仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
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アーティファクト
烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
(2),仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:マナ総量が、仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しい、土地でない各パーマネントを破壊する。
点数で見たマナ・コストを参照する大量パーマネント破壊カード。
カウンターを置くのに時間がかからないため即効性があるうえ、エンチャントやプレインズウォーカーなどまで幅広く破壊できる。ただし、起動にマナがかかることもあって、出して即起動を狙うと意外と重くなってしまい、もみ消し/Stifleされたときのリスクも大きい。また、より大きい点数を狙う場合、多色のマナ基盤を確保しなければならないうえ、最大でも5マナ域のカードまでしか対処できないのも欠点と言える。
しかし実際、この手のリセットカードはウィニーやトークンなどを蹴散らすために使うものであり、その場合には蓄積カウンターが0~2個程度あれば充分なことが多いため、単色デッキにもう1色タッチした程度でも充分にまかなえる。烈日を持つカードとしては、多色推奨でない環境でも異例の使いやすさである。ミラディン・ブロック~神河ブロックごろは単色傾向が強い環境だったのだが、主要デッキのサイドボードに頻繁に用いられていた。
エターナルでは特に強力。0~3マナ程度の軽量カードが多用される環境であるのと同時に、フェッチランドとデュアルランドないしショックランドの組み合わせによって色マナを用意することが容易であるため、非常に扱いやすくかつ強力なリセットカードである。X=0でMoxやBlack Lotus、虚空の杯/Chalice of the Voidをお手軽に根こそぎに出来るのも優秀。
- 勘違いしがちだが、Xの値の選択や支払えるマナの制約がルール文章に一切記載されていないので、Xとして任意の数を宣言し、好きなように支払うことができる。そのあとで、それに使われた色マナの種類の数に応じて蓄積カウンターが置かれる。例えばX=3と宣言して、(青)(青)(黒)と支払ってもよい。その場合、蓄積カウンターは2個置かれる。同様に、X=2と宣言し、無色マナ2点を支払って、蓄積カウンターを0個にしてもよい。
- こうして点数で見たマナ・コストを変えることで、相殺/Counterbalanceや撹乱する群れ/Disrupting Shoal、虚空の杯/Chalice of the Voidなどを回避できる。特にエターナルでは重要なプレイングである。
- 呪文以外の状態では常にX=0として扱う。よって、粗石の魔道士/Trinket Mageでサーチしてきたりオーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersで使い回したりできる。→トイソルジャー
- 登場以来長らく、マナ・コストのXの説明がカード内に存在しない唯一のカードであった。
- 後に空乗りのエルフ/Skyrider Elfが登場し、唯一ではなくなった。
- マナ・コスト以外であれば、Ice Cauldronや刃鬣の獏/Blademane Bakuの起動型能力の起動コストのXも同様。
- 火薬樽/Powder Kegのリメイク。さらに後に漸増爆弾/Ratchet Bombという亜種が作られる。ただしこちらは火薬樽と違い、アーティファクト・土地やミシュラランドに触れない点に注意。
- ミラディン・ブロックには他にも同じくアーティファクト・リセットボタンである忘却石/Oblivion Stoneが存在する。
- Modern Mastersに新規イラストで再録された。
- フィフス・ドーン版のイラストでは、無傷の兵士の両側のロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic達のみ爆破される様子が描かれている。蓄積カウンターは5つだったのだろう[1]。
参考
- ↑ Loxodons on Engineered Explosives(Daily MTG Arcana 2004年5月11日)
- A Dirtier Deed?(Daily MTG Serious Fun 2004年5月11日)
- 0マナカード
- マナ・コストにXを含むカード一覧
- カード個別評価:フィフス・ドーン - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ - レア
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア
- Kaladesh Inventions