エメリアの呼び声/Emeria's Call
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*往年の[[スタンダード]]で活躍した[[若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon]]を思い起こさなくもない性能。そちらはそちらで[[スタング/Stangg]]などと比較して隔世の感ある強さが語られたものだが、[[単色]]で1[[マナ]]重いだけでアンタップイン土地と抱き合いになっているデザインは、30年近いマジックの時代の変化を感じさせる。 | *往年の[[スタンダード]]で活躍した[[若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon]]を思い起こさなくもない性能。そちらはそちらで[[スタング/Stangg]]などと比較して隔世の感ある強さが語られたものだが、[[単色]]で1[[マナ]]重いだけでアンタップイン土地と抱き合いになっているデザインは、30年近いマジックの時代の変化を感じさせる。 | ||
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*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034322/ 『ゼンディカーの夜明け』のトークン]([[Daily MTG]] 2020年9月8日) | *[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034322/ 『ゼンディカーの夜明け』のトークン]([[Daily MTG]] 2020年9月8日) | ||
*[[トリプルシンボルカード]] | *[[トリプルシンボルカード]] | ||
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*[[タジーム/Tazeem#空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin|エメリア/Emeria]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[タジーム/Tazeem#空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin|エメリア/Emeria]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[スカイクレイブ/Skyclave]](背景世界/ストーリー用語) | *[[スカイクレイブ/Skyclave]](背景世界/ストーリー用語) | ||
*[[カード個別評価:ゼンディカーの夜明け]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:ゼンディカーの夜明け]] - [[神話レア]] | ||
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2024年11月13日 (水) 09:41時点における最新版
ソーサリー
飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを2体生成する。あなたの次のターンまで、あなたがコントロールしていて天使でないクリーチャーは破壊不能を得る。
Emeria, Shattered Skyclave / 砕け散ったスカイクレイブ、エメリア土地
砕け散ったスカイクレイブ、エメリアが戦場に出るに際し、あなたは3点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)を加える。
ゼンディカーの夜明けの目玉である、第2面がアンタップイン可能な土地である神話レアソーサリーサイクルの白。
第1面は、エメリア/Emeriaを守護する飛行4/4天使トークン2体を生成し次の自分のターンまで天使でない自軍クリーチャーを破壊不能とする。重いがマナレシオはそれなりであり、対処されなければ勝利に繋がりうる打点を生み出せるし、他の自軍を守る効果もクリーチャー主体デッキ同士が見合った終盤であれば強力。シナジー豊富な天使だが地味に戦士でもあるのでパーティーの頭数確保にも寄与する。
色拘束の強さ、フェッチランドの動きと噛み合わない事から、主にデッキカラーの少ないデッキを中心に採用される。白系アグロのマナフラッド避けをはじめとして、土地が伸びやすい緑も含めたデッキや、古典的な青白コントロールなどに採用を考え得る。
スタンダードの白単アグロでは直後のカルドハイムで登場した不詳の安息地/Faceless Havenが優先されやすく、こちらが禁止カードとなったのちもより実用性のあるアーデンベイル城/Castle Ardenvaleやフロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragonが採用されることが多かった。エシカの戦車/Esika's Chariotを擁するナヤ・アドベンチャーなどでは一応トークン故のシナジーを形成するが、多色のマナ基盤を小道で成立させるデッキで色事故の危険を冒して採用するのは困難であった。アゾリウス天啓などのやや遅めのデッキでは姿を見せることもあったが、皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empireの登場後はさらに肩身が狭くなり、特段目立った活躍を見せないままローテーションを迎えた。
レガシーでは金属モックス/Chrome Moxに刻印できるアンタップイン土地兼マナスクリュー対策であることが評価され、白単イニシアチブをはじめとするストンピィデッキで採用される。孤独/Solitudeのピッチコストを務められる土地としても悪くないが、古えの墳墓/Ancient Tombを採用するデッキではボルトインによるダメージがのちのち響くこともある。モダンホライゾン3で第1面が軽めのボルトランドが増えたのちは優先度が下がった。
- 往年のスタンダードで活躍した若き群れのドラゴン/Broodmate Dragonを思い起こさなくもない性能。そちらはそちらでスタング/Stanggなどと比較して隔世の感ある強さが語られたものだが、単色で1マナ重いだけでアンタップイン土地と抱き合いになっているデザインは、30年近いマジックの時代の変化を感じさせる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ゼンディカーの夜明けの、神話レアのモードを持つ両面カードのサイクル。第1面はソーサリーで、第2面は3点のライフを支払わなければタップインする土地。ショックランドにちなんでボルトランドとも。
- エメリアの呼び声/Emeria's Call - 砕け散ったスカイクレイブ、エメリア/Emeria, Shattered Skyclave
- 海門修復/Sea Gate Restoration - 再誕の海門/Sea Gate, Reborn
- アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening - 地下遺跡、アガディーム/Agadeem, the Undercrypt
- 髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing - 鎚の山道、髑髏砕き/Shatterskull, the Hammer Pass
- 変わり樹の共生/Turntimber Symbiosis - うねる森、変わり樹/Turntimber, Serpentine Wood
[編集] ストーリー
タジーム/Tazeem大陸の空の遺跡エメリア/Emeriaは、長きにわたり大天使イオナ/Ionaに守られていた。だがエルドラージ/Eldraziと戦うためにイオナがエメリアを離れた後、ケセンヤ/Kesenya率いる冒険者たちがこの遺跡に到達し、かつてマーフォーク/Merfolkが女神エメリア/Emeriaの城だと言っていたそれが、古のコー/Korの帝国の空中要塞、スカイクレイブ/Skyclaveの残骸であることを発見した(イラスト)[1]。
「この場所は最早イオナに守られてはいない。我々が守るのだ。」(出典:エメリアの呼び声/Emeria's Call)
「お前はここが神の城だと言ったな。それほどではない。だがそれ以上でもある。」― エメリアの番人、カスラ(出典:砕け散ったスカイクレイブ、エメリア/Emeria, Shattered Skyclave)
[編集] 脚注
- ↑ Zendikar: Things Have Changed/ゼンディカー:変化した物事(Feature 2020年9月1日 Ari Zirulnik and James Wyatt著)
[編集] 参考
- 『ゼンディカーの夜明け』のトークン(Daily MTG 2020年9月8日)
- トリプルシンボルカード
- スペルランド
- エメリア/Emeria(背景世界/ストーリー用語)
- スカイクレイブ/Skyclave(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ゼンディカーの夜明け - 神話レア