エレメンタル (デッキ)
エレメンタル(Elementals)は、エレメンタルを主力としたタイプ的デッキの総称。
概要
[編集]エレメンタルというクリーチャー・タイプは古くから存在したが、タイプ的シナジーを持つカードは存在しなかったため、デッキとしてはファンデッキ以外は組まれることはなかった。しかし、ローウィンでエレメンタルが主要クリーチャー・タイプに選ばれたことで構築においても組めるようになり、それ以降もカードプールの変化に伴って間欠的に環境に出現した。
2025年~2026年期
[編集]ローウィンの昏明においてエレメンタルが主要種族として取り上げられたことにより、スタンダード環境にエレメンタルデッキが出現した。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
この呪文を唱えるためのコストは(X)少なくなる。Xは、あなたがコントロールしているエレメンタル(Elemental)のマナ総量の中の最大値に等しい。
飛行
このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがこれを唱えていた場合、エレメンタルでないすべてのクリーチャーをオーナーの手札に戻す。
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重いエレメンタルを盤面に並べることで、エレメンタル以外のクリーチャーを全バウンスできる刻み群れ/Sunderflockを軽く唱えられる点が強みであり、これによって盤面をコントロールしつつ飛行でライフを詰めていく。刻み群れの着地が間に合うクリーチャー系ミッドレンジに強く、さらに土の技でクリーチャー化した土地もまとめて処理できることから、大流行していたアナグマモグラの仔/Badgermole Cub系デッキへの対策として注目された。
刻み群れ/Sunderflockの前座となる重量級エレメンタルの展開方法によって、エレメンタルのマナ・クリーチャーを採用する構成と、想起持ちエレメンタルとまだ死んでいない/Not Dead After All系カードのコンボ(→Scam、ETBを再利用できない点に注意)を用いる構成、スペルを墓地に貯めて渦泥の蟹/Eddymurk Crab・かまどの精/Hearth Elementalを軽く唱える構成に分類可能である。
この3種のうち最後のタイプはイゼット・スペレメンタル(Izzet Spellementals)と呼ばれる。詳細は当該項目を参照。
サンプルリスト(マナ・クリーチャー型)
[編集]- 備考
- プロツアー『ローウィンの昏明』 ベスト4(参考)
- 使用者:Eduardo Sajgalik
- フォーマット
| Elementals(Standard:WOE-ECL) [1] | |
|---|---|
| 土地 (25) | |
| 3 | 繁殖池/Breeding Pool |
| 4 | 魂の洞窟/Cavern of Souls |
| 1 | コーリ山の僧院/Cori Mountain Monastery |
| 1 | 蝕界/Eclipsed Realms |
| 1 | 島/Island |
| 1 | 捧げ物の穴/Pit of Offerings |
| 4 | 閑静な中庭/Secluded Courtyard |
| 1 | 尖塔断の運河/Spirebluff Canal |
| 4 | 始まりの町/Starting Town |
| 4 | 蒸気孔/Steam Vents |
| 1 | 轟音の滝/Thundering Falls |
| クリーチャー (27) | |
| 4 | 再点火、アシュリング/Ashling, Rekindled |
| 3 | 欺瞞/Deceit |
| 4 | 炎束ね/Flamebraider |
| 4 | うろつく玉座/Roaming Throne |
| 4 | 刻み群れ/Sunderflock |
| 4 | 鮮麗/Vibrance |
| 4 | 幽愁/Wistfulness |
| 呪文 (8) | |
| 4 | 跳ね弾き/Bounce Off |
| 4 | 冬夜の物語/Winternight Stories |
| サイドボード (15) | |
| 1 | 欺瞞/Deceit |
| 1 | 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke |
| 1 | 捧げ物の穴/Pit of Offerings |
| 3 | 紅蓮地獄/Pyroclasm |
| 2 | 焼きつけ/Sear |
| 2 | 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern |
| 3 | 呪文嵌め/Spell Snare |
| 1 | スパイダーセンス/Spider-Sense |
| 1 | キヨシ島の大ウナギ/The Unagi of Kyoshi Island |
- 炎束ね/Flamebraiderと凍炎縛り、アシュリング/Ashling, Rimebound、および鮮麗/Vibranceの土地サーチによってマナ加速を行う。またうろつく玉座/Roaming Throneでエレメンタルを指定することで、凍炎縛り、アシュリング/Ashling, Rimeboundの出すマナを倍にできる。
- 想起持ちや刻み群れ/Sunderflockと相性が良いスーペリア・スパイダーマン/Superior Spider-Manを採用した構成も存在する。(参考)
サンプルリスト(Scam型)
[編集]- 備考
- プロツアー『ローウィンの昏明』 スタンダード部門7-3(参考)
- 使用者:Rémi Roudier
- フォーマット
- スーペリア・リアニメイト同様並外れた語り部/Formidable Speakerでスーペリア・スパイダーマン/Superior Spider-Manをサーチし、墓地に落とした刻み群れ/SunderflockをコピーしてETBを使う動きも強力である。
- スーペリア・スパイダーマンの下準備にもなる再点火、アシュリング/Ashling, Rekindledを採用した構成も存在する。(参考)
イクサラン・ブロック~基本セット2020期
[編集]基本セット2020でエレメンタルが緑青赤のテーマとして取り上げられたことにより、ティムール・エレメンタル(Temur Elementals)と呼ばれるデッキがスタンダード環境に登場した。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
発現する浅瀬か他のエレメンタル(Elemental)が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。それが土地カードであるなら、あなたはそれをタップ状態で戦場に出してもよい。そのカードを戦場に出さないなら、それをあなたの手札に加える。
