欲深き者、エヴリン/Evelyn, the Covetous
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ならず者(Rogue)
瞬速
欲深き者、エヴリンやこれでない吸血鬼(Vampire)1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、各プレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚を蒐集(collection)カウンター1個が置かれた状態で追放する。
毎ターン1回、あなたは、あなたがコントロールしていた能力によって追放されていて追放領域にあり蒐集カウンターが置かれているカード1枚をプレイしてもよく、あなたはそれを唱えるためにマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
自身や他の吸血鬼が戦場に出るたび全プレイヤーのライブラリーの一番上を蒐集し、1ターンずつプレイしていける伝説の吸血鬼・ならず者。
2人対戦でも自身だけで実質2ドロー、多人数戦ならばそれ以上の効率が見込める。1ターンに1枚ごとしかプレイしていけない悠長さはあるものの、高タフネスを活かした瞬速ブロックにより時間稼ぎがしやすくなっている。
ただし、豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury等と異なりこれ自身が生き残っていないと追放したカードをプレイできない。火力やマイナス修整には強いとはいえ、確定除去などですぐに処理されると実質何もしていないも同じという事態になりがちなので気を付けたい。蒐集カウンターさえ置かれていれば以前のエヴリンにより追放されたカードも利用できるので、明滅や(テンポ・アドバンテージさえ気にしなければ)バウンスを除去対策として使いやすいのは利点か。
ニューカペナの街角のリミテッドでは喧嘩上等/Ready to Rumble以外のコモン火力に耐え、身代金の要求/Hold for Ransomを受けても能力は有効、基本的に攻撃しなくていいので必殺の一射/Kill Shotも心配無し、とコモン除去では処理しにくく生存率が高いのは追い風。同セットに吸血鬼は11体[1]、うちアンコモン以下には7体[2]とそれなりに存在している点も評価できる。
スタンダードではイニストラード:真夜中の狩り・真紅の契りで吸血鬼がフィーチャーされているが、それらはどちらかといえばアグロ寄りのものが中心なのでコントロール向けのこれとはあまり噛み合わないか。部族シナジーをあまり意識せず、コントロールが除去を減らしてきたアグロへのサイドボードとした方が良いのかもしれない[3]。
ルール
- カードは表向きに追放される。
- カードをプレイするタイミングは通常のルールに従う。インスタントや瞬速を持つカード以外は、あなたのメイン・フェイズでスタックが空のとき唱えることができる。土地はあなたがまだ土地をプレイできる権利を残しているならプレイすることができる。
- 望む色のマナで”あるかのように”支払うだけで、実際に支払われたマナの色が変わることはない。収斂などは実際に支払われたマナを参照するので注意。
- 追放し蒐集カウンターを置く能力と追放されたカードのプレイを許可する能力は関連していない。あなたがコントロールしていた他のエヴリンにより追放されたカードも利用できる。
関連カード
サイクル
ニューカペナの街角の混成の伝説のクリーチャーのサイクル。マナ・コストに色マナ・シンボル1つと混成マナ・シンボル2つを含み、単色でも2色でも3色でも唱えることができる。稀少度はレア。
- 路上の師、リガ/Rigo, Streetwise Mentor(緑白青)
- 賢明な車掌、トルーズ/Toluz, Clever Conductor(白青黒)
- 欲深き者、エヴリン/Evelyn, the Covetous(青黒赤)
- ドラゴンの打擲、オーグニス/Ognis, the Dragon's Lash(黒赤緑)
- ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir's Second(赤緑白)
ストーリー
エヴリン/Evelynは、ニューカペナ/New Capennaの貴顕廊一家/The Maestrosに所属する吸血鬼/Vampireの蒐集家。女性。ザンダー/Xanderによって吸血鬼となった最初の人物で、旧世界の遺物の膨大なコレクションを持つ。
詳細はエヴリン/Evelynを参照。
脚注
- ↑ サブタイプ「吸血鬼(Vampire)」・SNCで検索
- ↑ アンコモン以下・サブタイプ「吸血鬼(Vampire)」・SNCで検索
- ↑ 白青黒コントロール/WUB Control(晴れる屋宇都宮店 『ニューカペナの街角』環境初陣戦 in 宇都宮店 2022年5月1日開催 参加者9名 TOP4デッキリスト)