ギルド/Guild

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ギルド/Guildとは、中世ヨーロッパの封建社会において存在した、職業ごとの組合のこと。同時代をイメージした世界観を持つファンタジー世界ではよく登場し、「同じ職業・同じ思想の者たちが集まった連合体」という程度の意味合いで使われる。特にRPG業界では、プレイヤーたちの冒険を援護する組織や襲ってくる敵勢力の存在を説明するのに便利に使われている。

マジック:ザ・ギャザリング多元宇宙/Multiverseにおいても、カードとして強調されたものはミラージュのギルド魔道士サイクルぐらいしかないものの、背景ストーリー上はギルドと呼べる組織はいくつも登場する。

ラヴニカ・ブロックや続編のラヴニカへの回帰ブロックにおいて、世界観の根幹を成すテーマとして選ばれた。マジック関連の話題で「ギルド」と言った場合、ラヴニカにおける勢力のことを指すと言っていいだろう。

ラヴニカにおけるギルド

次元丸ごとの範囲を持つ都市ラヴニカ/Ravnicaに存在する、10の勢力。

長らく戦争状態だったようだが、(ラヴニカ:ギルドの都の時点から見て)一万年前にパルンズ/Parunsによって協定(ギルドパクト/Guildpact)が結ばれて以来、表立った争いは行われていない。 しかし、どのギルドも覇権を狙っており、冷戦状態にある。各ギルドは互いの役割分担と協調のために、魔法による強制力を持った協定(ギルドパクト)を結んでいるが、残念ながらそれも対立の解消には役立っていないようだ。

Agents of Artificeの描写によれば、後にギルドはすべて崩壊したとされていた。が、実際は影響力を失っただけで未だに存続しており、ラヴニカ支配のために暗闘を続けているようである。

結局のところ、どのギルドも他のすべてのギルドとおしなべて仲が悪い、というのがより簡潔で、正しい解答なのかもしれない。

  • 「一万年前」というのはマジック界でも類を見ないほどの長さである。計算上、ギルドパクトが結ばれた頃は、古代神河/Kamigawa神の乱が起こるよりもずっと前の時代であるし、またドミナリア/Dominariaではウルザ/Urzaファイレクシア/Phyrexiaがどうこうではなくスラン帝国/Thranが栄えていた時代よりも古い(スランはスカージの時代から8000年前らしい)。
  • ただし、ラヴニカ・ブロックがストーリー上どの時代に当たるかはまだはっきりしていない点、およびラヴニカの暦における1年はほかの次元/Planeのものに比べて短い点に注意。


具体的には、以下の10の団体がギルドである。 (大都市での生活より)

以上が上位ギルドと言われ、残りのギルドよりもラヴニカ全体に対する影響力が段違い。

参考

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