ケシス・コンボ
提供:MTG Wiki
(加筆) |
細 |
||
22行: | 22行: | ||
*ケシスの起動型能力は解決時に墓地にある伝説のカードにしか能力を与えないことと、カードが墓地を離れた時点で与えられた能力が失われることに注意。新たに墓地に置かれたモックス・アンバーに能力を与えるため、その都度ケシスの起動型能力を起動しなければならず、その起動コストの関係で[[無限コンボ]]にはなっていない。 | *ケシスの起動型能力は解決時に墓地にある伝説のカードにしか能力を与えないことと、カードが墓地を離れた時点で与えられた能力が失われることに注意。新たに墓地に置かれたモックス・アンバーに能力を与えるため、その都度ケシスの起動型能力を起動しなければならず、その起動コストの関係で[[無限コンボ]]にはなっていない。 | ||
+ | |||
+ | *[[デッキ]]が完成し広まったのは比較的遅かったものの、出現してからは一気に[[トップメタ]]となった。もっと早く開発されて広まっていたら[[禁止カード]]が出ていたのではという意見もある。 | ||
==スタンダード== | ==スタンダード== |
2019年11月22日 (金) 13:46時点における版
ケシス・コンボ(Kethis Combo)は、隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Handをキーカードとするコンボデッキ。緑白青黒で組まれ、4色ケシス (4C Kethis) とも呼ばれる。基本セット2020参入後のスタンダード環境とパイオニア環境に存在する。
目次 |
概要
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) アドバイザー(Advisor)
あなたが伝説の呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたの墓地から伝説のカード2枚を追放する:ターン終了時まで、あなたの墓地にある各伝説のカードはそれぞれ「あなたは墓地からこのカードをプレイしてもよい。」を得る。
クリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)
あなたが歴史的な呪文を唱えるたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する。(歴史的とは、アーティファクトと伝説と英雄譚(Saga)のことである。)
1/3序盤は精励する発掘者/Diligent Excavatorなどで墓地を肥やす。戦場に隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Handと精励する発掘者、墓地に十分な枚数の伝説のカード、戦場か墓地にモックス・アンバー/Mox Amber2枚が揃ったらコンボスタート。手順は以下の通り。
- ケシスの能力を起動する。
- 墓地からモックス・アンバーを唱える。
- 精励する発掘者の能力が誘発。これを解決し、自分のライブラリーを削る。
- モックス・アンバーを解決。レジェンド・ルールでモックス・アンバーの片方を墓地に送る。
- モックス・アンバーからマナを生み出す。
- ケシスの能力を適宜起動しながら、2~5を何度も繰り返す。生み出したマナで他の伝説の呪文を唱えてもよい。
- 十分に墓地が肥えたら、精励する発掘者の能力の対象を対戦相手に切り替える。
- 対戦相手のライブラリーアウトで勝利する。
神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteriesを用いるパターンもある。
ケシスの起動コストおよび精励する発掘者の誘発条件のため、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerなど、伝説の呪文が多数採用されるのが特徴。墓地のケシスをコピーできる万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifariousは特に重要なパーツ。
- ケシスの起動型能力は解決時に墓地にある伝説のカードにしか能力を与えないことと、カードが墓地を離れた時点で与えられた能力が失われることに注意。新たに墓地に置かれたモックス・アンバーに能力を与えるため、その都度ケシスの起動型能力を起動しなければならず、その起動コストの関係で無限コンボにはなっていない。
スタンダード
伝説のクリーチャー — ホムンクルス(Homunculus)
迷い子、フブルスプが戦場に出たとき、カードを1枚引く。これがあなたのライブラリーから戦場に出たか、あなたのライブラリーから唱えられていたなら、代わりにカードを2枚引く。
迷い子、フブルスプが呪文の対象になったとき、迷い子、フブルスプをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
伝説のプレインズウォーカー — タミヨウ(Tamiyo)
対戦相手がコントロールしている呪文や能力は、あなたにカードを捨てさせることもパーマネントを生け贄に捧げさせることもできない。
[+1]:土地でないカード名1つを選び、その後あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。その中から、その選ばれた名前を持つカードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
[-3]:あなたの墓地からカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
墓地肥やしには伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesなどが用いられる。伝説の呪文としては迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost、ケイヤの誓い/Oath of Kaya、ウルザの殲滅破/Urza's Ruinous Blastなどが採用される。
サンプルリスト
アショク採用型
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋予選 ベスト16(権利獲得)(参考)
- 使用者:Honey(Ondřej Stráský)
- フォーマット
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Renderをメインデッキから採用したリスト。アショクは墓地肥やし手段とコンボ成立後のライブラリー破壊補助とスケープシフト対策を兼ねる。
- StanCifka(Stanislav Cifka)もほぼ同一のデッキリストでベスト16入賞を果たしている。
テシャール&ローナ採用型
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋予選 ベスト128(2日目進出)(参考)
- 使用者:Tiptip
- フォーマット
4C Kethis [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- 祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor's Apostleとギックスの信奉者、ローナ/Rona, Disciple of Gixを採用したリスト。主な勝ち手段は神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries。
- 墓地が十分に肥えていれば、テシャール経由で精励する発掘者/Diligent Excavatorをリアニメイトできるため、隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand1枚で勝利可能。墓地にケシスがあれば万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious1枚かローナ1枚でも可。
- また、テシャールとローナとモックス・アンバー/Mox Amberによる無限ループで、ケシスなしでも勝利可能。
パイオニア
パイオニア環境でも成立する。
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき(1)少なくなる。
湖に潜む者、エムリーが戦場に出たとき、カードを4枚切削する。
(T):あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそのカードを唱えてもよい。(そのコストは支払う必要がある。タイミングのルールも依然として適用される。)
伝説の呪文としては湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch、ニッサの誓い/Oath of Nissa、ギラプールの希望/Hope of Ghirapurなどが採用される。特に、自力で墓地を肥やしながらモックス・アンバー/Mox Amberなどを回収できるエムリーは重要パーツ。
サンプルリスト
4C Kethis [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- ニッサの誓い/Oath of Nissa禁止前の最初期のリスト。