進化する未開地/Evolving Wilds
提供:MTG Wiki
16行: | 16行: | ||
==その他== | ==その他== | ||
*広漠なる変幻地の後輩であるのだが、[[闇の隆盛]]以降、スタンダードでの再録はこちらが担当している。[[統率者戦用セット]]では多くの[[構築済みデッキ]]で両方揃って収録されている。 | *広漠なる変幻地の後輩であるのだが、[[闇の隆盛]]以降、スタンダードでの再録はこちらが担当している。[[統率者戦用セット]]では多くの[[構築済みデッキ]]で両方揃って収録されている。 | ||
+ | **進化する未開地が優先される件について、[[Mark Rosewater]]は「多くの[[次元/Plane]]で扱うにあたり、[[カード名]]やフレイバー性がより適している」という点が主な理由であろうと述べている<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/615028300738330624/hi-mark-i-just-saw-in-the-full-spoiler-the Hi Mark, I just saw in the full spoiler the...]([[Blogatog]] [[2020年]]4月10日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
*「定番ではあるが、できるだけ印刷したくない[[カード]]」として、[[Sam Stoddard]]はコモンの[[切り直す|シャッフル]]効果の中でもこれを名指ししている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018195/ 『カラデシュ』 一問一答](Latest Developments 2016年12月9日)</ref>。 | *「定番ではあるが、できるだけ印刷したくない[[カード]]」として、[[Sam Stoddard]]はコモンの[[切り直す|シャッフル]]効果の中でもこれを名指ししている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018195/ 『カラデシュ』 一問一答](Latest Developments 2016年12月9日)</ref>。 | ||
*[[アモンケット]]での再録時には、「([[アモンケット・ブロック]]のテーマの一つである)[[砂漠]]の[[土地タイプ]]を持った変種を作らなかったのはなぜか」との問いに対し、「機械的に再録し続けていたため、その発想が抜けていた」と明らかにする一幕があった。アイディア自体には前向きであり、将来的に[[アモンケット/Amonkhet]]へ再訪する際は、件のカードを新規収録する可能性についても触れている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018990/ こぼれ話:『アモンケット』その2](Making Magic 2017年5月29日)</ref>。 | *[[アモンケット]]での再録時には、「([[アモンケット・ブロック]]のテーマの一つである)[[砂漠]]の[[土地タイプ]]を持った変種を作らなかったのはなぜか」との問いに対し、「機械的に再録し続けていたため、その発想が抜けていた」と明らかにする一幕があった。アイディア自体には前向きであり、将来的に[[アモンケット/Amonkhet]]へ再訪する際は、件のカードを新規収録する可能性についても触れている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018990/ こぼれ話:『アモンケット』その2](Making Magic 2017年5月29日)</ref>。 | ||
− | *アモンケットまでに5種類([[フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カード]]と[[タルキール龍紀伝#Tarkir Dragonfury|Tarkir Dragonfury]] | + | *アモンケットまでに5種類([[フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カード]]と[[タルキール龍紀伝#Tarkir Dragonfury|Tarkir Dragonfury]]プロモを含めると7種類)のイラストが存在する。偶然か意図したものかは不明だが、通常のセットで登場したこの最初の5種類のイラストは、各[[基本土地タイプ]]に対応して描かれているようにも見える({{Gatherer|id=426944|アモンケットの「平地」}}、{{Gatherer|id=401872|戦乱のゼンディカーの「島」}}、{{Gatherer|id=262680|闇の隆盛の「沼」}}、{{Gatherer|id=394568|タルキール龍紀伝の「山」}}、{{Gatherer|id=193483|エルドラージ覚醒の「森」}})。 |
*[[イクサランの相克]]シーズンの[[マジック・リーグ]]で、10ゲーム以上プレイしたプレイヤーには新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[http://mtg-jp.com/publicity/0030056/ 『イクサランの相克』のプロモカード、各種製品のパッケージなど](News 2017年12月11日)</ref>。 | *[[イクサランの相克]]シーズンの[[マジック・リーグ]]で、10ゲーム以上プレイしたプレイヤーには新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[http://mtg-jp.com/publicity/0030056/ 『イクサランの相克』のプロモカード、各種製品のパッケージなど](News 2017年12月11日)</ref>。 | ||
*[[基本セット2020]]および[[イコリア:巨獣の棲処]]では[[ブースターパック]]の[[コモン]]の[[スロット]]には封入されておらず、[[基本土地]]のスロットに一定確率で進化する未開地か[[隠れ家]]か基本土地のいずれかが封入されている(→[[変則的な稀少度]])。 | *[[基本セット2020]]および[[イコリア:巨獣の棲処]]では[[ブースターパック]]の[[コモン]]の[[スロット]]には封入されておらず、[[基本土地]]のスロットに一定確率で進化する未開地か[[隠れ家]]か基本土地のいずれかが封入されている(→[[変則的な稀少度]])。 | ||
− | == | + | ==脚注== |
<references/> | <references/> | ||
+ | |||
+ | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:イクサランの相克]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:イクサランの相克]] - [[コモン]] | ||
