接死ティム

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(イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期)
 
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[[ラヴニカの献身]]参入後、1点[[全体火力]]の[[ETB]][[能力]]を持つ[[ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler]]に[[席次+石像/Status+Statue|席次/Status]]で[[接死]]を付与する'''ジャンド・デスチェイン'''(''Jund Deathwhirler'')が登場した。
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詳細は[[黒赤緑ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期|黒赤緑ビートダウン]]を参照。
  
 
==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
 
==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
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*[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]]期のナヤ。
 
*[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]]期のナヤ。
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[[霊気紛争]]で[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]が登場すると、[[モダン]][[環境]]でも接死ティムを組み込んだデッキが組まれるようになった。
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主に使われているのは[[エルドラージ・トロン]]。歩行バリスタを獲得し盤面への干渉力が強化されたところに、さらにバジリスクの首輪を併用して[[ボードコントロール]]力をより高めた形になる。元々採用されている[[終末を招くもの/Endbringer]]もティムであるため、比較的コンボを成立させやすい。
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詳細は[[エルドラージ・トロン]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年2月10日 (土) 20:59時点における最新版

接死ティム(Deathtouch Ping, Deathtouch Pinger)は、接死を持つ/付与するカードティム能力を持つ/付与するカードのコンボ、またはそのコンボを中心とするデッキの総称。

目次

[編集] 概要


Prodigal Pyromancer / 放蕩紅蓮術士 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。放蕩紅蓮術士はそれに1点のダメージを与える。

1/1


Gorgon Flail / ゴルゴンのフレイル (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに接死を持つ。(それが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
装備(2)((2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)


ティムに何らかの手段で接死を付与するか、あるいは接死を持つクリーチャーにティム能力(1点ダメージ与えるタップ能力)を付与すると、毎ターン任意のクリーチャー1体を破壊する強力なシステムクリーチャーを作り出すことができる。

クリーチャー戦が中心となるリミテッドでは有力なコンボの1つ。時のらせんブロックソーンウィールドの射手/Thornweald Archer炎の鞭/Fire Whipアラーラの断片ブロックヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger滅消の杭/Quietus Spike基本セット2010放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancerゴルゴンのフレイル/Gorgon Flailなど、様々な環境で成立する。

構築でも、優秀なコンボパーツが存在する環境では使われることがある。

[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期

ラヴニカの献身参入後、1点全体火力ETB能力を持つゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler席次/Status接死を付与するジャンド・デスチェイン(Jund Deathwhirler)が登場した。


Goblin Chainwhirler / ゴブリンの鎖回し (赤)(赤)(赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)

先制攻撃
ゴブリンの鎖回しが戦場に出たとき、これは各対戦相手とそのプレイヤーがコントロールしている各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ1点のダメージを与える。

3/3


Status / 席次 (黒/緑)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受け接死を得る。

Statue / 石像 (2)(黒)(緑)
インスタント

アーティファクト1つかクリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。


詳細は黒赤緑ビートダウンを参照。

[編集] イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

ラヴニカへの回帰イゼットの静電術師/Izzet Staticasterが登場したことで、それとベラドンナの行商人/Nightshade Peddlerコンボが組まれるようになった。このコンボを中心に据えたデッキPeddlerPeddle to the Metal(あるいはPedal to the Metal)などと呼ばれる。


Izzet Staticaster / イゼットの静電術師 (1)(青)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
速攻
(T):クリーチャー1体を対象とする。イゼットの静電術師は、それと、それと同じ名前を持つ他の各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。

0/3


Nightshade Peddler / ベラドンナの行商人 (1)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)

結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
ベラドンナの行商人が他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは接死を持つ。

1/1

主に活躍しているのは、ベラドンナの行商人のもう1つの相方としてオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenを採用した青黒赤緑のタイプ。デッキ構成は同環境ジャンドミッドレンジによく似ており、「除去呪文の代わりに接死ティムコンボによってクリーチャーを対処するジャンドミッドレンジ」とも言える。