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伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental)
乱動の座、オムナスが戦場に出たとき、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー1つを対象とする。これはそれに、あなたがコントロールしているエレメンタル(Elemental)の総数に等しい点数のダメージを与える。
上陸 ― 土地1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールしているエレメンタル1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置く。あなたが8つ以上の土地をコントロールしているなら、カード1枚を引く。
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発現する浅瀬/Risen Reefの存在下でエレメンタルを次々展開し、アドバンテージを稼ぎながら戦う。発現する浅瀬や茨の騎兵/Cavalier of Thornsの土地を戦場に出す能力と、乱動の座、オムナス/Omnath, Locus of the Roilのシナジーも重要。
サンプルリスト
[編集]- 備考
- StarCityGames.com Worcester Standard Open ベスト4(参考)
- 使用者:Chris Johnson
- フォーマット
- 自壊能力を持つエレメンタル・トークンを継続的に生成でき、発現する浅瀬/Risen Reefやはびこる精霊/Overgrowth Elementalと相性がいい炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flameを4枚投入している。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築
[編集]ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築においてはエレメンタルを主力とした5色デッキの形をとる。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman)
炎族の先触れが戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーからエレメンタル(Elemental)・カードを1枚探し、それを公開し、その後ライブラリーを切り直し、一番上にそのカードを置いてもよい。
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クリーチャー — エレメンタル(Elemental) シャーマン(Shaman)
(T):好きな色の組み合わせのマナ2点を加える。この能力は、エレメンタル(Elemental)呪文を唱えるためかエレメンタルの起動型能力を起動するためにのみ支払える。
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クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
飛行
目覚ましヒバリが戦場を離れたとき、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで対象とし、それらを戦場に戻す。
想起(5)(白)(あなたはこの呪文を、その想起コストを支払うことで唱えてもよい。そうした場合、戦場に出たときにこれを生け贄に捧げる。)
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叫び大口/Shriekmawや目覚ましヒバリ/Reveillarkなどの強力な想起持ちエレメンタルを炎族の先触れ/Flamekin Harbingerや煙束ね/Smokebraiderなどでサポートしつつ、概念の群れ/Horde of Notionsやその場しのぎの人形/Makeshift Mannequinで再利用するマネキンコントロールの一種である。
煙束ねや花を手入れする者/Bloom Tenderなどのマナ・クリーチャーのアシストによる爆発力と、墓地利用によって得られるアドバンテージが強み。また、メタの中心にある青黒フェアリーに有効な雲打ち/Cloudthresherを活かしやすいのも利点。
5色ゆえのマナ基盤の不安定はローウィン=シャドウムーア・ブロックの優秀な多色土地でカバーする。
当初はキスキン、青黒フェアリーに次ぐ第3勢力として有力なデッキタイプであった。しかし、マナ・クリーチャーがキスキンやフェアリーへの対抗策の影響を受けてしまい、さらにくぐつ師の徒党/Puppeteer Cliqueによって墓地活用エンジンを相手に利用されてしまうという弱点も明らかになったことで衰退した。
サンプルリスト
[編集]- 備考
- グランプリバーミンガム08 ベスト4 (参考)
- 使用者:Raphaël Lévy
- フォーマット
- エレメンタルのタイプ的シナジーを受けられる除去として名も無き転置/Nameless Inversionを4枚採用している。
パイオニア
[編集]パイオニアにおいては、創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation入りの重量級デッキに発現する浅瀬/Risen Reefを足すことでエレメンタルのタイプ的シナジーを活用するタイプが少数試されていたほか、ローウィンの昏明参入後は同セットで追加されたエレメンタルをふんだんに投入したタイプも登場した。またイゼット・スペレメンタルも存在する。
サンプルリスト
[編集]| Elementals(Pioneer) [4] | |
|---|---|
| 土地 (24) | |
| 1 | 繁殖池/Breeding Pool |
| 4 | 魂の洞窟/Cavern of Souls |
| 4 | 蝕界/Eclipsed Realms |
| 2 | 神聖なる泉/Hallowed Fountain |
| 1 | 島/Island |
| 1 | 眠らずの蔓茎/Restless Vinestalk |
| 4 | 閑静な中庭/Secluded Courtyard |
| 1 | 尖塔断の運河/Spirebluff Canal |
| 4 | 始まりの町/Starting Town |
| 1 | 蒸気孔/Steam Vents |