40行: | 43行: | ||
*[[カード個別評価:アモンケットリマスター]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:アモンケットリマスター]] - [[コモン]] | ||
*[[Secret Lair Drop Series#Happy Little Gathering|Secret Lair Drop Series: Happy Little Gathering]] | *[[Secret Lair Drop Series#Happy Little Gathering|Secret Lair Drop Series: Happy Little Gathering]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2020年12月23日 (水) 17:51時点における版
土地
(T),進化する未開地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseの同型再版。
基本的な性能に関しては広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseを参照。
収録状況と構築での活躍
エルドラージ覚醒~基本セット2012発売までのスタンダードにおいては広漠なる変幻地と同居していたため、5枚目以降として採用することで、真髄の針/Pithing Needle対策や、未知な領域/Realms Unchartedで探しやすくなるなどの利点がある。
エルドラージ覚醒期は、低速デッキを中心に少数枚が採用された。また、ヴァラクートなど特定の基本土地をサーチしたいデッキでは4枚積みされることがある。
戦乱のゼンディカー再録時は、タルキール覇王譚のフェッチランド+バトルランドの組み合わせを前に構築での出番は無いかに思われたが、ゲートウォッチの誓い参入に伴い、荒地/Wastesをサーチできるという個性を獲得。無色マナまで含めたマナ基盤の安定化という役割が持てるようになった。ローテーションでフェッチランドが落ちた後は、バトルランドをアンタップインさせるための基本土地にアクセスできることや、イニストラードを覆う影ブロックの昂揚メカニズム達成に貢献することから、低速・高速問わず多色デッキで4枚積まれることも珍しくなくなった。
その後もスタンダードでは途切れることなく環境に存在し続けた。ラヴニカのギルド~基本セット2021期ではエルドレインの王権で上位互換の寓話の小道/Fabled Passageが登場したが、サクリファイスでは波乱の悪魔/Mayhem Devilの能力誘発用や脱出のコストとして墓地を肥やすため5枚目以降の寓話の小道として採用されることがあった。ゼンディカーの夜明けによるローテーション後の環境でも変わらず寓話の小道と同居するが、上陸と相性が良いためオムナス・ランプやグルール上陸で追加で採用されることがある。
その他
- 広漠なる変幻地の後輩であるのだが、闇の隆盛以降、スタンダードでの再録はこちらが担当している。統率者戦用セットでは多くの構築済みデッキで両方揃って収録されている。
- 進化する未開地が優先される件について、Mark Rosewaterは「多くの次元/Planeで扱うにあたり、カード名やフレイバー性がより適している」という点が主な理由であろうと述べている[1]。
- 「定番ではあるが、できるだけ印刷したくないカード」として、Sam Stoddardはコモンのシャッフル効果の中でもこれを名指ししている[2]。
- アモンケットでの再録時には、「(アモンケット・ブロックのテーマの一つである)砂漠の土地タイプを持った変種を作らなかったのはなぜか」との問いに対し、「機械的に再録し続けていたため、その発想が抜けていた」と明らかにする一幕があった。アイディア自体には前向きであり、将来的にアモンケット/Amonkhetへ再訪する際は、件のカードを新規収録する可能性についても触れている[3]。
- アモンケットまでに5種類(フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとTarkir Dragonfuryプロモを含めると7種類)のイラストが存在する。偶然か意図したものかは不明だが、通常のセットで登場したこの最初の5種類のイラストは、各基本土地タイプに対応して描かれているようにも見える(アモンケットの「平地」、戦乱のゼンディカーの「島」、闇の隆盛の「沼」、タルキール龍紀伝の「山」、エルドラージ覚醒の「森」)。
- イクサランの相克シーズンのマジック・リーグで、10ゲーム以上プレイしたプレイヤーには新規イラストのプロモーション・カードが配布された[4]。
- 基本セット2020およびイコリア:巨獣の棲処ではブースターパックのコモンのスロットには封入されておらず、基本土地のスロットに一定確率で進化する未開地か隠れ家か基本土地のいずれかが封入されている(→変則的な稀少度)。
脚注
- ↑ Hi Mark, I just saw in the full spoiler the...(Blogatog 2020年4月10日 Mark Rosewater著)
- ↑ 『カラデシュ』 一問一答(Latest Developments 2016年12月9日)
- ↑ こぼれ話:『アモンケット』その2(Making Magic 2017年5月29日)
- ↑ 『イクサランの相克』のプロモカード、各種製品のパッケージなど(News 2017年12月11日)
参考
- カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処 - コモン
- カード個別評価:イクサランの相克 - コモン
- カード個別評価:アモンケット - コモン
- カード個別評価:戦乱のゼンディカー - コモン
- カード個別評価:タルキール龍紀伝 - コモン
- カード個別評価:闇の隆盛 - コモン
- カード個別評価:エルドラージ覚醒 - コモン
- カード個別評価:基本セット2020 - コモン
- カード個別評価:マジック・オリジン - コモン
- カード個別評価:基本セット2015 - コモン
- カード個別評価:基本セット2013 - コモン
- カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪 - コモン
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - コモン
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - コモン
- カード個別評価:アモンケットリマスター - コモン
- Secret Lair Drop Series: Happy Little Gathering