支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control
提供:MTG Wiki
伝説のプレインズウォーカー — ドビン(Dovin)
対戦相手がアーティファクトやインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)多くなる。
[-1]:対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それに与えられるダメージとそれが与えるダメージをすべて軽減する。
青白の混成カードとして登場したドビン。常在型能力は特定カード・タイプのコスト増加。忠誠度能力はパーマネント1つのダメージの双方向の軽減。
- 常在型能力
- 対戦相手のアーティファクト、インスタント、ソーサリーを1マナ重くする。
- 3つものカード・タイプに対応しているため、ゲーム中で何かしら引っかかる確率は高い。特にそれらのカード・タイプを多用しがちなコントロールデッキ相手に有効な能力であり、テンポ・アドバンテージを稼いでくれる。
- -1能力
- 光の心/Heart of Lightに似たダメージの軽減。
- 基本的にアタッカーを無力化する擬似除去としての運用になる。回数制限こそあるものの、初期忠誠度から最大5連打できるため時間稼ぎとしては十分な働きを見せ、オーラなどと異なり毎回適切な対象を選び直せる柔軟性が売り。
- また、クリーチャーに限定されていないため、プレインズウォーカーや災厄の行進/Cavalcade of Calamityにも対応できるが、相手限定のためブロッカー作成には使えない。
足止めと時間稼ぎに特化したプレインズウォーカー。能動的にアドバンテージを生み出せる能力は持たないものの、ビートダウン、コントロールどちらに相対しても対戦相手の行動を遅らせる事ができるため、必ず一定の仕事をしてくれる。-1能力はあくまでも擬似除去であるため通常の除去より一歩劣る印象だが、前述した対象を選び直せる柔軟性や、常在型能力の存在、プレインズウォーカー関連の各種シナジーに期待できる点など、こちら特有の利点も多い。それらの長所を買われ、スタンダードではアゾリウス・フレンズで採用されている。
リミテッドでも対戦相手のファッティを無力化でき、こちら側は回避能力のあるクリーチャーで攻める白青の戦術に合致している。
ルール
- -1能力
関連カード
- ドビン・バーン/Dovin Baan
- 大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter
- 法を築く者、ドビン/Dovin, Architect of Law
- 支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control
サイクル
灯争大戦の混成プレインズウォーカーサイクル。常在型能力か誘発型能力と、マイナスの忠誠度能力を1つずつ持つ。いずれもアンコモン。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。
- 支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control(白青)
- 死者の災厄、ケイヤ/Kaya, Bane of the Dead(白黒)
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render(青黒)
- 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(青赤)
- 混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos(黒赤)
- 群集の威光、ヴラスカ/Vraska, Swarm's Eminence(黒緑)
- 暴君潰し、サムト/Samut, Tyrant Smasher(赤緑)
- 石の嵐、ナヒリ/Nahiri, Storm of Stone(赤白)
- 太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart(緑白)
- ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner(緑青)
開発秘話
このカードは元々、1/1飛行の飛行機械・アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成する能力を持っていたが、灯争大戦には他にも多数のトークンが存在するため、変更された。最終的にこのカードの能力は、サイクル中で最もカラーパイの曲げが大きいものとなったが(青にはガス化/Gaseous Formなどがあるが、このような形のダメージ軽減は基本的に白の役割である)、全体としてはドビン・バーン/Dovin Baanらしいデザインであったので許容された[1]。
ストーリー
ドビン・バーン/Dovin Baanはニコル・ボーラス/Nicol Bolas配下のプレインズウォーカー/Planeswalker。ヴィダルケン/Vedalkenの男性。
詳細はドビン・バーン/Dovin Baan (ストーリー)を参照。
脚注
- ↑ War Games/大戦のゲーム(Making Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)