| 1 | 湿った墓/Watery Grave |
| クリーチャー (36) | |
| 4 | 再点火、アシュリング/Ashling, Rekindled |
| 4 | 空虚/Emptiness |
| 4 | 爆発的神童/Explosive Prodigy |
| 4 | 月影/Moonshadow |
| 4 | 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation |
| 4 | 発現する浅瀬/Risen Reef |
| 4 | 鮮麗/Vibrance |
| 4 | 復活の声/Voice of Resurgence |
| 4 | 幽愁/Wistfulness |
| 呪文 (0) | |
| サイドボード (15) | |
| 2 | 跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring |
| 3 | 減衰球/Damping Sphere |
| 4 | 欺瞞/Deceit |
| 3 | 除霊用掃除機/Ghost Vacuum |
| 1 | 孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard |
| 2 | 刻み群れ/Sunderflock |
- 5色デッキではあるが、デッキ全体をエレメンタルにまとめたことで魂の洞窟/Cavern of Souls・閑静な中庭/Secluded Courtyard・蝕界/Eclipsed Realmsによりマナ基盤を安定化できる。さらに相棒として孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguardを採用可能なのも嬉しい。
モダン
[編集]モダンホライゾン2で孤独/Solitudeなどのピッチスペルとしても使えるエレメンタルが登場したことで強化され、姿を見せるようになった。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) インカーネーション(Incarnation)
瞬速
絆魂
孤独が戦場に出たとき、これ以外のクリーチャー最大1体を対象とする。それを追放する。そのクリーチャーのコントローラーはそれのパワーに等しい点数のライフを得る。
想起 ― あなたの手札から白のカード1枚を追放する。
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インスタント
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に出す。
反復(この呪文があなたの手札から唱えられたなら、これの解決に際し、これを追放する。次のあなたのアップキープの開始時に、あなたは追放領域からこのカードをこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
エレメンタルを展開しながら各種ピッチスペルエレメンタルで隙なく妨害する。ピッチするためには対応する色のカードが手札に必要なため、手札を補充できる発現する浅瀬/Risen Reef、4色のピッチコストになれ単体でもカードパワーのある創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationはスタンダード同様に重要なパーツ。また、儚い存在/Ephemerateも発現する浅瀬や想起と相性が良いため採用されることが多い。サーチとして炎族の先触れ/Flamekin Harbingerが採用されることもある。
サンプルリスト
[編集]| エレメンタル(モダン) [5] | |
|---|---|
| 土地 (23) | |
| 2 | 乾燥台地/Arid Mesa |
| 4 | 魂の洞窟/Cavern of Souls |
| 1 | 森/Forest |
| 1 | 平地/Plains |
| 4 | 原初の彼方/Primal Beyond |
| 4 | 反射池/Reflecting Pool |
| 1 | 聖なる鋳造所/Sacred Foundry |
| 2 | 手付かずの領土/Unclaimed Territory |
| 4 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath |
| クリーチャー (33) | |
| 4 | 激情/Fury |
| 4 | 悲嘆/Grief |
| 2 | 概念の群れ/Horde of Notions |
| 4 | 稲妻の骨精霊/Lightning Skelemental |
| 3 | 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation |
| 4 | 発現する浅瀬/Risen Reef |
| 4 | 孤独/Solitude |
| 4 | 雷族の呼び覚まし/Thunderkin Awakener |
| 4 | 不確定な船乗り/Unsettled Mariner |
| 呪文 (4) | |
| 4 | 儚い存在/Ephemerate |
| サイドボード (15) | |
| 2 | 虚空の杯/Chalice of the Void |
| 4 | 忍耐/Endurance |
| 4 | 基盤砕き/Foundation Breaker |
| 4 | 大爆発の魔道士/Fulminator Mage |
| 1 | 孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard |
- 雷族の呼び覚まし/Thunderkin Awakenerによって発現する浅瀬/Risen Reefや稲妻の骨精霊/Lightning Skelementalといったタフネス1の強力なエレメンタルを使いまわすことができる。
参考
[編集]- 青赤緑デッキ
- 5色デッキ
- ビートダウンデッキ
- コントロールデッキ
- 青赤緑ビートダウンデッキ
- 5色コントロールデッキ
- タイプ的デッキ
- ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築デッキ
- イクサラン・ブロック~基本セット2019を含むスタンダードデッキ
- ラヴニカのギルド~基本セット2020を含むスタンダードデッキ
- エルドレインの森~サンダー・ジャンクションの無法者を含むスタンダードデッキ
- ブルームバロウ~ダスクモーン:戦慄の館を含むスタンダードデッキ
- 霊気走破~FINAL FANTASYを含むスタンダードデッキ
- 久遠の終端~アバター 伝説の少年アンを含むスタンダードデッキ
- ローウィンの昏明~スター・トレックを含むスタンダードデッキ
- パイオニアデッキ
- モダンデッキ