Unstable

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===開発コラム===
 
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[[Mark Rosewater]]によるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。
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[[Mark Rosewater]]によるコラム、[[Making Magic]] -マジック開発秘話-。
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0019954/ 終わりなき銀枠物語 その1](Making Magic 2017年11月6日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0019954/ 終わりなき銀枠物語 その1](Making Magic 2017年11月6日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0029904/ 終わりなき銀枠物語 その2](Making Magic 2017年11月13日)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0029904/ 終わりなき銀枠物語 その2](Making Magic 2017年11月13日)
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031266/ 陣営構築](Making Magic 2018年10月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031266/ 陣営構築](Making Magic 2018年10月15日)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031537/ よ~いドン!](Making Magic 2018年12月10日) - セット開発の基本的な発想について
 
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031537/ よ~いドン!](Making Magic 2018年12月10日) - セット開発の基本的な発想について
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035897/ わかる?『Unstable』編](Making Magic [[2022年]]3月21日)
  
 
その他。
 
その他。

2022年3月28日 (月) 21:37時点における版

Unstable
シンボル レンチ
略号 UST
発売日 2017年12月8日
セット枚数 全216種類くらい

Unstableとは、銀枠のジョーク・セットである。2017年12月8日発売。発売は英語版のみであるが、日本語公式により対訳が公開されている。

目次

概要

10余年の沈黙を破って発表された『アン』・シリーズ第3弾。定まった世界観は存在しなかった従来のアン・セットと違い、マッド・サイエンティストの次元/Planeバブロヴィア/Babloviaを舞台とし、友好色2色の5つの行政組織の勢力争いが背景設定として存在する。

近年の特殊セットと同じようにブースター・ドラフトで遊べるよう調整されている。そのためか、これまでのアン・シリーズと比べると立ちながらゲームをしたり何かを食べ続けたりといったマジック以外の行動を求めたりするカードは少なく、定番効果にからくり6面ダイスのオマケがついたカードも多く収録されている。全体的に黒枠に近い雰囲気が漂っており、黒枠カードの同型再版すらも収録されている。視覚的な賑やかさも従来と比べかなり落ち着いており、イラストが枠からはみ出していたり、奇天烈なレイアウトのカード枠を持ったカードは極少数に留まっている。だが油断すると他人のカードを平然と手札に加えたりチームメイトが増えたり他のプレイヤーのゲームにクリーチャーを乱入させたり忠誠度能力をウェブで参照するプレインズウォーカーがいたりと破天荒さは健在。

カードギャラリーが出そろった後に、アライアンス以来のイラストフレイバーテキストにバリエーションがある変種/Variantカードが収録されていることが発表され、セット枚数の「216くらい/216-ish」という表現の謎が明らかになった。絵違いはもちろん、なかにはコレクター番号が同じなのにカード名が違う変種や、同じカード名なのに文章欄のテキストが違うという前代未聞の変種が存在し、プレビュー初期の印象を覆し、銀枠らしさを存分に発揮したセットになった。

アン恒例の基本土地トークン・カードも収録。今回の基本土地は枠が無いボーダーレス・カードとして収録(イラスト)。もちろん黒枠のフォーマットでも使用可能。トークン・カードはいずれもプレミアム・カード仕様で、セット内で使用されるトークンの他に、既存のイラストを使用し裏面にはカード一杯にイラストが拡大された両面トークン・カードが収録されている。

メカニズム

からくり

目玉は未来予知で「実現しない未来のメカニズム」として造られたからくりの実装。独自のからくりデッキを用い、あなただけの奇妙な装置を作り上げる。陣営別に各9枚存在するからくりカードのイラストは、1枚の大きなイラストを9分割したものである。このアイデアに添えるように、デベロップの段階で10枚ずつあったからくりは1枚ずつ減らしたという。

