ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder

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2023年11月29日 (水) 01:22時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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Tishana's Tidebinder / ティシャーナの潮縛り (2)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)

瞬速
ティシャーナの潮縛りが戦場に出たとき、起動型や誘発型である能力1つを対象とする。それを打ち消す。これによりアーティファクトやクリーチャーやプレインズウォーカーの能力が打ち消されたなら、ティシャーナの潮縛りが戦場にあり続けるかぎり、そのパーマネントはすべての能力を失う。(マナ能力は対象にできない。)

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もみ消し/Stifle内蔵したマーフォークウィザード。さらに戦場アーティファクトクリーチャープレインズウォーカー能力打ち消したなら、その能力失わせ続ける。

もみ消し系カードは、繰り返し使える能力を打ち消してもすぐに再利用されてしまう弱点があったが、このカードは能力を失わせることでそれを克服している。クリーチャーならばともかく、非クリーチャーのアーティファクトやプレインズウォーカーならば潮縛りが場に残る限り無意味な置物にできる。常在型能力も巻き込んで消すので、例えば一つの指輪/The One Ring破壊不能を消して潮縛りが除去される前に完全に破壊するといった芸当も可能である。

呪文打ち消されない効果を付与する手段はいくつか存在するが、能力に打ち消されない効果を付与する手段はイクサラン:失われし洞窟現在皆無である。したがって、打ち消し対策の対策にもなりうる。呪禁プロテクションなどを持つパーマネントであっても、それが誘発起動させた能力に関しては基本的に耐性がかかってないので無効化可能。

これが戦場を離れると無効化も解けてしまうので、出した後はパワー3を活かして除去手段を引かれる前に手早く押し切れるとよい。マーフォークであるため、ヴォーデイリアの呪詛抑え/Vodalian Hexcatcherモダン以下なら各種ピッチスペルなどで守りやすいのは強みである。

モダンではクリーチャー・タイプを活かしマーフォークデッキで採用される。また、カスケードクラッシュでも採用される。後者で採用される理由としては、クロック・パーミッション的な動きを取るデッキであること、天敵の虚空の杯/Chalice of the Void対策になること、アノールの焔/Flame of Anorの強化条件を満たせることなどが挙げられる。

ルール

  • 能力を失わせる効果は種類別の第6種である。第6種の効果を他にも受ける場合はタイムスタンプ順に継続的効果が適用される(CR:613.3)。
  • ETB能力解決する前にティシャーナの潮縛りが戦場を離れた場合、対象にした能力は打ち消されるが、発生源パーマネントは能力を失わない。詳細は継続的効果を参照。
  • スタック上にある呪文や能力の対象として、その呪文や能力自身を選ぶことはできない(CR:115.5)。したがって、稲妻曲げ/Bolt Bendなどでティシャーナの潮縛りの能力の対象をその能力自身に変更して無力化することはできない。
  • 「◯◯・カード」「◯◯である発生源」のような表現を使わずに単にカード・タイプだけが書かれている場合、それは戦場にあってそのカード・タイプを持つパーマネントを指す(CR:109.2)。つまり、ティシャーナの潮縛りが能力を失わせるのは、戦場にあるアーティファクトかクリーチャーかプレインズウォーカーを発生源とする能力を打ち消した場合だけである。
  • ティシャーナの潮縛りで能力を失わせられるか否かは、解決時にその能力の発生源が該当するカード・タイプを持つかにより決まる。誘発または起動した時点のタイプが該当する3タイプであったとしても、解決時にそれらのどのタイプでもないなら、能力を失わせることはできない。
  • 一度ティシャーナの潮縛りの能力が解決して能力を失わせられたなら、そのパーマネントが後で該当するカード・タイプでなくなったとしても能力は失われたままである(CR:611.2c)。
  • すでにスタックにある能力は、その能力の発生源が能力を失っても影響を受けず、そのまま解決される。
    • 激情/Furyのダメージを与える能力を打ち消しても、生け贄に捧げる能力はそのまま解決される。

参考

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