霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin
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追放系の除去に耐性があるだけではなく、誤った指図/Misdirectionなどのコストとして自ら追放する場合にも役立つ。
墓地に置かれても、墓地のカードを追放する手段を用いればすぐにリカバリーできる。同ブロックではスカーブの殲滅者/Skaab Ruinatorなどの追加コストにするのがお手軽。次元の狭間/Planar Voidを先張りしておけばさらに簡単。ムーアランドの憑依地/Moorland Hauntや死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanといった腐りにくく相性のいいカードもある。
4マナ3/3飛行とサイズも及第点で、追放を多用する対戦相手には強力な戦力となる。一方、追放を重視していない相手に対しては、単なる中堅フライヤーであるという欠点もある。その場合、墓地から再利用する単純なリアニメイトに比べ、「わざわざ追放領域に移さないと再利用できない」という欠点にもなりえる点に注意。とはいえボトムに送るような墓地対策以外では再利用を防げず、追放する手段を確保できれば「対処が困難」という点はリアニメイト以上に脅威である。
- 食物連鎖/Food Chainとのコンボで無限マナと、クリーチャーの無限出し入れが可能。ただし無限マナと言ってもクリーチャー呪文にしか使えないので用途は限られる。
- エンドカードは引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornや大祖始/Progenitusといった有名なもの以外にも、現し世の裏切り者、禍我/Maga, Traitor to Mortals 、稲妻の大蛇/Lightning Serpent、霧裂きのハイドラ/Mistcutter HydraといったX火力のようなクリーチャーも採用できる。ライブラリー操作と組み合わせて大渦の放浪者/Maelstrom Wandererを使うのもよいだろう。このマナからは唱えられないが伏魔殿/Pandemoniumがあれば無限ダメージ。
- 摘出/Extractやサディストの聖餐/Sadistic Sacramentなどで自分のライブラリーから追放することで擬似的なサーチができる。
- 銀枠になるが、さすがにAWOLで追放されては唱えることができなくなってしまう。これは追放領域ではなく最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置くためである。
ルール
- ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeのように、手札から唱えることを禁止する能力はもっていない。そのため、通常どおり手札から唱えることもできる。
- 2番目の能力は追放領域から唱えることを許可する能力であり、これ自身を追放する機能は持たない。そのため、他の効果なしに勝手に追放領域に置くということはできない。
- 続唱やちらつき/Flickerのように、効果の最中に一時的に追放されてまたすぐにほかの領域に移動するものとはコンボにならない。優先権を得ていないときに唱えることはできない。
- 対戦相手が唱えた呪文乗っ取り/Spelljackに打ち消されるとルール的に面倒なカードである。この場合は、その対戦相手とオーナーのいずれも唱えることを許可された状態であるが、優先権を持っているプレイヤーが唱えることができる。
- 類似の金床/Semblance Anvilに刻印されている状態のこのカードを唱える場合、類似の金床のコスト軽減効果は適用できない。なぜなら、スタックに移動してコストを支払おうとする時点で、追放領域を離れているので類似の金床で参照できなくなる(刻印されていない状態となる)ためである。
- 排他の儀式/Exclusion Ritualで刻印されている場合は唱えることができない。スタックに移動する以前で唱えることの制限をチェックするためにスタックに移動できず、刻印されている状態から抜け出すことができないため。無論排他の儀式が戦場を離れれば唱えることができるようになる。
- 裏向きに追放されていても見ることを許可されているなら唱えられる。その時のあなたはオーナーを指すのでオーナーでないなら唱えることはできない。