宿主と拡張

2つ目のキーワードメカニズムは、動物の上半身と下半身を合わせる絵合わせカードじみた宿主拡張。宿主カードに拡張カードを重ね合わせることにより、P/T修整の他に宿主カードが持つETB誘発型能力誘発条件が変化する。

透かし

黒枠では実現不可能なメカニズムとして、透かしを参照するカードが登場した。Unstable以外のカードを混ぜて遊ぶ場合、同じカード名のカードでも、収録セットによっては影響の有無が変わってしまう。同様に枠の種類やフレイバー・テキスト注釈文の有無を参照するカードも収録されている。

ダイス

アンヒンジドでは登場しなかった6面ダイス(あるいは20面ダイス)を使用するカードも多く収録されている。アングルードでの評価を反省し、無作為な効果やデメリットをもたらさず基本的に出目の大きさを参照するようになっている。

ゲームの外部の人物

ゲームの外部の人を介入させるカードも幾つか収録されており、それはマジック:ザ・ギャザリングを知っている人でなくても構わない。

その他

その他

  • 蒸気打ちの親分/Steamflogger Bossが唯一の黒枠カードとして再録されている。ブースターパックでは基本土地の枠から出現する。そのため、ブースタードラフトで蒸気打ちの親分は自動的にパックを開けたプレイヤーカードプールに加えられていたが、プレイヤーの要望を受け蒸気打ちの親分がパックから出た場合に限りそれもドラフト対象となるように変更された[1]。その分カードを多くドラフトするプレイヤーが出ることになる。
  • ワールド・マジック・カップ17において、3日目の決勝トーナメントに参加したプレイヤーには発売前のUnstableの基本土地が(対戦で使用することを条件に)配布された[2]
  • 発売記念イベントとしてドラフト・ウィークエンドが2017年12月9~10日に行われる。これは非スタンダードセットとしては初。参加者には新規イラストリス伯爵/Earl of Squirrelプレミアム・カードが配布され、その他に各陣営のからくりのイラストのミニポスターも配布された。
  • アングルードアンヒンジドと続けて在庫破棄の憂き目を見た結果から、『アン』・シリーズ第3弾が作られることはない、というのが共通の理解となっていた。それを覆すために、以下のような論拠が積み重ねられた[4]
    • 需要と供給のバランス。以前の2セットいずれも初動は良く、需要は決して少なくなかった。在庫を破棄するに至ったのは、大量に印刷しすぎたからである。
    • 新たな印刷技術の実験と、新しいデザイン空間の提案。印刷技術の進歩で可能となった実験的デザインを、流通する商品として具現化するために最もふさわしいセットとは、3つ目の銀枠セットにほかならない。マジックにおける多くの革新は、銀枠セットが限界を広げ、黒枠セットで結実したものである。

ブースターパックの封入率

ブースター・パックの稀少度の封入率は特殊になっており[5]

となっている。

発売前情報

San Diego Comic-Conでプレビューウィークに先駆け情報が公開された[6][7]

パッケージ・イラスト

主な開発スタッフ

公式特集ページ

製品情報

開発コラム

Mark Rosewaterによるコラム、Making Magic -マジック開発秘話-。

その他。

広報

こちらマジック広報室!!:『Unstable』本日発売! 今週末はドラフト・ウィークエンドに行こう!(マジック日本公式 2017年12月8日)

脚注

  1. MarkRosewaterのBlog
  2. 【WMC2017】最強の日本代表チーム、優勝への道(前編・準々決勝~準決勝)【Day3】(2017年12月7日 Team Cygames著)
  3. SPECIAL UNANNOUNCEMENT: December 1, 2017(mtgcommander.net公式)
  4. 終わりなき銀枠物語 その1(Making Magic 2017年11月6日)
  5. Mark RosewaterのTwitter
  6. The July 24, 2017 Update(Daily Magic Update 2017年7月24日)
  7. Magic Panel InfoMark Rosewaterのblog 「Blogatog」)

参考

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