シャドウムーア

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(5人の利用者による、間の9版が非表示)
12行: 12行:
  
 
==概要==
 
==概要==
[[大オーロラ/Great Aurora]]によって[[ローウィン/Lorwyn]]が闇の世界へと変貌した次元[[シャドウムーア/Shadowmoor]]を舞台とする。
+
[[大オーロラ/Great Aurora]]によって[[ローウィン/Lorwyn]]が闇の世界へと変貌した[[次元/Plane]]・[[シャドウムーア/Shadowmoor]]を舞台とする。
  
テーマは「[[色]]」と「(ローウィンの)反転」。
+
テーマは「[[色]]」と「(ローウィンの)反転」。「色」については、[[混成マナ・シンボル]]が復活しており、色に関わる[[カード]]、特に[[友好色]]の[[多色カード]]や友好色を支援するカードが多い。複数の色に跨る「[[タイプ的]]」をテーマとした[[ローウィン・ブロック]]との組み合わせが念頭に置かれている。
「色」については、[[混成マナ・シンボル]]が復活しており、色に関わる[[カード]]、特に[[友好色]]の[[多色カード]]や友好色を支援するカードが多い。複数の色に跨る「[[部族 (俗称)|部族]]」をテーマとした[[ローウィン・ブロック]]との組み合わせが念頭に置かれている。
+
 
「反転」を象徴する特徴的なシステムとしては、[[+1/+1カウンター]]の対である[[-1/-1カウンター]]の活用、[[タップ・シンボル]]の対である[[アンタップ・シンボル]]の初登場などがある。また、個々のカードに関しても、反転をイメージしたカードが多く見られる。例としては、[[キンズベイルの風船使い/Kinsbaile Balloonist]]に対する[[キンザーの銛打ち/Kinscaer Harpoonist]]、[[休賢者/Fallowsage]]に対する[[虚賢者/Hollowsage]]など。
+
「反転」を象徴する特徴的な[[メカニズム]]としては、[[+1/+1カウンター]]の対である[[-1/-1カウンター]]の活用、[[タップ・シンボル]]の対である[[アンタップ・シンボル]]の初登場などがある。また、個々のカードに関しても、反転をイメージしたカードが多く見られる。例としては、[[キンズベイルの風船使い/Kinsbaile Balloonist]]に対する[[キンザーの銛打ち/Kinscaer Harpoonist]]、[[休賢者/Fallowsage]]に対する[[虚賢者/Hollowsage]]など。
  
 
新規[[キーワード能力]]は[[共謀]]、[[頑強]]、[[萎縮]]。そのほか、[[混成マナ・シンボル]]の新しい形である[[単色混成マナ・シンボル]]が登場している。
 
新規[[キーワード能力]]は[[共謀]]、[[頑強]]、[[萎縮]]。そのほか、[[混成マナ・シンボル]]の新しい形である[[単色混成マナ・シンボル]]が登場している。
  
 
[[ローウィン]]同様、[[基本土地]]は10人のアーティストの1枚の絵を2つに分割している([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/15978 壁紙])。牧歌的で肥沃な風景を描いたローウィンの基本土地とは裏腹に、怪物たちの住むおどろおどろしい闇の世界の風景を描いた基本土地になっている。
 
[[ローウィン]]同様、[[基本土地]]は10人のアーティストの1枚の絵を2つに分割している([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/15978 壁紙])。牧歌的で肥沃な風景を描いたローウィンの基本土地とは裏腹に、怪物たちの住むおどろおどろしい闇の世界の風景を描いた基本土地になっている。
 +
 +
==事前情報==
 +
[[Mark Rosewater]]の[https://web.archive.org/web/20080417192106/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr324 コラム]で以下の情報が与えられていた。
 +
*[[破壊不能]]と書かれたコモン→[[大霊の盾/Shield of the Oversoul]]
 +
*「このターンに続いて追加の1ターンを行う」と書かれた(1)(青)(青)の[[ソーサリー]]→[[瞬間の味わい/Savor the Moment]]
 +
*ある[[キーワード能力]]を持つ、[[黒枠]]では3枚目のカード
 +
*私の好きな言葉を中心に作られた[[レア]]の[[サイクル]]→[[加護の反射/Boon Reflection|反射サイクル]]
 +
*3つの[[対象]]をとり6つの[[カウンター]]を置く[[黒]]のソーサリー→[[増え続ける荒廃/Incremental Blight]]
 +
*[[ルール・テキスト]]が4語しかない[[白]]のレア・ソーサリー→[[集団の石灰化/Mass Calcify]]
 +
*今まで扱ったことのないものからの[[プロテクション]]を[[パーマネント]]に与えるカード→[[ルーンの光輪/Runed Halo]]
 +
*「ターン終了時まで+20/+20」と書かれたカード→[[苔橋のトロール/Mossbridge Troll]]
  
