沈黙の大嵐、シュー・ユン/Shu Yun, the Silent Tempest
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたは(赤/白)(赤/白)を支払ってもよい。そうしたなら、ターン終了時までそれは二段攻撃を得る。
クリーチャーでない呪文を唱えるたびに二段攻撃の付与を行える伝説のクリーチャー。
青単色のクリーチャーにもかかわらず、3マナで3/2と良好なマナレシオを持つ。能力も青らしからぬほどに攻撃的であり、これ単体+呪文1枚で自身をパワー8相当まで強化できる。軽い火力でブロッカーを除去したり、回避能力を与えたりして余ったマナで二段攻撃を持たせると効果的だろう。同エキスパンションの乱撃斬/Wild Slashの収録によって軽量除去の選択肢が増えたのは追い風。ただし除去耐性はなくタフネスも低いため、これを軸に据えるのであれば、呪禁やプロテクションの付与などできっちりと補助する必要がある。
リミテッドでは強力の一言。放置すると致命的な打撃を受けやすいため、見かけたら早急に除去を撃ち込みたい。特に英雄の刃/Hero's Bladeとのシナジーは凶悪で、きれいなマナカーブを描きながら4ターン目に14点以上のダメージが発生し得る。スタンダードならそれに加えてタイタンの力/Titan's Strengthを唱えてアタックすれば、パワー10二段攻撃で即死である。探査で追放できる墓地のカードと色マナが確保できるなら強大化/Become Immenseという手も。
モダン以下のフォーマットならひずみの一撃/Distortion Strikeとのコンボが強烈。ブロックされない5/3二段攻撃クリーチャーとなってアタックし、10点ダメージを与えられる。さらに反復で次のターンにも10点ダメージ、合わせて20点のライフを削れる。
- このコンボが危険視されたので、タルキール龍紀伝にはひずみの一撃を再録できず、代わりにテイガムの一撃/Taigam's Strikeが収録された(参考/翻訳)。
[編集] 開発秘話
シュー・ユンは青単色で、赤白の能力を持つ必要があった。またカード全体としてはジェスカイ道/The Jeskai Wayらしくなければならなかった。
まずジェスカイの固有メカニズムである果敢が与えられた。赤白の能力は果敢と同じ誘発条件を持つ誘発型能力となり、効果は赤と白に共通する常磐木キーワード能力であり、かつサイズを上げる果敢との相性が良い二段攻撃の付与となった。赤白の常磐木キーワードとしては先制攻撃もあるが、伝説のクリーチャーであるためより効果の大きい二段攻撃が採用された(参考/翻訳)。
- サイクル全体のデザインの方針については不屈のダガタール/Daghatar the Adamantを参照。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
運命再編の、各氏族/Clanのカン/Khanのサイクル。混成マナ・シンボルをコストに含む能力を持つ。
- 不屈のダガタール/Daghatar the Adamant (アブザン家/The Abzan Houses)
- 沈黙の大嵐、シュー・ユン/Shu Yun, the Silent Tempest (ジェスカイ道/The Jeskai Way)
- 黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang (スゥルタイ群/The Sultai Brood)
- 死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death (マルドゥ族/The Mardu Horde)
- 龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclaw (ティムール境/The Temur Frontier)
[編集] ストーリー
シュー・ユン/Shu Yunはジェスカイ道/The Jeskai Wayのカン/Khan。外見とは裏腹にタルキール/Tarkirで最も年老いた人間の一人であり、その身には龍殺しの証、幽霊火/Ghostfireの戦士としての証である曲がりくねった龍の刺青が入れられている。
詳細はシュー・ユン/Shu Yunを参照。