パンデモノート
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2011年4月14日 (木) 19:06時点における版
パンデモノート(Pandemonought)は、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtと伏魔殿/Pandemoniumを利用した瞬殺コンボデッキ。別名「パンドレッド」。制作者は日本三大地雷の1人、笹沼希予志氏。
目次 |
概要
ファンデッキ用としか思われていなかったファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(以下ドレッドノート)を使ったコンボ。まず伏魔殿/Pandemoniumを戦場に出しておきドレッドノートを出す。パワーが12なので、対戦相手に12点のダメージが入る。これを2回行い、24点のダメージを与えて勝利する。このデッキを使用し、笹沼希予志氏はアジア太平洋選手権98で準優勝に輝いた。→*1
コンボさえ決めれば一撃で勝てるため、土地はペインランドの洪水な上、吸血の教示者/Vampiric Tutorや魔力の櫃/Mana Vaultなど、身を削ってでもコンボパーツをサーチしマナを出す構成となっている。もちろん対戦相手のクリーチャーの攻撃も基本的にノーガードである。特にエクステンデッドではドロー手段にネクロポーテンス/Necropotenceが採用されるなど、さらにその傾向が強い。→Dred Panda Roberts
以前ドレッドノートにエラッタが出て(下記参照)、伏魔殿の能力を利用するこのコンボは長らく不可能となっていたのだが、2007年7月のオラクル改定により元々のルール文章に戻り、パンデモノートコンボが再び可能に。
- 一時期、ドレッドノートを生け贄を捧げる能力は、「戦場に出る」代わりに「他のクリーチャーを生け贄に捧げて戦場に出す」置換効果を発生する常在型能力だった。したがって、自分のコントロールするクリーチャーのパワーが12未満ならば、ドレッドノートは戦場に出ることもなく墓地に置かれてしまうため、伏魔殿の能力が誘発せず、コンボが成立しなかった。
- ドレッドノートを出しても基本的に戦場に残さずそのまま生け贄に捧げるので、2枚目を出す代わりに再活性/Reanimateで墓地に落ちたドレッドノートを釣ることもある。
スタンダード
- 備考
- アジア太平洋選手権98 準優勝
- 使用者:笹沼希予志
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (4) | |
4 | ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought |
呪文 (33) | |
4 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
1 | 解呪/Disenchant |
1 | 中断/Abeyance |
4 | 衝動/Impulse |
3 | マナ漏出/Mana Leak |
1 | 対抗呪文/Counterspell |
4 | 直観/Intuition |
2 | 魔力消沈/Power Sink |
3 | 再活性/Reanimate |
2 | 先触れ/Portent |
4 | 伏魔殿/Pandemonium |
4 | 魔力の櫃/Mana Vault |
土地 (23) | |
4 | 島/Island |
3 | 山/Mountain |
1 | 沼/Swamp |
2 | アダーカー荒原/Adarkar Wastes |
4 | 硫黄泉/Sulfurous Springs |
3 | 地底の大河/Underground River |
1 | 知られざる楽園/Undiscovered Paradise |
3 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
2 | 反射池/Reflecting Pool |
サイドボード | |
1 | ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan |
2 | 水流破/Hydroblast |
4 | 紅蓮破/Pyroblast |
1 | 解呪/Disenchant |
1 | 地に平穏/Tranquil Domain |
1 | 非業の死/Perish |
3 | 憂鬱/Gloom |
2 | 日中の光/Light of Day |
エクステンデッド
- 備考
- プロツアーローマ98 ベスト32
- 使用者:Adrian Sullivan
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (4) | |
4 | ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought |
呪文 (36) | |
4 | 暗黒の儀式/Dark Ritual |
4 | Demonic Consultation |
3 | 強迫/Duress |
4 | 再活性/Reanimate |
2 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
3 | 最後の賭け/Final Fortune |
4 | 伏魔殿/Pandemonium |
4 | ネクロポーテンス/Necropotence |
4 | 水蓮の花びら/Lotus Petal |
4 | 魔力の櫃/Mana Vault |
土地 (20) | |
4 | Badlands |
4 | 硫黄泉/Sulfurous Springs |
4 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
3 | 真鍮の都/City of Brass |
5 | 沼/Swamp |
- Adrian Sullivan製作のエクステンデッドタイプのデッキで、"Dred Panda Roberts"の名で呼ばれる。
- コンボパーツを引き当てる手段としてネクロポーテンス/Necropotenceを採用しているのが特徴的。このコンセプトはのちのココアペブルスやネクロ・ドネイトなどに受け継がれることになった。