狡猾な願い/Cunning Wish
提供:MTG Wiki
ジャッジメントの願いの青版。ゲームの外部からインスタントを持ってくる呪文。インスタントを持ってくるという性質からか、サイクル中これだけがインスタント。
状況に応じて最適の対策カードをシルバーバレットできる、という点はサイクルの他のカードと同じだが、これはこれ自身も持ってくるカードもインスタントであるため対応しての行動が可能であるという点で一線を画す応用力がある。パーミッション等のコントロールデッキにとって最も重要な、柔軟性と対応力の向上に貢献する優秀なサーチカードである。
またそうでなくとも青と言えば優秀なインスタントに恵まれた色であり、嘘か真か/Fact or Fictionなどの強力な呪文を適当に持ってくるだけでも十分すぎるほど強い。
ただし若干重いため、対応撃ちするとマナをかなり食ってしまうのは大きな欠点。そのためピッチスペルや契約、あるいはリスティックや条件付きカウンターカードのような、マナ・コストを他の条件で肩代わりしているようなシステムの呪文と相性がよい。
ジャッジメント登場当初から激動サイカトグの覇権を支え、その後もウェイクなどのコントロールデッキで幅広く採用されていた。またサーチカードの常としてカード・プールが広がるほど強力となり、エクステンデッドやエターナルでも活躍している。旧エクステンデッド環境ではサイカトグやセプターチャントに必須と言える頻度で採用され、またエターナルでもその融通性の高さから、ソリダリティやランドスティルなどで採用されている。
2004年9月20日よりプリズマティックで禁止カードに指定される。
- 燃え立つ願い/Burning Wishと同じく自分自身のカード・タイプを持って来られるので、ミラーリ/Mirariでコピーして回収することでぐるぐると使い回すことができた。また、もう1枚の狡猾な願いを持ってくる事を繰り返してストームを稼ぎ、思考停止/Brain Freezeでフィニッシュするプレイングもあった。
- 現在は追放の制定により、不可能となっている。
- 3マナという若干重いコストが嫌われることもあるが、相殺/Counterbalanceや虚空の杯/Chalice of the Voidに妨害されづらい利点になることもある。
よくサーチされるカード
- アーティファクト・エンチャント破壊 - 解呪/Disenchant、クローサの掌握/Krosan Grip
- 打ち消し等 - もみ消し/Stifle、誤った指図/Misdirection、禁止/Forbid、否定の契約/Pact of Negation
- 墓地対策 - クローサ流再利用/Krosan Reclamation、根絶/Extirpate、貪欲な罠/Ravenous Trap
- クリーチャー対策 - 剣を鍬に/Swords to Plowshares、翼の破片/Wing Shards
- バウンス - 冬眠/Hibernation、残響する真実/Echoing Truth、転覆/Capsize
- ロックカード - 一瞬の平和/Moment's Peace、オアリムの詠唱/Orim's Chant、天使の嗜み/Angel's Grace、不断の霞/Constant Mists
- ハンド・アドバンテージ獲得 - 嘘か真か/Fact or Fiction、好機/Opportunity、神秘の指導/Mystical Teachings
- ライフ・アドバンテージ獲得 - 原野の脈動/Pulse of the Fields
- ギミック補助等 - 各種サーチカード(教示者、直観/Intuition、けちな贈り物/Gifts Ungiven)
- エンドカード - 象の待ち伏せ/Elephant Ambush、思考停止/Brain Freeze、Berserk
- その他 - 枯渇/Mana Short、転換/Turnabout、回収/Reclaim
関連カード
サイクル
ジャッジメントの願いサイクル。ゲームの外部からカードを手札に加えることができる。
- 黄金の願い/Golden Wish
- 狡猾な願い/Cunning Wish
- 死せる願い/Death Wish
- 燃え立つ願い/Burning Wish
- 生ける願い/Living Wish