等時の王笏/Isochron Scepter

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2008年6月19日 (木) 04:47時点における118.8.53.70 (トーク) - whois による版
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Isochron Scepter / 等時の王笏 (2)
アーティファクト

刻印 ― 等時の王笏が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるマナ総量が2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうしたなら、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


刻印したカードを何回でもコピーし、プレイできる棒。

手札から刻印する性質上、出てすぐ割られるとアドバンテージを失うものの、割られなければ圧倒的有利な状況を作れる。

金属モックス/Chrome Mox等から極めて早い段階でブーメラン/Boomerangを刻印すれば毎ターン土地バウンスして何もさせずに勝利できる。 対抗呪文/Counterspellを刻印すれば毎ターン対戦相手呪文打ち消せる。 オアリムの詠唱/Orim's Chantを刻印すれば相手の動きを大きく阻害することが可能。 直観/Intuitionで持ってきた蓄積した知識/Accumulated Knowledgeを刻印すれば毎ターン3枚以上のハンド・アドバンテージが稼げる。 差し戻し/Remandキャントリップのついているカードならばプレイすればするほど手札が増えていく。

決して対策不能なカードではないにしても、単純なカードパワーはかなり高い。 エターナルエクステンデッド環境でも(程度の差こそあれ)使われ続けている。 環境に2マナの優秀なインスタントがある限り、これからも活躍し続けるだろう。

スタンダード期の活躍についてだが、これを利用して組まれるようになったのは2005/03/20における大量禁止の後。 それ以前は、親和の大流行によりアーティファクトが目の敵にされていた上、環境のスピードにもついていけなかった。 刻印されていたのは専ら早霜/Early Frost聖なる日/Holy Day

  • 日本語版は、テキストの「取り除いてもよい」が「取りいてもよい」となっている。
  • 日本語の読み方は「とうじのおうしゃく」。
  • 英語での正しい発音は「あいそくろんせぷたあ」に近いものとなる。
  • いくら2マナ以下だからといって、否定の契約/Pact of Negation等の契約サイクルを刻印するとマナを支払う破目になる(何回も使えるが)。


目次

よく刻印されるカード

代表的なデッキ

ルーリング

  • コスト支払い時の注意点
    • 呪文のコピーをプレイするにあたって、マナ・コストを支払わない(厳密には支払うことはできない)。「マナ・コストを支払わずにプレイ」するか、何もしないかを選ぶ。
    • 呪文のマナ・コストにXが含まれる場合、Xは0である。マナ・コストの支払いの手順が無いのでXの値を指定できず、そして指定されてないXの値は0として扱われる。
    • 呪文に追加コストがある場合、それは支払う。追加コストマナ・コストではないので、「マナ・コストを支払わずにプレイ」しても免除はされない。キッカーなど、追加コストの支払いを選択できる場合、それを支払うことができる。
    • これ自身が代替コストなので、他の代替コストは使用できない。
  • コピー能力スタックに乗ってからこれがを離れても、刻印されたカードは参照可能である。→最後の情報
  • 何らかの方法で複数のインスタント・カードが刻印されている場合、どれをコピーするか選ぶのは能力の解決時である。
  • 分割カードは、どちらかの点数で見たマナ・コストが2以下であるなら刻印できる。何らかの理由で、点数で見たマナ・コストが3以上のインスタント・カードが刻印されているなら、それもこの起動型能力によりプレイできる。なぜなら、起動型能力は点数で見たマナ・コストを参照しないからである。
  • これのコピーは「プレイ」されるので、それが秘儀呪文なら連繋(秘儀)を持つカードを連繋できる。
  • コピーしたものはカードではないので、翻弄する魔道士/Meddling Mageでプレイを禁止されない。
  • 呪文のプレイが禁止されている場合、能力を起動してコピーを作ることはできるが、そのコピーをプレイすることはできない。
  • 望むなら、能力の解決時に、コピーを作らなくてもよいし、作ったコピーをプレイしないことにしてもよい(この場合、コピーは状況起因効果で消滅する)。
  • コピーした呪文は当然打ち消し呪文で打ち消すことが可能。

参考

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