嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit
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2021年5月4日 (火) 23:53時点における版
灯争大戦で登場したラル。誘発型能力はインスタント/ソーサリーの唱える/コピーに反応した本体火力、忠誠度能力は占術、インスタント/ソーサリーのコピー。
目次 |
解説
- 誘発型能力
- インスタントかソーサリーを唱えるかコピーするたびに対戦相手かプレインズウォーカーへ1点ダメージ。
- 一見地味だが、あらゆるインスタントやソーサリーに1点ダメージが付随するという効果は侮り難く、然るべきデッキで用いることで強力なダメージソースと化す。呪文のコピーでも誘発するという点が類を見ない特徴であり、-2能力はもちろん、ストームや複製といった呪文のコピーを作る各種効果と強くシナジーを形成する。また、後述する無限コンボを成立させている重要な能力である。
- -2能力
- 二倍詠唱/Doublecast。
- このカードの中核となる能力。繰り返し使えるFork系効果という骨格自体が優秀であり、ドロー呪文や火力呪文と併用することで容易にアドバンテージを稼ぐことができる。ミラーリ/Mirariなどと異なり追加のマナを要求されることがなく、前述したとおり+2能力で消費した分の忠誠度をすぐに補えるため、扱いやすさ・起動しやすさの観点でも高水準な能力。
十全に性能を発揮するには他のカードを必要とするピーキーさを持つ反面、適切なデッキで運用することで脅威となるタイプのプレインズウォーカー。インスタントやソーサリーの比重が高いデッキに組み込み、アドバンテージ源兼ダメージソースとして運用するのが主な使い道となる。後述する無限コンボを狙う専用デッキを組むのも手だろう。
登場時のスタンダードでは色が同じで役割も似たイゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroyと同居しているが、こちらの方がマナ・コストが1マナ軽く、より専門的な性能であるため、十分差別化できている。デッキによっては両方投入するのも有効だろう。
ルール
- 誘発型能力
- -2能力
無限コンボ
- ラル+発展/Expansion×2+マナ総量が4以下の呪文
- ラルが戦場にいる状態で、適当な4マナ以下の呪文を唱える。
- その呪文を対象に発展Aを唱える。
- 発展Aを対象に発展Bを唱える。
- 発展Bを解決し、発展のコピーをスタックに置く。対象は発展A。
- 発展のコピーを解決し、発展のコピーをスタックに置く。対象は発展A。
- 誘発したラルの能力を解決し、対戦相手に1点ダメージ。
- 5~6を任意の回数繰り返し、無限ダメージで勝利する。
- ラル+二倍詠唱/Doublecast+発展
- ラルの-2能力を起動。
- 二倍詠唱を唱える。遅延誘発型能力を解決し、二倍詠唱のコピーをスタックに置く。
- 二倍詠唱のコピーを解決する。
- 二倍詠唱を対象に発展を唱える。遅延誘発型能力を解決し、発展のコピーをスタックに置く。対象は発展。
- 発展のコピーを解決し、発展のコピーをスタックに置く。対象は発展。
- 誘発したラルの能力を解決し、対戦相手に1点ダメージ。
- 5~6を任意の回数繰り返し、無限ダメージで勝利する。
- ラルの-2能力を起動。
- 破滅の終焉をX=4で唱える。遅延誘発型能力を解決し、破滅の終焉のコピーをスタックに置く。
- 破滅の終焉のコピーを解決し、ライブラリーからナル・メハを戦場に出す。
- 誘発したナル・メハの能力を解決し、破滅の終焉のコピーをスタックに置く。
- 破滅の終焉のコピーを解決し、ライブラリーからナル・メハを戦場に出す。
- レジェンド・ルールで片方のナル・メハを墓地に置く。
- 誘発したナル・メハの能力を解決し、破滅の終焉のコピーをスタックに置く。
- 誘発したラルの能力を解決し、対戦相手に1点ダメージ。
- 破滅の終焉のコピーを解決し、墓地からナル・メハを戦場に出す。
- 6~9を任意の回数繰り返し、無限ダメージで勝利する。
- ラル+ナル・メハ+風への放流/Release to the Wind(または大司法官の扉/Justiciar's Portal)
- ラルとナル・メハを戦場に揃え、ラルの-2能力を起動。
- 風への放流を唱える。遅延誘発型能力を解決し、風への放流のコピーをスタックに置く。対象はナル・メハ。
- 風への放流のコピーを解決し、ナル・メハを追放する。
- ナル・メハをマナ・コストを支払うことなく唱え、戦場に出す。
- 誘発したナル・メハの能力を解決し、風への放流のコピーをスタックに置く。対象はナル・メハ。
- 誘発したラルの能力を解決し、対戦相手に1点ダメージ。
- 3~6を任意の回数繰り返し、無限ダメージで勝利する。
関連カード
- ラル・ザレック/Ral Zarek
- イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy
- 嵐を呼ぶ者、ラル/Ral, Caller of Storms
- 嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit
- モンスーンの魔道士、ラル/Ral, Monsoon Mage - 力線の神童、ラル/Ral, Leyline Prodigy
- 轟く機知、ラル/Ral, Crackling Wit
開発秘話
ストーリー上の重要性から、ラルはレアのプレインズウォーカーになることが決まっていた。灯争大戦にはプレインズウォーカーが大量に存在するため、いくつかはニッチな空間を扱うことが求められ、ラルはインスタントとソーサリーに関するデザインとなった。プラス能力の占術は最後に作られたものであり、インスタントやソーサリーを引き込む助けとなるとともに、赤に寄っていたこのカードを青に寄せることに成功している[1]。
ストーリー
ラヴニカ/Ravnicaに襲来し瞬く間に征服に乗り出したニコル・ボーラス/Nicol Bolas。ボーラスに協力することでイゼット団No.2の座に就いたラルは命されるがままにボーラスの計画に従う。ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet不在の中ギルドマスターも視野に入ったが、彼には拭えない想いがあった。ギルドの垣根を越え集結したラヴニカ全土の連合軍、永遠衆を呼び出したボーラスの全面戦争。その時ラルは一大決心をする。
詳細はラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)を参照。