 
==テーマデッキ==
 
==テーマデッキ==
50行: 61行:
 
|||[[Ken Troop]]
 
|||[[Ken Troop]]
 
|-
 
|-
|開発チーム||[[Aaron Forsythe]] (lead)
+
|デベロップ・チーム||[[Aaron Forsythe]] (lead)
 
|-
 
|-
 
|||[[Devin Low]]
 
|||[[Devin Low]]
68行: 79行:
  
 
==関連リンク==
 
==関連リンク==
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/product/shm/index.html シャドウムーア 製品情報]([[タカラトミー]]) [http://web.archive.org/web/20090719110028/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/shm/index.html Internet Archive]
+
*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/shadowmoor シャドウムーア](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/home シャドウムーア ミニサイト] ([[WotC]]) [http://web.archive.org/web/20080529162318/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/home,,ja サイト消失の為Internet Archive]
+
*[http://web.archive.org/web/20090719110028/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/shm/index.html シャドウムーア 製品情報(Internet Archive)]([[タカラトミー]])
*[http://web.archive.org/web/20080529162207/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/explore,,ja シャドウムーアを探る]
+
*[http://web.archive.org/web/20080529162318/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/home,,ja シャドウムーア ミニサイト(Internet Archive)] ([[WotC]])
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/Shadowmoor/ シャドウムーア カードリスト] (Wisdom Guild)  
+
**[https://web.archive.org/web/20080330124156/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor1,,ja オーロラの影(Internet Archive)]/[https://web.archive.org/web/20080329180038/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor1 Shadow of the Aurora]
 +
**[https://web.archive.org/web/20080411000048/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor2,,ja 悪夢が現実に(Internet Archive)]/[https://web.archive.org/web/20080405232518/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor2 Nightmares Come True(Internet Archive)]
 +
**[https://web.archive.org/web/20080503134150/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor3,,ja 女王の手の中で(Internet Archive)]/[https://web.archive.org/web/20080411160710/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor3 The Queen's Dominion(Internet Archive)]
 +
**[https://web.archive.org/web/20080420193802/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor4,,ja 物語は陰鬱に始まる(Internet Archive)]/[https://web.archive.org/web/20080420013239/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/flavor4 Tales Grim and Ghostly(Internet Archive)]
 +
*[http://web.archive.org/web/20080529162450/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/shadowmoor/spoiler,,ja 画像付きカードリスト(Internet Archive)]
 +
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031537/ よ~いドン!](Making Magic 2018年12月10日) - セット開発の基本的な発想について
 +
*[https://web.archive.org/web/20080427103408/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/451 The Deepening Shadowmoor(Internet Archive)](Ferature 2008年8月31日 [[Rei Nakazawa]]著)
 +
*[https://web.archive.org/web/20080427225539/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/452 Shadowmoor Pays Off!(Internet Archive)](Ferture 2008年4月7日 [[Jeremy Jarvis]]著) - コンセプト・アート紹介記事
 +
*[http://web.archive.org/web/20080415022241/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/jfk/20080411/index.html シャドウムーアの影の端 第1部(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/shadowmoor-meets-eye-part-i-2008-03-31 Shadowmoor than Meets The Eye, Part I](2008年3月31日 [[Mark Rosewater]]著)
 +
*[http://web.archive.org/web/20080420183526/http://mtg.takaratomy.co.jp:80/others/column/shindo/20080416/index.html シャドウムーアの影の端 第2部(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/shadowmoor-meets-eye-part-ii-2008-04-07 Shadowmoor than Meets The Eye, Part II](2008年4月7日 Mark Rosewater著)
 +
*[http://web.archive.org/web/20080503005054/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20080424/index.html シャドウムーアの影の端 第3部(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/shadowmoor-meets-eye-part-iii-2008-04-14 Shadowmoor than Meets The Eye, Part III](2008年4月14日 Mark Rosewater著)
 +
*[https://web.archive.org/web/20080905232743/http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr328 Shadowmoor More More(Internet Archive)](2008年4月21日)
 +
*[https://web.archive.org/web/20080427103413/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/453a Shadowmoor Update Bulletin(Internet Archive)](Feature 2008年4月16日 [[Mark Gottlieb]]著)
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/Shadowmoor/ シャドウムーア カードリスト] (Wisdom Guild)
 
