バウンスランド
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2013年1月6日 (日) 20:41時点におけるMyhrequalOssan (トーク | 投稿記録)による版
バウンスランド(Bounce Land)は、広義には戦場に出たときに自分のコントロールする土地を1つ手札に戻す土地の総称。定義ではプレーンシフトの棲み家も該当するが、それを含めずビジョンズとラヴニカ・ブロックのものを指すことが多い。日本では「お帰りランド」「ブーメランド」、英語圏では単純に"Karoo Land"などとも言う。
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解説
ビジョンズのものもラヴニカ・ブロックのものも、一旦出てしまえばデメリットなく2マナを出せる。また、別の土地を手札に戻すことになるため、もみ消し/Stifleなどを使わない限りマナ加速にはならない。よって、基本地形などと比べると以下の点で違いがある。
- メリット
- 1枚の土地から2マナを生み出せる特性上、安定してマナを伸ばすことができる。たとえば、基本地形24枚の内4枚をこれに代えれば、土地からのマナ供給は実質28マナ分となる。機能としては「土地をキャントリップドローする土地」と言い換えてもいいかもしれない。
- デメリット
- タップインなので、特に序盤はテンポを大きく削ぐ事になる。
- 特性上、土地破壊やバウンスを食らった時、テンポ面での被害が2倍になる計算。
- 戻す土地が別にないとマナ基盤として機能しない。
- 必ず2マナ出てしまうため、基本セット2010以前のルールではマナバーンを起こす可能性があった。
総じて、序盤のテンポをさほど気にせず、バウンスランド以外の土地も相当数入れられるコントロールデッキに適している。他方、序盤のテンポを重要視する速攻デッキなどでは敬遠されがち。もちろん例外はあり、ビートダウンデッキで採用される場合もある。
ラヴニカ・ブロックのものはビジョンズのそれと比べて、「戻す土地がタップ状態でもよい」「戻す土地の種類に制限がない」「出るマナが2色」と、いろいろな面で上位互換となっている。そのため、ビジョンズ版はほとんど使われなかったのに対し、ラヴニカ・ブロックのものは構築でもよく見られる。
バウンスランドを破壊・バウンスされるとテンポが相当厳しくなるので、使う上では強力な特殊地形対策が環境に存在するかも極めて重要。
- ビジョンズのものが使われなかったのは、不毛の大地/Wastelandの影響も大きいだろう。
ラヴニカ・ブロックのものは、自らを手札に戻すことで何度でも戦場と手札を行き来できる。 そのため殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu、上陸など、土地が戦場に出ることで誘発する能力や、自分のパーマネントが手札に戻る事で誘発する能力とのシナジーを持つ。
- 他に相性の良いカードとして、宝石鉱山/Gemstone Mineや氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge、ヒッコリーの植林地/Hickory Woodlotのような、能力の使用回数に制限が付けられるような土地が挙げられる。
- 逆に場に出た時にデメリットが誘発する土地とは相性が悪い。
- 踏査/Explorationなどの「1ターンに1度しか土地をプレイできない」という制限を破るカードとも相性が良い。
- ラヴニカ・ブロックのものはコモンのため、貧乏デッキの心強い味方でもある。ましてPauperでは貴重な存在。また印鑑と並んでリミテッドでの多色マナ基盤の安定性に一役買っている。同じブロックに含まれる強迫的な研究/Compulsive Researchとも相性がよい。
該当カード一覧
ビジョンズ
ラヴニカ:ギルドの都
- ボロスの駐屯地/Boros Garrison
- ディミーアの水路/Dimir Aqueduct
- ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm
- セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary