等時の王笏/Isochron Scepter
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2008年3月6日 (木) 17:12時点における版
Isochron Scepter / 等時の王笏 (2)
アーティファクト
アーティファクト
刻印 ― 等時の王笏が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるマナ総量が2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうしたなら、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
手札から刻印する性質上、出てすぐ割られるとアドバンテージを失うものの、割られなければ圧倒的有利な状況を作れる。
金属モックス/Chrome Mox等から極めて早い段階でブーメラン/Boomerangを刻印すれば毎ターン土地をバウンスして何もさせずに勝利できる。 対抗呪文/Counterspellを刻印すれば毎ターン対戦相手の呪文を打ち消せる。 オアリムの詠唱/Orim's Chantを刻印すれば相手の動きを大きく阻害することが可能。 直観/Intuitionで持ってきた蓄積した知識/Accumulated Knowledgeを刻印すれば毎ターン3枚以上のハンド・アドバンテージが稼げる。
決して対策不能なカードではないにしても、単純なカードパワーはかなり高い。 エターナルやエクステンデッド環境でも(程度の差こそあれ)使われ続けている。 環境に2マナの優秀なインスタントがある限り、これからも活躍し続けるだろう。
スタンダード期の活躍についてだが、これを利用して組まれるようになったのは2005/03/20における大量禁止の後。 それ以前は、親和の大流行によりアーティファクトが目の敵にされていた上、環境のスピードにもついていけなかった。 刻印されていたのは専ら早霜/Early Frostと聖なる日/Holy Day。
- 日本語版は、テキストの「取り除いてもよい」が「取りいてもよい」となっている。
- 日本語の読み方は「とうじのおうしゃく」。
- 英語での正しい発音は「あいそくろんせぷたあ」に近いものとなる。
- いくら2マナ以下だからといって、否定の契約/Pact of Negation等の契約サイクルを刻印するとマナを支払う破目になる(何回も使えるが)。
目次 |
よく刻印されるカード
代表的なデッキ
ルーリング
- コスト支払い時の注意点
- コピー能力がスタックに乗ってからこれが場を離れても、刻印されたカードは参照可能である。→最後の情報
- 何らかの方法で複数のインスタント・カードが刻印されている場合、どれをコピーするか選ぶのは能力の解決時である。
- 分割カードは、どちらかの点数で見たマナ・コストが2以下であるなら刻印できる。何らかの理由で、点数で見たマナ・コストが3以上のインスタント・カードが刻印されているなら、それもこの起動型能力によりプレイできる。なぜなら、起動型能力は点数で見たマナ・コストを参照しないからである。
- 例えば、分割カードの抵抗+救難/Stand+Deliverを刻印することができる。更に、2マナ以下ではない《救難》としてコピーをプレイすることもできる。
- これのコピーは「プレイ」されるので、それが秘儀呪文なら連繋(秘儀)を持つカードを連繋できる。
- コピーしたものはカードではないので、翻弄する魔道士/Meddling Mageでプレイを禁止されない。
- 呪文のプレイが禁止されている場合、能力を起動してコピーを作ることはできるが、そのコピーをプレイすることはできない。
- 望むなら、能力の解決時に、コピーを作らなくてもよいし、作ったコピーをプレイしないことにしてもよい(この場合、コピーは状況起因効果で消滅する)。
- コピーした呪文は当然打ち消し呪文で打ち消すことが可能。