいい。もちろんブロッカーや対戦相手本体を狙う攻めの火力としても有用。要は状況問わず便利な万能カードであって、実際にBoros Deck WinsZooなどのビートダウンからトリコロールセプターチャントなどのコントロールまで、またスタンダードからエクステンデッドモダンエターナルまで、アーキタイプ環境も問わずにあらゆるボロスカラーを含むデッキで満遍なく活躍を見せている。

開発秘話

このカードの開発に際して時間がかかった部分は、デザインそのものではなく、これを印刷すべきかどうかについての議論であった。それぞれの効果は赤白らしいものであったが、それらを合わせた結果ドレイン呪文のようになったことで、「赤と白を組み合わせて、黒単色で通常していることをするのは許されるのだろうか」という疑問が生まれたのである。

「ラヴニカ」のデザイン・チームは許されると考えたが、これは奈落全体での議論になり、熱のこもった議論が全体会議で1時間にも渡って繰り広げられた。最終的にこのデザインについて説得力のある反論を誰もできず、一番の反論も、おかしい「気がする」というものだった。Mark Rosewaterは、それぞれの要素が色の役割にふさわしいものであり、ユーザーも受け入れるだろうとこの反論を却下し、このカードは世に出ることになった。そして実際、このカードは広く受け入れられたのである[3]

関連カード

ダメージを与えると同時に同じ点数のライフを得る赤白の亜種。特筆なければ対象の制限なし。黒のカードについてはドレインを参照。

迎え火のしもべ/Balefire Liege魂火の大導師/Soulfire Grand Masterファイアソングとサンスピーカー/Firesong and Sunspeakerなどは、インスタント・ソーサリー呪文を稲妻のらせん化するカードと言えるだろう。

参考

  1. Topdeck of the Century(Youtube マジック・ザ・ギャザリング公式チャンネル)
  2. Balancing for Fun/楽しさのためのバランス調整(Latest Developments 2013年5月3日)
  3. As Good as Gold/金のようにMaking Magic -マジック開発秘話- 2018年9月4日)
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