ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
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− | 何度[[打ち消す|打ち消し]]ても戻ってくるため、[[パーミッション]]に対して脅威となった。[[ミラージュ]]時代では[[雲散霧消/Dissipate]]はこのカードのために使われたといっても過言ではない。このカードを[[除去]]兼[[フィニッシャー]]とする[[カウンターハンマー]]というデッキも登場し、[[トーナメント]]を賑わした。[[パーミッション]] | + | 何度[[打ち消す|打ち消し]]ても戻ってくるため、[[パーミッション]]に対して脅威となった。[[ミラージュ]]時代では[[雲散霧消/Dissipate]]はこのカードのために使われたといっても過言ではない。このカードを[[除去]]兼[[フィニッシャー]]とする[[カウンターハンマー]]というデッキも登場し、[[トーナメント]]を賑わした。[[パーミッション]]対策となるはずのカードが、パーミッションと手を結ぶとは皮肉なものである。 |
− | [[第8版]] | + | [[第8版]]に[[再録]]されたが、目立った活躍はなかった。高速デッキが多かったことや、[[青]]がしばらく弱かったことが原因。また[[神河物語]]後は天敵である[[邪魔/Hinder]]や[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]が登場したのも痛手であった。 |
− | + | *正確にいうとこれ以前にも[[死の火花/Death Spark]]という「[[墓地]]から手札に戻る」火力呪文もあるにはあったが、威力や条件面で、当時のスタンダードなどにおいて活躍はできなかった。 | |
− | + | *[[第9版を選ぼう]]第9週に登場したが、[[陶片のフェニックス/Shard Phoenix]]に敗れ[[第9版]]再録を逃す。 | |
− | * | + | *第8版の日本語版カードには、テキスト内に「ボガーダンの'''槌'''」と書かれている[[誤植]]がある(漢字の偏が違う)。 |
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+ | 繰り返し使い回せる火力呪文。特記しない限り[[赤]]のインスタントで、[[任意の対象]]にダメージを与える。 | ||
+ | *[[死の火花/Death Spark]] - 1マナ1点。[[アップキープ]]時にこのすぐ上にクリーチャー・カードがある場合、(1)を支払って墓地から戻せる。([[アライアンス]]) | ||
+ | *[[ふにゃふにゃ/Searing Touch]] - 1マナ1点。[[バイバック]](4)。([[テンペスト]]) | ||
+ | **[[あおり立て/Fanning the Flames]] - ダブルシンボルX火力[[ソーサリー]]。バイバック(3)。([[ストロングホールド]]) | ||
+ | *[[溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge]] - ダブルシンボル3マナ4点。対象はクリーチャーかプレインズウォーカー。その後[[対象]]プレイヤーの[[ライフ]]があなたより多ければ使用後戻ってくる。([[ダークスティール]]) | ||
+ | *[[花火破/Hanabi Blast]] - ダブルシンボル3マナ2点。使用後手札に戻ってくるが、その後[[無作為に]]手札を1枚[[捨てる]]。強制効果。([[神河物語]]) | ||
+ | *[[雷刃の突撃/Thunderblade Charge]] - ダブルシンボル3マナ3点ソーサリー。あなたのクリーチャーがプレイヤーに[[戦闘ダメージ]]を与えるたび、(2)(赤)(赤)(赤)で墓地から唱えてよい。([[未来予知]]) | ||
+ | *[[蟻の解き放ち/Release the Ants]] - 2マナ1点。[[激突]]に勝てば使用後戻ってくる。([[モーニングタイド]]) | ||
+ | **[[タイタンの復讐/Titan's Revenge]] - ダブルシンボルX火力ソーサリー。激突に勝てば使用後戻ってくる。(モーニングタイド) | ||
+ | *[[炎の突き/Flame Jab]] - 1マナ1点ソーサリー。[[回顧]]つき。([[イーブンタイド]]) | ||
+ | *[[再燃の炎/Rekindled Flame]] - ダブルシンボル4マナ4点ソーサリー。アップキープ時に対戦相手1人の手札にカードが無ければ墓地から戻せる。(イーブンタイド) | ||
+ | *[[罰する火/Punishing Fire]] - 2マナ2点。対戦相手がライフを得るたび、(赤)支払って墓地から戻せる。([[ゼンディカー]]) | ||
+ | *[[刃のブーメラン/Razor Boomerang]] - 3マナ[[装備]](2)の[[装備品]]バージョン。装備したクリーチャーはこれを手札に戻して1点火力を飛ばす[[タップ能力]]を得る。([[ワールドウェイク]]) | ||
+ | **[[トラルフの鎚/Toralf's Hammer]] - [[有色]]2マナ装備(1)(赤)で、火力が3点になった刃のブーメラン。ただしタップ能力[[起動]]時にも(1)(赤)が必要。[[モードを持つ両面カード]]の第2面。([[カルドハイム]]) | ||
+ | *[[激情の試練/Trial of Zeal]] - 3マナ3点[[エンチャント]]の[[ETB]]能力。あなたの[[カルトーシュ]]が戦場に出るたびに戦場から戻ってくる。([[アモンケット]]) | ||
+ | *[[反復連射/Repeating Barrage]] - ダブルシンボル3マナ3点ソーサリー。[[強襲]]達成で(3)(赤)(赤)を支払って墓地から戻せる。([[イクサラン]]) | ||
+ | *[[吐炎/Spit Flame]] - 3マナ4点。対象はクリーチャー。[[ドラゴン]]を戦場に出す度に(赤)支払って墓地から戻せる。([[基本セット2019]]) | ||
+ | *[[Deal Damage]] - [[アン・カード]]。ダブルシンボル4マナ4点。[[ゴチ]]つき。([[アンヒンジド]]) | ||
