暗号
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*[[二段攻撃]]とは相性が良い。唱えたターン中に攻撃が[[通し|通れ]]ば、合計3回唱える事ができる。 | *[[二段攻撃]]とは相性が良い。唱えたターン中に攻撃が[[通し|通れ]]ば、合計3回唱える事ができる。 |
2022年5月24日 (火) 19:44時点における版
暗号/Cipher | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | ギルド門侵犯 ドラゴンの迷路 ニューカペナの街角統率者デッキ |
CR | CR:702.99 |
暗号(あんごう)/Cipher は、ギルド門侵犯で登場したキーワード能力。インスタントやソーサリーが持つキーワード能力である。呪文能力と常在型能力からなり、一方はスタック上で働き、もう一方は追放領域で働いてクリーチャーに誘発型能力を付与する。
Last Thoughts / 最後の思考 (3)(青)
ソーサリー
ソーサリー
カードを1枚引く。
暗号(その後、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、この呪文カードを追放してもよい。そのクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはその暗号化したカードのコピーを、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
定義
暗号/Cipherは以下の2つの能力からなる。
- この呪文があるカードで表されている場合、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、このカードを追放してもよい。(呪文能力)
- このカードがそのクリーチャーに暗号化されているかぎり、そのクリーチャーは『このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたは暗号化されたカードをコピーし、そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。』を得る。(追放領域で働く常在型能力)
暗号化/encodedとは、暗号能力によって追放されたカードとこれによって選ばれたクリーチャーとの関係を表す。関係が続く限り、暗号カードは「暗号化している」状態であり、選ばれたクリーチャーは「暗号化されている」状態になる。
暗号カードが追放領域にあり、暗号化されているクリーチャーが戦場に存在する限り、暗号化している状態は続く。
解説
インスタントやソーサリーを唱えた後、そのクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに再び唱えられるようになるメカニズムである。
ラヴニカへの回帰ブロックではディミーア家/House Dimirに割り当てられたメカニズムで、青と黒に存在する。
ルール
- 暗号を持つ呪文は、その解決の一部として追放される。スタックから直接追放され、墓地を経由することはない。
- 暗号化されるクリーチャーは、暗号を持つ呪文の解決時に指定する。暗号能力はそのクリーチャーを対象には取らない。
- 暗号を持つ呪文が打ち消された場合、暗号能力は機能しない。
- カードでない呪文が暗号能力を持っていても機能しない。したがって、暗号によって作られたコピーが持つ暗号によってそれが追放されることはない。
- 暗号化されているクリーチャーが戦場を離れた場合、暗号カードは何にも暗号化していない状態になる。暗号カードはそのまま追放されたままである。
- 戦場を離れなければ、コントローラーが変わっても暗号化は継続する。
- 暗号を持つ呪文が解決する段階でクリーチャーであるパーマネントであれば、暗号化することができる。その後でそのパーマネントがクリーチャーでなくなっても暗号化は継続する。
- 暗号を持つカードのコピーは、追放領域から唱えられる。仮にそのコピーを唱えないことにした場合、そのコピーは次の状況起因処理で消滅する。
- 暗号化している暗号を持つカードは、暗号化されているクリーチャーに誘発型能力を持たせる。何らかの効果によってそのクリーチャーが能力を失った場合、能力は誘発せず、コピーは生成されない。
- ただし、クリーチャーが能力を失っても暗号化状態は終了しない。
- 戦闘ダメージを与えることによって誘発した誘発型能力の解決中に暗号化したカードのコピーを唱えることになる。暗号化した呪文がソーサリーであっても、通常のタイミングとは関係なく唱えることができる。
- 他のプレイヤーが暗号化されているクリーチャーのコントロールを得た場合、誘発型能力はそのプレイヤーがコントロールする。したがって、暗号化しているカードのコピーはそのプレイヤーが唱えられる。
その他
- ルール上はインスタントも持ち得るが、ブロックされなかったクリーチャーに暗号化させることですぐに2回目を使えてしまうことからか、暗号を持つカードはソーサリーしか存在しない。
- 戦闘前メイン・フェイズに唱えて暗号化することで、そのターンの戦闘フェイズ中にすぐ再使用できる。
- 二段攻撃とは相性が良い。唱えたターン中に攻撃が通れば、合計3回唱える事ができる。
- ギルド門侵犯開発当初、ディミーアは「研磨」という暗号とは全く異なるキーワードを持っていた。詳細は研磨を参照。
- 唱えた後に追放してクリーチャーと関係を結び、その後で再び恩恵を得られるという意味では、憑依(インスタントかソーサリーが持つもの)と似ている。暗号はディミーアだが、憑依はオルゾフの能力。
- さらに遡れば、呪文縛りの杖/Spellbinderにも類似性が見られる。
- 「Cipher」は、アラビア語で「ゼロ」「無の」が語源。とりわけ記号の「0」、およびアラビア数字自体を表す。そこから「符牒」「暗号」「暗号化」を表すようになったほか「暗号を解く鍵」という意味も持つ。
- さらには「取るに足りない」「虫けら」「芋」などという意味も。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.99 暗号/Cipher
- 702.99a 暗号は一部のインスタントおよびソーサリーが持つキーワードであり、2つの能力を表す。1つは呪文がスタックに積まれている間に作用する呪文能力であり、もう1つは暗号を持つカードが追放 領域にある間に作用する常在型能力である。「暗号/Cipher」は「この呪文がカードで表されているなら、あなたはこのカードを、あなたがコントロールしているクリーチャー1体に暗号化した状態で追放してもよい。」と「このカードがそのクリーチャーに暗号化され続けているかぎり、そのクリーチャーは『このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたは暗号化されたカードをコピーし、そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。』を持つ。」を意味する。
- 702.99b 「暗号化した/encoded」という用語は、追放 領域に置かれている暗号を持つカードと、そのカードが表す呪文の解決時に選ばれたクリーチャーとの関係を示す。
- 702.99c 暗号を持つカードは、その暗号を持つカードが追放されており、そのクリーチャーが戦場に残っているかぎり、その選ばれたクリーチャーに暗号化された状態であり続ける。そのカードは、そのオブジェクトが戦場に残っているかぎり、それのコントローラーが変わったり、それがクリーチャーでなくなったりしても、そのオブジェクトに暗号化されたままである。
- 702.99 暗号/Cipher
- 702 キーワード能力