ナルコブリッジ
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ナルコブリッジ(Narco-Bridge)は、未来予知以降に登場したリアニメイト系コンボ・ビートダウンデッキ。日本では鳴子橋とも呼ばれる。
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概要
何らかの手段でナルコメーバ/Narcomoebaや黄泉からの橋/Bridge from Belowを墓地に落とし、最後は戦慄の復活/Dread Returnのフラッシュバックでフィニッシャーを釣り上げて勝利する。
フリゴリッドと非常に動きが似ているため、エクステンデッドやエターナルでは、フリゴリッドにこれらのギミックが組み込まれている。
本来は発掘デッキとナルコメーバ/Narcomoebaなどの相性のよさを活かして組まれたデッキだが、ラヴニカ・ブロック退場後も心の傷跡/Traumatizeを使用したバージョンが登場した。
時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期
時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期のスタンダードでは、ラヴニカ・ブロックが落ちたことでキーとなる発掘カードを失い消滅するかに見えたが、高橋純也の手により見事復活を果たす。The Finals07でベスト8進出者を輩出し、話題になった。
失った発掘カードの代用は心の傷跡/Traumatizeが務める。ライブラリーの半数を墓地に叩き込むことで、十二分な数のカードを墓地に送ることができる。これにより戦慄の復活/Dread Returnのフラッシュバックを複数回使用することができ、1ターン中に数回フィニッシュとなるアクションを起こせるようになるという利点がある。
The Finals07の段階ではメタ外だったこともあり墓地対策がほとんどなされていなかったため、好成績を残すことができた。
サンプルレシピ
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期のスタンダードで登場したもの。発掘デッキの発展版。デッキの構造や動き方はフリゴリッドに酷似している。
まず、バザールの大魔術師/Magus of the Bazaarなどにより発掘カードを墓地に落とす。その後、発掘によってナルコメーバ/Narcomoebaや黄泉からの橋/Bridge from Belowを墓地に落とし、数を増やしていく。頃合を見てナルコメーバなどをコストに戦慄の復活/Dread Returnをプレイ。黄泉からの橋が2枚ある場合には、ゾンビが6体出現するため、炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealotをリアニメイトすればゲームが終わってしまう。
他の共鳴者には、緑探し/Greenseekerやラノワールの助言者/Llanowar Mentor等のスペルシェイパーが投入されている。スピードに特化したデッキで、共鳴者を高速でセットするため宝石の洞窟/Gemstone Cavernsや猿人の指導霊/Simian Spirit Guideなどのマナ加速も併用される。後手ならば最速2ターンキルも可能。黄泉からの橋が墓地に落ちていれば、ある程度全体除去への耐性もある。
しかし、メタの中心にあったためかトーナメントでの結果に乏しいのもまた事実である。環境に虚空の力線/Leyline of the Void・トーモッドの墓所/Tormod's Crypt・根絶/Extirpateなど強烈な墓地対策カードが多数存在したのも逆風となった。
- 亜種としてよりよい品物/Greater Goodを搭載したものが生まれ、良い成績を残している。
- 墓地にある黄泉からの橋の枚数が足りない場合などは、戦慄の復活で代わりのフィニッシャーを釣り上げることもある。怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathなどが有力候補。
- 土地が多めに場に出てしまった場合、ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Trollを素出ししてビートすることも。
- 墓地にカードが大量に落ちることを考慮して、墓忍び/Tombstalkerを搭載しているものもある。