+ | [[ドロー]]呪文版は[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]の項を参照。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[https://web.archive.org/web/20220925173300/http://magic.wizards.com:80/en/articles/archive/arcana/duelist-cover-art-2012-03-29 Duelist Cover Art(Internet Archive)] (2012年3月29日 Magic Arcana) [[Duelist]]誌の表紙に使われたイラストのロゴ無し版 | ||
*[[ボガーダン/Bogardan]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[ボガーダン/Bogardan]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:ミラージュ]] - [[レア]] |
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]] |
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:第6版]] - [[レア]] |
2024年5月19日 (日) 23:04時点における最新版
Hammer of Bogardan / ボガーダンの鎚 (1)(赤)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ボガーダンの鎚は、それに3点のダメージを与える。
(2)(赤)(赤)(赤):あなたの墓地にあるボガーダンの鎚をあなたの手札に戻す。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
元祖「実用的な」使いまわし火力。ダブルシンボル(実質トリプルシンボル)ながらも様々なデッキに投入され活躍した。
何度打ち消しても戻ってくるため、パーミッションに対して脅威となった。ミラージュ時代では雲散霧消/Dissipateはこのカードのために使われたといっても過言ではない。このカードを除去兼フィニッシャーとするカウンターハンマーというデッキも登場し、トーナメントを賑わした。パーミッション対策となるはずのカードが、パーミッションと手を結ぶとは皮肉なものである。
第8版に再録されたが、目立った活躍はなかった。高速デッキが多かったことや、青がしばらく弱かったことが原因。また神河物語後は天敵である邪魔/Hinderや頭蓋の摘出/Cranial Extractionが登場したのも痛手であった。
- 正確にいうとこれ以前にも死の火花/Death Sparkという「墓地から手札に戻る」火力呪文もあるにはあったが、威力や条件面で、当時のスタンダードなどにおいて活躍はできなかった。
- 第9版を選ぼう第9週に登場したが、陶片のフェニックス/Shard Phoenixに敗れ第9版再録を逃す。
- 第8版の日本語版カードには、テキスト内に「ボガーダンの槌」と書かれている誤植がある(漢字の偏が違う)。
[編集] 主な亜種
繰り返し使い回せる火力呪文。特記しない限り赤のインスタントで、任意の対象にダメージを与える。
- 死の火花/Death Spark - 1マナ1点。アップキープ時にこのすぐ上にクリーチャー・カードがある場合、(1)を支払って墓地から戻せる。(アライアンス)
- ふにゃふにゃ/Searing Touch - 1マナ1点。バイバック(4)。(テンペスト)
- あおり立て/Fanning the Flames - ダブルシンボルX火力ソーサリー。バイバック(3)。(ストロングホールド)
- 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge - ダブルシンボル3マナ4点。対象はクリーチャーかプレインズウォーカー。その後対象プレイヤーのライフがあなたより多ければ使用後戻ってくる。(ダークスティール)
- 花火破/Hanabi Blast - ダブルシンボル3マナ2点。使用後手札に戻ってくるが、その後無作為に手札を1枚捨てる。強制効果。(神河物語)
- 雷刃の突撃/Thunderblade Charge - ダブルシンボル3マナ3点ソーサリー。あなたのクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、(2)(赤)(赤)(赤)で墓地から唱えてよい。(未来予知)
- 蟻の解き放ち/Release the Ants - 2マナ1点。激突に勝てば使用後戻ってくる。(モーニングタイド)
- タイタンの復讐/Titan's Revenge - ダブルシンボルX火力ソーサリー。激突に勝てば使用後戻ってくる。(モーニングタイド)
- 炎の突き/Flame Jab - 1マナ1点ソーサリー。回顧つき。(イーブンタイド)
- 再燃の炎/Rekindled Flame - ダブルシンボル4マナ4点ソーサリー。アップキープ時に対戦相手1人の手札にカードが無ければ墓地から戻せる。(イーブンタイド)
- 罰する火/Punishing Fire - 2マナ2点。対戦相手がライフを得るたび、(赤)支払って墓地から戻せる。(ゼンディカー)
- 刃のブーメラン/Razor Boomerang - 3マナ装備(2)の装備品バージョン。装備したクリーチャーはこれを手札に戻して1点火力を飛ばすタップ能力を得る。(ワールドウェイク)
- トラルフの鎚/Toralf's Hammer - 有色2マナ装備(1)(赤)で、火力が3点になった刃のブーメラン。ただしタップ能力起動時にも(1)(赤)が必要。モードを持つ両面カードの第2面。(カルドハイム)
- 激情の試練/Trial of Zeal - 3マナ3点エンチャントのETB能力。あなたのカルトーシュが戦場に出るたびに戦場から戻ってくる。(アモンケット)
- 反復連射/Repeating Barrage - ダブルシンボル3マナ3点ソーサリー。強襲達成で(3)(赤)(赤)を支払って墓地から戻せる。(イクサラン)
- 吐炎/Spit Flame - 3マナ4点。対象はクリーチャー。ドラゴンを戦場に出す度に(赤)支払って墓地から戻せる。(基本セット2019)
- Deal Damage - アン・カード。ダブルシンボル4マナ4点。ゴチつき。(アンヒンジド)
ドロー呪文版はミューズの囁き/Whispers of the Museの項を参照。
[編集] 参考
- Duelist Cover Art(Internet Archive) (2012年3月29日 Magic Arcana) Duelist誌の表紙に使われたイラストのロゴ無し版
- ボガーダン/Bogardan(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ミラージュ - レア
- カード個別評価:第8版 - レア
- カード個別評価:第6版 - レア