またコンボパーツがどちらも人間であることから、人間リアニメイトにこのコンボが搭載されることもある。

  • Peddle to the Metalの名はベラドンナの行商人/Nightshade Peddlerと英語の言い回し"put the pedal to the metal"を掛けたものだろう。これはアクセルペダルを目一杯踏み込むことから来ている表現で、「車を全速力で走らせる」、あるいはそれから転じて「大急ぎで行動する」「一生懸命取り組む」ということを意味する。

[編集] サンプルレシピ

4-Color Peddler [1]
土地 (26)
3 血の墓所/Blood Crypt
3 魂の洞窟/Cavern of Souls
3 内陸の湾港/Hinterland Harbor
2 ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run
4 草むした墓/Overgrown Tomb
4 根縛りの岩山/Rootbound Crag
3 蒸気孔/Steam Vents
4 森林の墓地/Woodland Cemetery
クリーチャー (24)
4 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
4 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
4 イゼットの静電術師/Izzet Staticaster
4 ベラドンナの行商人/Nightshade Peddler
4 オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
4 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (10)
4 遥か見/Farseek
2 ラクドスの復活/Rakdos's Return
4 追跡者の本能/Tracker's Instincts
サイドボード (15)
3 脳食願望/Appetite for Brains
3 火柱/Pillar of Flame
3 殺戮遊戯/Slaughter Games
2 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
3 悲劇的な過ち/Tragic Slip
1 士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts


[編集] ゼンディカー・ブロック期

ワールドウェイクで登場した2枚のカード狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmageバジリスクの首輪/Basilisk Collarコンボが存在する。


Cunning Sparkmage / 狡猾な火花魔道士 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

速攻
(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。狡猾な火花魔道士はそれに1点のダメージを与える。

0/1


Basilisk Collar / バジリスクの首輪 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは接死と絆魂を持つ。
装備(2)


バジリスクの首輪は1~2枚に抑え、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticシルバーバレットする形を取ることが多い。ナヤ赤白上陸タッチCaw-Bladeなど、様々なデッキで用いられた。

[編集] サンプルレシピ

LSV Naya [2]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
5 森/Forest
3 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 山/Mountain
2 平地/Plains
1 怒り狂う山峡/Raging Ravine
1 根縛りの岩山/Rootbound Crag
1 セジーリのステップ/Sejiri Steppe
2 活発な野生林/Stirring Wildwood
1 地盤の際/Tectonic Edge
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (25)
2 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 硬鎧の群れ/Scute Mob
2 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (11)
2 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
1 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 稲妻/Lightning Bolt
2 忘却の輪/Oblivion Ring
1 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
2 悪斬の天使/Baneslayer Angel
1 バジリスクの首輪/Basilisk Collar
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage
2 不屈の随員/Dauntless Escort
1 ゴブリンの先達/Goblin Guide
2 魔力のとげ/Manabarbs
1 忘却の輪/Oblivion Ring
1 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic


[編集] モダン

霊気紛争歩行バリスタ/Walking Ballistaが登場すると、モダン環境でも接死ティムを組み込んだデッキが組まれるようになった。


Walking Ballista / 歩行バリスタ (X)(X)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

歩行バリスタは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
(4):歩行バリスタの上に+1/+1カウンターを1個置く。
歩行バリスタの上から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩行バリスタはそれに1点のダメージを与える。

0/0


Basilisk Collar / バジリスクの首輪 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは接死と絆魂を持つ。
装備(2)


主に使われているのはエルドラージ・トロン。歩行バリスタを獲得し盤面への干渉力が強化されたところに、さらにバジリスクの首輪を併用してボードコントロール力をより高めた形になる。元々採用されている終末を招くもの/Endbringerもティムであるため、比較的コンボを成立させやすい。

詳細はエルドラージ・トロンを参照。

[編集] 参考

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