イゼットの魔除け/Izzet Charm
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インスタント
以下から1つを選ぶ。
・クリーチャーでない呪文1つを対象とする。そのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
・クリーチャー1体を対象とする。イゼットの魔除けはそれに2点のダメージを与える。
・カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。
ラヴニカへの回帰ブロックの魔除けのイゼット版。モードは非クリーチャー呪文限定の不確定カウンター、クリーチャー限定火力、手札入れ替え。
青のモードは呪文貫き/Spell Pierce。多色な上2マナになってしまったため、元と比べてテンポ面ではかなり劣るが、依然として序盤の牽制には十分効果的である。
赤のモードはクリーチャー限定ショック/Shock。スタンダードでは環境柄マナ・クリーチャーやスピリット・トークンが多く、腐る場面は少ない。上述の1つ目のカウンターのモードと使い分けることで、序盤の相手のどんなカードにも対処することができる。
青赤のモードは入念な研究/Careful Study。1番目と2番目のモードが効きにくくなってくる後半に引いても、このモードを使うことで不要な土地などを有効カードに変換できる。カード・アドバンテージを失ってしまうのは難点だが、それがために通常のデッキでは採用されにくかった入念な研究や信仰無き物あさり/Faithless Lootingと比べると、他のモードの選択肢がある分かなり使いやすくなっている。
総じて、効果そのものはどれも1マナ相当であるため地味だが、魔除けとしての汎用性がそれを補っていると言える。主に長期戦を想定したコントロール向け。またコンボデッキでも墓地を肥やしつつコンボパーツを呼び込んだり、アンチコンボクリーチャーを排除したり、コンボを相手の除去やカウンターから守ったりとどのモードも無駄にならないため、非常に強力。
リミテッドでも1対1交換を取ったり、強力レアにいち早くアクセスしたりと優秀なカード。
- イゼットvsゴルガリで先行収録されたカードの1枚。
- ダブルマスターズ2022でコモンで再録され、パウパーで使えるようになった。
関連カード
サイクル
ラヴニカへの回帰ブロックの魔除けサイクル。いずれも2マナのインスタントであり、各ギルド/Guildに1枚ずつ存在する。3つのモードはそれぞれ、1色目にできることと2色目にできること、そして両方の色が共通してできることの組み合わせになっている(参考)。
- アゾリウスの魔除け/Azorius Charm
- イゼットの魔除け/Izzet Charm
- ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
- ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
- セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
- オルゾフの魔除け/Orzhov Charm
- ディミーアの魔除け/Dimir Charm
- グルールの魔除け/Gruul Charm
- ボロスの魔除け/Boros Charm
- シミックの魔除け/Simic Charm
参考
- 条件付きカウンターカード
- 不確定カウンターカード(機能別カードリスト)
- イゼット団/The Izzet(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - アンコモン
- カード個別評価:ラヴニカ・リマスター - アンコモン
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - コモン
- カード個別評価:ダブルマスターズ - アンコモン
- カード個別評価:モダンマスターズ2017 - アンコモン
- カード個別評価:エクスプローラー・アンソロジー3 - アンコモン