*[[カード個別評価:シャドウムーア]]
 
*[[カード個別評価:シャドウムーア]]
 
*[[Shadowmoor]] (小説)
 
*[[Shadowmoor]] (小説)
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
**[[ローウィン・シャドウムーア・ブロック]]
+
**[[コールドスナップ]] - [[時のらせんブロック]]([[時のらせん]] - [[次元の混乱]] - [[未来予知]])
***[[ローウィン・ブロック]]
+
**[[第10版]]
****[[ローウィン]]
+
**[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]([[ローウィン]] - [[モーニングタイド]] - [[シャドウムーア]] - [[イーブンタイド]])
****[[モーニングタイド]]
+
**[[アラーラの断片ブロック]]([[アラーラの断片]] - [[コンフラックス]] - [[アラーラ再誕]]) - [[基本セット2010]]
***[[シャドウムーア・ブロック]]
+
****[[シャドウムーア]]
+
****[[イーブンタイド]]
+
  
 
[[Category:エキスパンション|しやとうむうあ]]
 
[[Category:エキスパンション|しやとうむうあ]]

2024年7月1日 (月) 21:48時点における最新版

シャドウムーア/Shadowmoor
シンボル 刈り取りの王/Reaper Kingの頭部
略号 SHM
コードネーム Jelly
発売日 2008年5月2日
セット枚数 全301種類

シャドウムーア/Shadowmoorは、シャドウムーア・ブロックの大型エキスパンション。2008年5月2日に発売された。

目次

[編集] 概要

大オーロラ/Great Auroraによってローウィン/Lorwynが闇の世界へと変貌した次元/Planeシャドウムーア/Shadowmoorを舞台とする。

テーマは「」と「(ローウィンの)反転」。「色」については、混成マナ・シンボルが復活しており、色に関わるカード、特に友好色多色カードや友好色を支援するカードが多い。複数の色に跨る「タイプ的」をテーマとしたローウィン・ブロックとの組み合わせが念頭に置かれている。

「反転」を象徴する特徴的なメカニズムとしては、+1/+1カウンターの対である-1/-1カウンターの活用、タップ・シンボルの対であるアンタップ・シンボルの初登場などがある。また、個々のカードに関しても、反転をイメージしたカードが多く見られる。例としては、キンズベイルの風船使い/Kinsbaile Balloonistに対するキンザーの銛打ち/Kinscaer Harpoonist休賢者/Fallowsageに対する虚賢者/Hollowsageなど。

新規キーワード能力共謀頑強萎縮。そのほか、混成マナ・シンボルの新しい形である単色混成マナ・シンボルが登場している。

ローウィン同様、基本土地は10人のアーティストの1枚の絵を2つに分割している(壁紙)。牧歌的で肥沃な風景を描いたローウィンの基本土地とは裏腹に、怪物たちの住むおどろおどろしい闇の世界の風景を描いた基本土地になっている。

[編集] 事前情報

Mark Rosewaterコラムで以下の情報が与えられていた。

[編集] テーマデッキ

[編集] パッケージ・イラスト

[編集] デザイン

デザイン・チーム Mark Rosewater (lead)
Sean Fletcher
Mark Gottlieb
Devin Low
Ken Troop
デベロップ・チーム Aaron Forsythe (lead)
Devin Low
Alexis Janson
Matt Place
Jake Theis
Steve Warner
Doug Beyer
アート・ディレクター

[編集] 関連リンク

[編集] 参考

QR Code.gif