奇襲
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+ | *奇襲を与える[[次元]]カードとして[[カルダイヤ地区/The Caldaia (次元カード)]]が存在する。 | ||
===ルール=== | ===ルール=== |
2024年9月16日 (月) 22:42時点における最新版
奇襲/Blitz | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | ニューカペナの街角 ニューカペナの街角統率者デッキ アルケミー:ニューカペナ 機械兵団の進軍統率者デッキ ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ |
CR | CR:702.152 |
奇襲(きしゅう)/Blitzはキーワード能力の一種。それを持つ呪文やパーマネントがスタックにある間と戦場で機能する常在型能力である。
クリーチャー — トカゲ(Lizard) 戦士(Warrior)
プラズマの操作手が攻撃するたび、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。このターン、それではブロックできない。
奇襲(2)(赤)(あなたがこの呪文を奇襲コストで唱えたなら、これは速攻と「このクリーチャーが死亡したとき、カード1枚を引く。」を得る。次の終了ステップの開始時に、これを生け贄に捧げる。)
[編集] 定義
奇襲[コスト]/Blitz [cost]は次の3つの常在型能力を表す。
- あなたはこのカードを、そのマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払って唱えてもよい。(代替コストを定義する常在型能力)
- あなたがこの呪文の奇襲コストを支払うことを選んだなら、次の終了ステップの開始時に、この呪文がなるパーマネントを生け贄に捧げる。(遅延誘発型能力を生み出す常在型能力)
- このパーマネントの奇襲コストが支払われていたかぎり、これは速攻と「このパーマネントが戦場から墓地に置かれたとき、カード1枚を引く。」を持つ。(戦場で働く常在型能力)
[編集] 解説
1ターンしか戦場に残らない代わりに素早く攻撃できるメカニズム。ニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキで初登場した。
土建組一家/The Riveteersに割り当てられたメカニズムであり、黒と赤と緑に存在する。奇襲を持つカードはすべてクリーチャーであり、多くが攻撃することや死亡することで誘発する能力を併せ持つ。奇襲コストとマナコストの大小関係はまちまちであり、土建組一家の囮/Riveteers Decoyのように奇襲コストの方が重いものも存在する。
奇襲を参照したり他の呪文に奇襲を与えたりするカードとして、道具箱、ヘンジー・トーリ/Henzie "Toolbox" Torreがある。MTGアリーナを含めれば土建組一家の工作員/Riveteers Provocateurも存在する。
- 疾駆をもとに作られたメカニズムであり(後述の開発秘話も参照)、挙動はよく似ている。比較すると、同じクリーチャーを何度も使い回せない点では劣るが、墓地肥やしなどとのシナジーを持つ点では勝っている。
- 奇襲を与える次元カードとしてカルダイヤ地区/The Caldaia (次元カード)が存在する。
[編集] ルール
- 奇襲コストを支払って唱えることは代替コストのルールに従う。
- 奇襲で唱えても、必ずしも攻撃しなければならないわけではない。
- 終了ステップで生け贄に捧げる以外の方法でパーマネントが墓地に置かれたとしても、カードを引く能力は誘発する。
- 奇襲コストを支払って戦場に出したパーマネントをコピーしても、そのコピーは奇襲コストを支払っていないので速攻や死亡誘発を持たず、終了ステップに生け贄に捧げることもない。
- そのパーマネントが奇襲を失っていたとしても、終了ステップに生け贄に捧げる能力は誘発する。
- 速攻と死亡誘発は戦場で奇襲能力がそのクリーチャーに与えている。謙虚/Humilityが戦場にあるなら、謙虚と奇襲は依存関係になり必ず先に謙虚が適用され、速攻と死亡誘発を得ることもない。
- 生け贄に捧げる遅延誘発型能力は「次の」終了ステップに誘発するため、誘発したが何らかの理由により生け贄に捧げられなかった場合、以降の終了ステップではこの能力は誘発しない(フェイズ・アウトやもみ消し/Stifleなどで発生する)。
- この場合も速攻とカードを引く能力は残る。
[編集] 開発秘話
土建組一家のメカニズムとして、最初に試されたのは喧嘩/Rumbleである。これは呪文のおまけとして2点のライフを支払えば1/1のクリーチャー・トークンを生成できるというものだったが、舞台座一家/The Cabarettiの方が数を並べる性質を持つべきであり、土建組一家のアイデンティティにそぐわないのでボツになった。その後、疾駆の再録が検討されたが、こちらは後述する他の一家とのシナジーが充分でないという問題があった。そのため手札に戻る代わりに生け贄に捧げて1枚引く疾駆の変種、疾走/Bashが作られ、名前は最終的に奇襲となった。
メカニズムの制定に際しては、隣接する色の一家のメカニズムとのシナジーも考慮されている。貴顕廊一家/The Maestros(青黒赤)の犠牲と土建組一家(黒赤緑)の奇襲はどちらもクリーチャーを生け贄に捧げるものであるため、リミテッドにおける黒赤のアーキタイプは「生け贄」となった。一方で、赤緑のアーキタイプである「宝物」は、土建組一家(黒赤緑)の奇襲および舞台座一家(赤緑白)の団結とは無関係に決められている(とはいえ、奇襲と団結自体はシナジーを持つと言える)[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Hitting the Streets of New Capenna, Part 2/『ニューカペナの街角』を狙え その2(Making Magic 2022年4月11日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- Streets of New Capenna Mechanics/『ニューカペナの街角』のメカニズム(Daily MTG Feature 2022年4月7日 Matt Tabak著)
- 「奇襲」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.152 奇襲/Blitz
- 702.152a 奇襲は、奇襲を持つカードがスタックにある間に機能し、うち1つは遅延誘発型能力を生成する常在型能力2つと、奇襲を持つオブジェクトが戦場にある間に作用する常在型能力1つの3つの能力を意味する。「奇襲[[[コスト]]]/Blitz [cost]」は、「あなたはこのカードをマナ・コストではなく[[[コスト]]]を支払うことで唱えてもよい。」「この呪文の奇襲 コストが支払われていたなら、次の終了ステップの開始時に、この呪文がなったパーマネントを生け贄に捧げる。」「このパーマネントの奇襲 コストが支払われているかぎり、これは速攻と『このパーマネントが戦場から墓地に置かれたとき、カード1枚を引く。』を持つ。」を意味する。奇襲 コストで呪文を唱えることは、rule 601.2b と rule 601.2f-h の代替コストの支払いに関するルールに従う。
- 702.152b 呪文が複数の奇襲を持っているなら、その呪文を唱えるために使えるのは1つだけである。パーマネントが複数の奇襲を持っているなら、それぞれはその呪文が唱えられるに際してその奇襲 能力のためにされた支払いだけを参照し、他の奇襲のためにされた支払いは参照しない。
- 702.152 奇襲/Blitz
- 702 キーワード能力