土建組一家/The Riveteers
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- 斡旋屋一家/The Brokers(緑白青)
- 常夜会一家/The Obscura(白青黒)
- 貴顕廊一家/The Maestros(青黒赤)
- 土建組一家/The Riveteers(黒赤緑)
- 舞台座一家/The Cabaretti(赤緑白)
土建組一家(どけんぐみいっか)/The Riveteersは、ニューカペナ/New Capennaの五つの一家の一つ。色は黒赤緑で、中心色は赤。
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[編集] 解説
旧カペナ/Old Capennaの王国を築いた職人たちに由来する土建組は、カルダイヤ/The Caldaiaの主要勢力であり、ニューカペナ/New Capennaを築く定命の者であり、この都市で最大の光素/Haloの備蓄の保有者だ。彼らは粗暴で、考えるより先に動き、「素早く行動し破壊せよ」の言葉通りの犯罪一家だ。目的を達成するためならば、その構成員は金鎚で釘を叩くような情熱で戦うことを恐れない。かつて労働組合だった土建組は、労働者を集めていた価値観の多くを今も保持している――忠義、数の力、支え合いなどだ。
半デーモン/Demonのドラゴン/Dragon、ジアトラ/Ziatoraの統率力で経営されている土建組の活動範囲は、都市全体を網羅している。通常、彼らは都市の下層にしか関連づけられないとしてもだ。土建組の知識と専門技能がなければ、どんな建物も上に――あるいは下に――伸びることはない。彼らがいなければ、この都市は崩壊してしまう。ジアトラの一纏めにするドラゴン的な見方に刺激された土建組は、自分たちはドラゴンの遺産の継承者であると信じている。彼らは都市をバラバラにして組み立て直すことができ、この積極的な解体と再構築に従事することを恐れない。特に、その努力の対象が敵であるのなら。
土建組はカルダイヤに集中しており、その工場や鉄工所で働いている。だが建物を建設したり、みかじめ料の支払いが間に合っていない建物を解体したりしている姿は都市全域で見ることができる。
[編集] 本拠地
土建組の本部はトレザ/The Treza、カルダイヤの港湾地区にある洞窟のような倉庫の隠れ家だ。そこでジアトラは寛ぎながら、土建組の事業を運営している。この広大な空間の中に、ジアトラは土建組を用いて自らの栄光を記念する碑を建てさせた。その鉄の梁とバルコニーは、ドラゴンを模した形となっている。高い天井と、融けた金属を流す溝が空間の内部を定義し、黒いガラスの床を横切っている。トレザはいつでも忙しなく、土建組の密輸人が最新の荷物を売買する音、隠れ家の親方たちが新入りを鍛える音、一般的な飲み騒ぐ音が響き渡っている。
トレザの下に隠されており、ジアトラと土建組の最高幹部だけが出入りできるのがジアトラの宝物庫/Ziatora's Dracotreasury、黄金と光素でいっぱいの巨大な保管庫だ。この場所は、ドラゴンの肉体か何らかの防護手段がない者にとっては危険だ――カルダイヤの工業プラントから送られる有毒ガスで、大気そのものが燃えているのだ。これはジアトラが蓄えた王国時代/The Kingdom Eraの宝物、黄金、光素を守るための保安措置である。
[編集] キャラクター
- ジアトラ/Ziatora - 土建組の首領。半ばデーモンと化したドラゴン。女性。
- オーグニス/Ognis - ヴィーアシーノ/Viashino。女性。
- ヘンジー・トーリ/Henzie Torre - デビル/Devil。男性。
- ジョリーン/Jolene - 人間/Human。女性。
- ユウマ/Yuma - 人間。女性だったが、性別違和を抱えており男性に性転換した。
[編集] ゲームでの特徴
クリーチャー — オーガ(Ogre) 戦士(Warrior)
喧嘩腰の拳闘士が攻撃するたび、「このクリーチャーが死亡したとき、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。これはそれに1点のダメージを与える。」を持つ赤の1/1のデビル(Devil)・クリーチャー・トークン1体をタップ状態かつ攻撃している状態で生成する。
奇襲(3)(赤)(あなたがこの呪文を奇襲コストで唱えたなら、これは速攻と「このクリーチャーが死亡したとき、カード1枚を引く。」を得る。次の終了ステップの開始時に、これを生け贄に捧げる。)
固有のメカニズムとしてキーワード能力の奇襲を有する。これは必要とあらば臆さずに暴力を振るえる土建組の情熱的な精神を表している[1][2]。
職業のクリーチャー・タイプとしては戦士が特に多く、ならず者もそれなりに存在している。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] カード名に登場
- ニューカペナの街角
- 土建組一家の新入り/Riveteers Initiate、土建組一家の調達者/Riveteers Requisitioner、土建組一家の囮/Riveteers Decoy、土建組一家の隆盛/Riveteers Ascendancy、土建組一家の魔除け/Riveteers Charm、土建組一家の監督所/Riveteers Overlook
- ニューカペナの街角統率者デッキ
- 土建組一家の合流点/Riveteers Confluence
- アルケミー:ニューカペナ
- 土建組一家の工作員/Riveteers Provocateur
[編集] フレイバー・テキストに登場
- ニューカペナの街角
- 土建組一家の新入り/Riveteers Initiate、作業員の上長/Crew Captain、ジアトラの試練場/Ziatora's Proving Ground
- 機械兵団の進軍
- 気の強い暴れ者/Scrappy Bruiser
[編集] 登場作品・登場記事
[編集] ニューカペナの街角
- Episode 1: Homecoming/メインストーリー第1話:安住の地へ(Magic Story 2022年3月28日 Elise Kova著)
- Episode 5: Hymn of the Angels/メインストーリー第5話:天使の賛歌(Magic Story 2022年4月5日 Elise Kova著)
- The Contract Breaker/サイドストーリー:契約破り(Magic Story 2022年3月28日 Tobias S. Buckell著)
- Alley Cat Blues/サイドストーリー:野良猫のブルース(Magic Story 2022年4月5日 Rhiannon Rasmussen著)
- The Legends You'll Find in Streets of New Capenna/『ニューカペナの街角』の伝説たち(Feature 2022年4月22日 Miguel Lopez, Ari Zirulnik, and Grace Fong著)
- Planeswalker's Guide to Streets of New Capenna/プレインズウォーカーのための『ニューカペナの街角』案内(Feature 2022年4月28日 Miguel Lopez著)
[編集] 機械兵団の進軍
- March of the Machine | New Capenna: The Fall of Park Heights/サイドストーリー・ニューカペナ編 墜ちる高街(Magic Story 2023年3月27日 Elise Kova著)
[編集] その他
- 英名の由来は英語のriveter(リベット工)だろう。一方、日本語名の「土建」は「土木建築」の略語で、この一家の設定を汲んだ意訳と言える。
- 「素早く行動し破壊せよ(Move fast and break things)」は、Meta社(当時はFacebook社)がかつて掲げていた標語。
[編集] 脚注
- ↑ Streets of New Capenna Mechanics/『ニューカペナの街角』のメカニズム(Feature 2022年4月7日 Matt Tabak著)
- ↑ Hitting the Streets of New Capenna, Part 2/『ニューカペナの街角』を狙え その2(Making Magic 2022年4月11日 Mark Rosewater著)