鏡編み/Mirrorweave
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戦場に出ている全てのクリーチャーを対象となったクリーチャーのコピーにする。細胞形成/Cytoshapeの効果範囲を大きくしたようなカード。
以下にあるように、対象にするクリーチャーによって様々な効果を生み出す。対戦相手のコントロール下も含めた全てのクリーチャーに影響するため、使い方を間違えると自爆することになるので注意。
利用
- ロードや喊声持ちなどお互いを強化する能力を持つクリーチャーをコピーすると、とんでもないサイズになる。
- ただし、相手側クリーチャーもコピーで同じ性能になるので、単純に大きくなるだけでは相打ち、よくてチャンプブロックされるだけで終わってしまう。なんらかの回避能力を与えることを考えるべきだが、この場合は飛行や馬術のような「相手も持っていると回避能力として機能しない」能力は役に立たない。土地渡りや同色のプロテクションなどがよい。また、相手に対して十分以上にパワーを強化できればトランプルも有効。
- アトランティスの王/Lord of Atlantisなどは強化と回避能力とを併せ持つため、強力なエンドカードになる。
- 荘厳な大天使/Sublime Archangelにコピーした上で攻撃に参加すると膨大な数の賛美が誘発する。しかし、対戦相手のクリーチャーも荘厳な大天使になるため、有効に使うにはトランプルなどを付けるなどの一工夫が必要。
- 防衛を持つクリーチャーをコピーすることで、相手クリーチャーの攻撃参加を阻止、足止めとなる。
- 攻撃宣言済みの攻撃クリーチャーに防衛を与えても、足止めにならないことに注意。
- 裏返すと、自分の攻撃宣言後に羽毛覆い/Plumeveilなどの防衛のためにパワーを攻撃利用できないクリーチャーをコピーすることで、お得な打撃力を得られる。
- 頑強や不死を持つクリーチャーをコピーすると全体除去への対策となる。台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finksなどが色も合っていて使いやすいだろう。
- 攻撃時にブロック性能に難があるクリーチャーをコピーすることで、相手側のブロックを妨害して一方的に大きなダメージを与えられる。近隣ブロックではアッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gougerや沼のチンピラ/Bog Hoodlumsが候補か。
- ボール・ライトニング/Ball Lightningのような歩く火力をコピーすれば、こちらの攻撃をほとんどそのまま通し、なおかつクリーチャーをすべて除去できる。
- 元々のタフネスが0のクリーチャーをコピーすると、擬似的な神の怒り/Wrath of Godとなる。
- 聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryなどの、プレイヤーごとにP/T値が異なるクリーチャーをコピーすれば、戦闘時に一方的に打ち取れる。
- もちろんこの場合、状況を見て使わないと一方的に不利になる可能性もある。
- 虐殺のワーム/Massacre Wurmや火口の乱暴者/Crater Hellionのような一部のクリーチャーによる全体除去をかわすことが出来る。
- 置かれているカウンターはコピーされない。全体除去に対応してクロノゾア/Chronozoaをコピーした場合、コピーされたクリーチャーは時間カウンターが置かれていないのでクロノゾア/Chronozoaの能力を誘発する。
- 条件付きで戦場に残れるクリーチャーをコピーした場合、対戦相手だけに神の怒り/Wrath of Godとなる。
- 色拘束は強いが、聖句札の死者/Phylactery Lichをコピーすると対戦相手のクリーチャーが全てなくなり、こちらのクリーチャーがすべて5/5になる。
- ある条件下でコントローラーが変わるクリーチャーをコピーしてコントロールを奪った場合、永続的にコントロールを得る事ができる。
- よだれ垂らしのオーガ/Drooling Ogreをコピーした状態でアーティファクトを唱えた場合、全てのクリーチャーのコントロールを得る。
- 自身の状態を参照する起動型能力に対応して別のクリーチャーをコピーすると、能力を大幅に強化することもできる。
- トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblinの起動型能力に対応してコジレックの職工/Artisan of Kozilekをコピーした場合、与えるダメージは10点になる。
- マイアの繁殖者/Myr Propagatorの起動型能力に対応して別のクリーチャーをコピーした場合、戦場に出るトークンはそのコピーした別のクリーチャーのトークンである。
ルール
- クリーチャー化している本来クリーチャーではないパーマネント(例:ミシュラランド)をコピーした場合、コピー元以外のクリーチャーはクリーチャー化していない状態でコピーされる。
- 『伝説のクリーチャー』は対象に取れないが、クリーチャーとなったプレインズウォーカー(現在はギデオン・ジュラ/Gideon Juraのみ)は伝説のクリーチャーではないため、対象に取ることができる。その場合、プレインズウォーカーの唯一性ルールにより全てのクリーチャーが墓地に送られる。
- コピーには乗っている+1/+1カウンターなどによる修整はコピーされない。また、タフネス1のクリーチャーをコピーすると-1/-1カウンターが置かれているクリーチャーは墓地に送られる。