調和
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| 調和/Harmonize | |
|---|---|
| 種別 | 常在型能力 |
| 登場セット | タルキール:龍嵐録 タルキール:龍嵐録統率者デッキ |
| CR | CR:702.180 |
調和/Harmonizeとは、タルキール:龍嵐録で制定されたキーワード能力。それを持つカードが墓地にある間とスタックにある間に機能する常在型能力である。
ソーサリー
1つを対象とする。引き出された龍火はそれに2点のダメージを与える。
調和(5)(赤)(赤)(あなたの墓地にあるこのカードを調和コストで唱えてもよい。あなたがコントロールしているクリーチャー1体をタップして、このコストを(X)減らしてもよい。Xは、そのパワーに等しい。その後、この呪文を追放する。)
目次 |
[編集] 定義
調和 [コスト]/Harmonize [Cost]は、次の3つの常在型能力を意味する。
- あなたはこのカードを、マナ・コストを支払うのではなく[コスト]を支払い、あなたがコントロールしていてアンタップ状態であるクリーチャー最大1体をタップすることで、あなたの墓地から唱えてもよい。
- あなたがこの呪文を調和コストを支払って唱えるなら、それの総コストはそのタップしたクリーチャーのパワーの値に等しい数の不特定マナの分だけ減少する。
- 調和コストが支払われているなら、このカードがスタックから離れるならいつでも、これを他の領域に代わりに置く代わりに追放する。
タップするクリーチャーの指定は、呪文を調和コストで唱えることを選んだ際に行う(CR:601.2b参照)。その後総コストを支払う際に実際にタップされる。
[編集] 解説
フラッシュバックの変形版のようなメカニズム。墓地から1回唱え直せる点は同様だが、クリーチャーをタップすることでその際の不特定マナ・コストを減らせる。ただしその分再利用コストは重めに設定されている。
タルキール:龍嵐録ではティムール/The Temurが他者や自然との絆を重視することを表現している。ティムールの色である緑・青・赤のソーサリーに割り当てられているほか、インスタントやソーサリーに調和を与えられる歌作りの魔道士/Songcrafter Mageが収録されている。
- 総合ルール上はフラッシュバックや再活と異なり、インスタントやソーサリー以外が持っていても機能するように書かれている。
- とはいえ、スタックから離れると追放されてしまうという都合上、仮にパーマネントが調和能力を持っていたとしても調和コストで唱えると戦場に出せないため、現実的には調和持ちのパーマネントが出ることは考えにくい。
- サポートカードとの相互作用を考えず能力の性質だけ見れば、フラッシュバックの上位互換能力に位置する。
- 既存のフラッシュバックカードの上位互換となっている実例として、タルキール:龍嵐録時点で流れ者の日課/Roamer's Routine(綿密な偵察/Deep Reconnaissanceの上位互換)が存在している。
- MTGアリーナにおいて、調和でクリーチャーをタップするかを選ぶ際の選択肢は「キャンセル/Cancel」「拒否/Decline」とどちらも否定的表現のためわかりづらいが、前者が「調和で唱えるのをキャンセルし、前の画面に戻る」、後者が「タップせずに唱える」を意味している。
- タップするクリーチャーを選んだ場合は、「拒否」が「決定」に変わる。
- 制定当初は1つ目の能力は呪文が持つように書かれていたが、呪文を唱えることを許可する効果はスタックに移動する前の領域で機能する(CR:113.6e)ため、マーベル スパイダーマン発売時の総合ルール更新でカードが持つよう訂正された。
[編集] ルール
- 墓地以外から唱える際に調和コストを支払うことはできない。
- 召喚酔いしているクリーチャーをタップしてもよい。(→タップ・アウトレット)
- クリーチャーをタップしないことを選んでもよい。当然その場合は調和コストが減少しない。
- パワー0以下のクリーチャーをタップすることも適正である。パワーが負の値である場合、コスト減少量は0である。逆にコストが増加したりはしない(CR:107.1b)。
- ルール上、調和はフラッシュバックの変種能力ではない。ルーンの反復/Runic Repetitionなどのフラッシュバックを名指しする効果は受けられない。
[編集] 開発秘話
氏族メカニズムの多くがクリーチャー向けで偏っていたため、開発部はインスタント・ソーサリーに持たせられるメカニズムを模索していた。最初に考案されたのは噴火/Eruptという、土地をプレイしたターンのみ機能するフラッシュバックのようなメカニズムであった。噴火のプレイ感は悪くなく、青赤を共有する疾風メカニズムとの相性も良かったが、ティムールらしさに欠けていた。
次に試されたのは、再燃/Rekindleというメカニズムである。こちらもフラッシュバックの変形版で、マナ総量5以上のクリーチャーを唱えると、墓地からマナ・コストを支払うことなく唱えられるメカニズムであった。さらにその改良版として熾烈N/Fierce Nという、パワーN以上のクリーチャーをコントロールしていれば無料フラッシュバックできるメカニズムも考案された。
しかし、無料で唱えられるということはバランス調整の面で大きな問題があった。そこで展望デザイン・チームは熾烈を「クリーチャーをタップし、そのパワーに応じてコストを減少させる」という効果に変更し、セット・デザイン・チームへ提出した。彼らはインスタントから熾烈能力を削除した(インスタントにフラッシュバック系の能力をつけることを避けているため)ものの、他はほぼ変更しなかった。そして最終的に、熾烈は調和へと改名された[1]。
[編集] 脚注
[編集] 参考
- Tarkir: Dragonstorm Mechanics/『タルキール:龍嵐録』のメカニズム(Daily MTG 2025年3月18日 Matt Tabak著)
- Tarkir: Dragonstorm Release Notes / 『タルキール:龍嵐録』リリースノート(Daily MTG 2025年3月27日 Jess Dunks、Eric Levine著)
- 「調和」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
[編集] 引用:総合ルール 20250919.0(私訳)
- 702.180. 調和/Harmonize
- 702.180a
- 調和は3つの常在型能力を表すキーワードであり、うち1つはそのカードがプレイヤーの墓地に置かれている間に機能し、残りの2つは調和を持つ呪文がスタックにある間に機能する。
- 「調和 [コスト]/Harmonize [cost]」は、「あなたはこのカードをマナ・コストを払うのではなく[コスト]を支払い、あなたがコントロールしていてアンタップ状態であるクリーチャー最大1体をタップすることで、あなたの墓地から唱えてもよい。」「あなたがこの呪文を調和コストを支払って唱えるなら、それの総コストはタップしたクリーチャーのパワーの値に等しい数の不特定マナの分だけ減少する。」「調和コストが支払われているなら、このカードがスタックを離れるならいつでも、これを他の領域に置く代わりに追放する。」を意味する。
- 調和能力を使って呪文を唱えることは、rule 601.2b、rule 601.2f-h の代替コストを支払うことに関するルールに従う。
- 702.180b
- あなたは、あなたが呪文の調和コストを支払うことを選ぶに際し、タップするクリーチャーを選び(rule 601.2b 参照)、総コストを支払うに際し、あなたはそのクリーチャーをタップする。


