地震/Earthquake
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赤の基本的な全体火力呪文。地上クリーチャーとプレイヤーにX点のダメージを与える。
対ウィニーに威力を発揮する点は紅蓮地獄/Pyroclasmなどと同じ。単純なマナ効率は悪いが、ダメージを調節できるのが最大の長所で、自分のクリーチャーを生き残らせたり大型クリーチャーに対処したり、あるいは対戦相手よりライフが多い場合にX火力としてフィニッシュしたり。フライヤーを焼けない点とプレイヤーを焼いてしまう点は、共に、採用するデッキタイプによって長所にも短所にもなり得る。
第6版の頃は、同時期にスタンダードに存在したウルザ・ブロックの強力なマナ・アーティファクトと組み合わせて赤茶単のリセットとなった他、マナ・クリーチャーを多用する対トリニティ・アングリーハーミットへの相性のよさからアングリーノンハーミットなどのデッキで活躍した。
- 漫画デュエル・マスターズでは主人公、切札勝舞の「切り札」として登場。初期は攻撃型のステロイド型スリヴァーで使用しており、物語後半ではコントロールデッキにも投入していた。
- 前者は一見ディスシナジーにも見えるが、主力が2/2なのでタフネス1のブロッカー除去として使え、終盤ではフィニッシャーにもなる。実際にも、第4版時代のステロイドに投入された実績がある。
- 尚、同作で登場する地震のカードは、連載時に環境で主流だった第5版や第6版版ではなくポータル・セカンドエイジ版である。
- このような経緯から、後にTCGの方のデュエル・マスターズにもカードとして登場。効果もこちらを再現して、火(MtGの赤に該当)の1コスト呪文、好きな数のマナをタップしてその数以下のパワーのクリーチャーを破壊し、さらにシールドもブレイクする効果となっている。ただし、初期ライフの差の関係でシールド破壊は「4枚ごとに一つ」に変更されている。
関連カード
- ハリケーン/Hurricaneとは対になっており、第7版まで共に皆勤賞だった。第10版を選ぼうでそのハリケーンと争うも敗れ、再録を逃した。
- しかし、その後の基本セット2010で再録されている。一方のハリケーンは暴風/Windstormと差し替えられている。
主な亜種
飛行クリーチャーにもダメージが行くものはインフェルノ/Infernoの項を、プレイヤーにダメージが行かないものは微震/Tremorの項を参照。
- マグマザウルス/Magmasaur - アップキープに生け贄に捧げると、これの上の+1/+1カウンター数分のダメージ。ダブルシンボル5マナ0/0クリーチャーで+1/+1カウンターを5個乗せて戦場に出る。(テンペスト)
- 横揺れの地震/Rolling Earthquake - 飛行でなく馬術の有無を参照する。(ポータル三国志)
- 断層/Fault Line - マナ・コストに赤マナが1点増えたインスタント版。(ウルザズ・サーガ)
- 溶岩震/Magmaquake - 各プレイヤーでなく各プレインズウォーカーにダメージを与える断層。(基本セット2013)
- 破裂/Rupture - クリーチャーを生け贄に捧げ、そのクリーチャーのパワーに等しいダメージ。3マナ。(ネメシス)
- デアリガズの息/Breath of Darigaaz - 2マナ1点固定。キッカー(2)した場合4マナ4点。(インベイジョン)
- 溶岩の飛散/Volcanic Spray - 2マナ1点固定。フラッシュバック(1)(赤)。(オデッセイ)
- 火炎崩れ/Flamebreak - 3点固定。トリプルシンボル3マナ。(ダークスティール)
- 槌拳の巨人/Hammerfist Giant - 4点固定。ダブルシンボル6マナ5/4クリーチャーのタップ能力。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 溶鉄の災難/Molten Disaster - キッカー(赤)すると刹那を持つようになる。ダブルシンボル。(未来予知)
- Themberchaud - 山の数に等しいダメージ。トリプルシンボル5/5クリーチャーのETB能力。これ自身は巻き込まれない。(Secret Lair x Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves)
参考
- マナ・コストにXを含むカード一覧
- カード個別評価:基本セット2010 - レア
- カード個別評価:第7版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド・エディション - レア
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - レア
- カード個別評価:ポータル・セカンドエイジ - レア
- カード個別評価:ポータル - レア