基本セット2013
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マジック基本セット2013/Magic 2013 Core Set | |
シンボル | M13 |
略号 | M13 |
発売日 | 2012年7月13日 |
セット枚数 | 全249種類 |
マジック基本セット2013/Magic 2013 Core Setは、14番目の基本セット。2012年7月13日発売。日本では基本セット2013、北米ではMagic 2013(マジック2013)と略される。キャッチコピーは「さらなる挑戦に立ち向かえ/Face a Greater Challenge」。
目次 |
概要
マジック:ザ・ギャザリング発売20周年の節目に発売するセット。今作からブースターパックなどの標準小売価格が下げられた。また、デッキビルダーセットの日本語版が2年ぶりに発売される。
「伝統的西洋ファンタジーへの回顧」を打ち出し、マジック:ザ・ギャザリング独自の世界観は控えめにする方針だった基本セットでは珍しく、背景ストーリーを重視したデザインがされている。時のらせんブロック以降、黒幕として台頭してきたニコル・ボーラスが大々的に取り上げられているほか、人気が高まっている統率者戦を意識して、第10版以来久しぶりに伝説のクリーチャーが登場。また前後のブロックの物語の補完も行なわれており、イニストラード・ブロックの後日談やラヴニカへの回帰ブロックにおけるラヴニカ/Ravnicaの様子が垣間見えるカードも複数存在する。
ゲストキーワード能力は賛美。アラーラの断片ブロックの時とは異なり、このセットでは白と黒に割り振られている。
- 基本土地を除く最後の皆勤賞であった大蜘蛛/Giant Spiderがついに基本セット落ち。また準皆勤賞の極楽鳥/Birds of Paradiseやラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを初め、多くの常連カードが非収録となっている。
- 基本セット初の多色カードとしてプレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerが再録。友好色の基本土地タイプを参照するカードのサイクルなどもあり、基本セットにしては珍しく多色傾向が強い。また、初めて基本セットの色対策カードが収録されなかった。
- 基本セットの基本土地のイラストは再録が通例だったが、新規イラストの基本土地が収録された。
- 世界火/Worldfire、機知の終わり/Wit's End、空虚への扉/Door to Nothingnessなどレアに大味なカードが多く収録されている。
- その理由は「そういったカードを楽しむようなカジュアルプレイヤーがたくさんいるからだ」との事[1]。
- 各色の伝説のクリーチャーは、それぞれエントリーセットにプレミアム・カード仕様で収録されている。
- 今作からリーグ戦用のプロモーション・カードとして、イラストを差し替えたトークン・カードが用意された。
- ブースター・スリーブ(ブースターパックを棚の陳列用の棒に引っ掛けるためのパッケージ。日本語版ではブースターの包装に初めから穴が開いているので存在しない)の材質が変更された。紙とプラスチックから、リサイクルに容易な紙だけのものに変更された。
- 手違いで、ブースターパックに次のカード・セットであるラヴニカへの回帰の根生まれの防衛/Rootborn Defensesが紛れ込むという珍事件が起きている[2]。
発売前情報
発売前に配信されたゲーム『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013』に新規カードが先行収録されている。また、発表の中でプレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerが登場すると告知された[3]。
『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013』の特典のプロモーション・パックで、基本セット2013のカードを発売に先駆けて手に入れる事ができた。
リミテッド
代表的な大会
構築済みデッキ
エントリーセット
いずれも2色デッキであり、メインカラーに1色をタッチする構成となっている。
- 勝利への道/Path of Victory (白青)
- 力の深淵/Depths of Power (青赤)
- 単独支配/Sole Domination (黒白)
- 群衆の掟/Mob Rule (赤緑)
- 野生の猛進/Wild Rush (緑黒)
イベントデッキ
- 再稼働/Repeat Performance (緑白)
- 甘美な復讐/Sweet Revenge (青赤タッチ黒)
パッケージ・イラスト
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- ボーラスの占い師/Augur of Bolas
- とげのベイロス/Spiked Baloth
- 心爪のシャーマン/Mindclaw Shaman
- 群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
デザイン
デザイン・チーム | Doug Beyer (lead) |
Aaron Forsythe | |
Graeme Hopkins | |
Ryan Miller | |
Mark Purvis | |
デベロップ・チーム | Zac Hill (lead) |
Ethan Fleischer | |
David Humpherys | |
Mark L. Gottlieb | |
Tom LaPille | |
Max McCall | |
Ryan Miller |
関連リンク
製品情報
- 基本セット2013(マジック日本公式サイト 製品情報)
- カードギャラリー(マジック米国公式サイト日本語版)
- Magic2013 Packaging(Daily MTG 2012年6月19日)
- More Magic2013 Packaging(Daily MTG 2012年6月28日)
開発コラム
Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。
- 楽しき者基本セット(Making Magic 2012年6月25日)
- 懐かしの君へ(Making Magic 2012年7月2日)
- 基本セットのデザイン その1(Making Magic 2012年7月9日)
- 基本セットのデザイン その1(Making Magic 2012年7月16日)
- 第一印象(Making Magic 2012年7月23日)
脚注
- ↑ 基本セットのデザイン その1(Making Magic 2012年7月9日)
- ↑ ラヴニカがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!(Making Magic 2012年9月24日)
- ↑ Announcing Duels of the Planeswalkers 2013(Daily MTG 2013年4月6日)
参考
- 基本セット2013 カードリスト (Wisdom Guild)
- カード個別評価:基本セット2013
- デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013
- カードセット一覧
- ミラディンの傷跡ブロック(ミラディンの傷跡 - ミラディン包囲戦 - 新たなるファイレクシア) - 基本セット2012
- イニストラード・ブロック(イニストラード - 闇の隆盛 - アヴァシンの帰還) - 基本セット2013
- ラヴニカへの回帰ブロック(ラヴニカへの回帰 - ギルド門侵犯 - ドラゴンの迷路) - 基本セット2014